この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

トール

百騎長の男メシ「プロロ~グ」

ゑゐりあん/トール > ん~ッ!!終わったぁぁ!!!(時刻は夜の八時過ぎ。窓の外からは、淡く輝く街灯が星のように輝いていた。ここはフェニクス騎士団本部にある百騎長専用の執務室。トールはそこの中央にある机に座り、書類の束を前にして伸びをしていた)まったく、俺は根っからの体育会系だっつーの。こういうのは万騎長とかに任せるべきだとおもうんだけどなぁ(なんて文句を言いながら書類を見つめるトール。しかし、それでも仕事はしっかりと片付けているあたり、彼の性格が伺えるだろう。さぁ、これから何をしようかなんてぼぅっと考えていた最中であった)グゥ~…(どこかからか、間抜けな虫の声がした。しかし場所は容易にわかっている。トールの胃袋の中である。朝からずっと椅子に座って仕事と格闘していたのだ。昼食夕飯はもちろん食べたが、それでも集中して仕事に取り組んだのだ。小腹も減るというものだろう)   (8/20 15:19:17)
ゑゐりあん/トール > どっか食いにでも行くか?…けどなぁ…(外に出て食べに行く気力はないし、そもそも店で注文するほどに腹が減っているわけでもない。さてどうしたものか。…なんて悩む必要はなかった。トールには、百騎長にはその悩みを解決する手段があるのだ)…っしゃぁ。気分転換がてらにでもなんか作るか!(そう言いつつトールは勢い良く立ち上がった。そしてかたっ苦しい騎士団の制服を脱ぎ、代わりに簡素な服に着替える。清潔に保たれたその服だが、よく見れば所々にシミがありよく使い込まれていることがよく分かった。そしてトールは執務室を出て食堂へと向かうトール。時折すれ違う騎士たちは、簡素な服装の彼を見て笑みを浮かべている。三年前の戦争を生き残り、前任者が前々任者共々雲隠れして空白となった百騎長の席に選ばれたトール。ある者は彼を雷人と呼び、ある者は彼を幼子の守護者と呼ぶ。そしてまたある者は彼を…)さーて、今日は何を作るかなぁ~っと(料理騎士・トールと呼ぶ)【百騎長の男メシ「プロロ~グ」】   (8/20 15:19:23)