この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

ゼダス&ドクター

西の万華鏡

ガエリオ/ゼダス > (すっかり辺りは暗くなった。時刻は19時半に差し掛かろうとしているだろうか。…そんな夜を王都では見られない灯り達が所々、明るく彩る。提灯、篝火…奇妙な形ながらも独特な光量が尊華らしさを出しているものだ。___王都から外に出る事すら珍しい僕が何故東の国に訪れたか。…“とある人が尊華の文化に興味を持ったから” …と、それだけ置いておこう。到着したのは昼頃、……参拝を始め尊華特有の個人的には理解し難い文化は遠目から二人観光気分で眺めた後、夜のメインイベントまで互いにしたいようにのんびりと時間を潰していた。___そして、時間調整通りながら…せっかくならばと衣替え等も行う為鳥居付近に設営されていた【浴衣貸し出し】の出店に丁度お世話になっていれば…一足先に、出店の中から___からん、からん、音を鳴らし外へ…姿を表した。)『……。…結構、涼しい…』(黒い浴衣。同じく黒い下駄。腰付近には紺色の帯を巻いて。…親しみのない衣装ではあるが、案外悪くない。こう思うのは珍しいものだ。大抵一つや二つ、文句が出るから。…ぁぁ、出ていた。下駄って、なんだか慣れるまで…歩きにくそうだ。)   (8/9 13:10:38)
ガエリオ/ゼダス > (まぁ、いい。帯に挟み込むように備えられている白い紙扇子…右手で取り出し、両手で広げれば“青いアサガオ”が彩られていた。___これで、仰ぐのか。瞬きしつつ…『ふぅん…』なんて声を漏らし、元の位置へ納めておこう。男性の方が着付けが早く終わるのは察していた。前を見れば異様な数が立ち並ぶ出店に、まぁ貴女も僕も苦手そうな人混み。お金、落とさないようにしなきゃね。…耳を傾ければ聴こえてくる聴き慣れない囃子の音と神輿の掛け声。…本当、王都とは大違い。当たり前だけど。海祭り以降…貴女はこうした場に出る事に耐性がついたのだろうか? 僕も含め、あれ以降0では無いとは思うけど。…貴女からの誘いって言うのは珍しかったから。____まさか、あの時のおもてなしの返しでは。…いいや、考え過ぎか。一先ず、浴衣の出店の傍にでも立ち、人の邪魔にならないようにしながら辺りでももう一度眺めておこうか。)   (8/9 13:10:51)


ひよ。@ドクター > ふだん着慣れないような装い、ボタンなどは当然無く、布で身体を覆ってはひとつの帯で腰元を締め、それだけで固定するような尊華の装いは、厭に苦しいし、何より、脚を前後に開きにくいがために、これはまた歩きにくい。加えて、彼らの用いる靴はウェンディアでいうサンダルから、余計に固定具を減らして履きにくくしたようなもので、鼻緒に足の指を通すだけで踵は浮くし、歩くたびにカラコロと木の擦れる音が耳に入ってきて、どうにも落ち着けるものではないのだが、しかし尊華の人はこんなものにすら美を見出し、彼らなりにいうのであれば“風流”なものだというのだから、根本的にウェンディア人と異なる思考をしていることは明白だろう。“お嬢さん、腰が本当に細いねえ。苦しくはないかい?”と、背後から声がするので、特に飾ることもなく“厭になるほど苦しいです。でもそれをしないと、着れないんでしょう”と。して、苦笑。“その通りだよ。慣れない衣装で大変だとは思うけどね、それすら楽しまなきゃあ、そりゃ、損ッてものよ”と。   (8/9 13:30:59)
ひよ。@ドクター > 髪はとうに結われ、露わになった頸はやけに風に当たるので、すうすうとしてあまり落ち着かない。コサージュのようなものまでご丁寧に用意されており、私は着せ替え人形ではないというのに。“よし”という声が聞こえ、“済みましたか”と返せば、“ああ、終わったよ。あの人は連れかい? 楽しんどいでよ”と、……。「ええ、まあ、程々に。また帰り際に寄るですから。──時間を掛けてしまい申し訳無いですね、ミスター。この服装は歩きにくくて仕方ありません、あまり急がないでくださると私も嬉しいです」暖簾を潜り、視界に提灯だったり、屋台だったりの光と、縦横に行き交う人々の喧騒が入り込む。そこから視線を横へそらせば、黒い浴衣に銀髪の映える上司の姿があった。私がそう声を掛けて、いずそうに自らの帯の辺りを弄びつつ。   (8/9 13:31:14)


ガエリオ/ゼダス > (____やがて貴女が出店から姿を表せば、暖簾は揺れ謝罪ついでに文句が少々聞こえる。平常運転だ。…二人揃って此処がいい等と抜かすほど甘い人間ではないし。…貴女の方に顔をそっと向ければ…ひらり銀髪は靡く。)『……。…いえ、“また派手に”やられましたね。…ドクター。ゆっくり行きましょう…? “花火”まで時間はそこそこありますから。』(水着とはまた違う何か。…言葉にしたかったけど…少し見送ってしまった。 そういえばあの時の水着、後程聞いたら使用人だかに持たされただとか。…本人の意思でも無いのに様々なものを毎度彩られて。…やられたという表現がよく合う。どうせこの人混みなのだし進むにしろ…ゆっくりゆっくりだろう。元より、貴女に歩幅くらいは合わせてみせるよ。僕にだってそれくらいなら…出来る。身体も向け、貴女の隣まで歩み寄る事にしては)   (8/9 14:09:04)
ガエリオ/ゼダス > 『…随分とキツく締められたみたいで。……しかし、見た事のないものばかりですね。…食べ物とか。____一先ず、眺めてみましょうかっ。』(隣に着くなり、窮屈なのか帯に触れている貴女。…慣れないから単に触ってるだけ…?分からないが着慣れぬ物を着せてもらうとなると仕方の無い事なのかな。…此処まで来たら慣れてもらうしかないかもしれないが。…屋台へと眼を向ければ、馴染みないものばかりが立ち並ぶ。ウェンディアにはないものばかり…東の国らしくいいと言う人もいるかもしれないが。…興味深く眺めるが良しか。…前へ…屋台側へと進む事にするものの、貴女の歩みを気にするようにゆっくりゆっくり。なるべくペースは合わせてあげよう。)   (8/9 14:09:38)


ひよ。@ドクター > 相手の言葉に短く“ええ”と返せば、歩き始めた彼に合わせて、いや、この場合は彼が合わせてくれているのだろうけれど、とにかくその横を歩きつつ周囲を何度か見渡してみる。夏の夜は涼しく、しかし人々や屋台から放たれる熱気で、体感的にはさほど変わらない。腹部がかなりきつく締められていることもあってか、普段ラフな服装であるためにどうにもこうにも息が苦しい。こんな装いを普段からしているなんて、尊華は屈強な者共だなんて思いながら。歩くたびに下駄を引きずりからからと鳴らし、どこか涼しげなその音は自らの足元からもそうだが、勿論、隣を歩く彼からも、また周りの人々からも同じように響いて、恰も何かのさざめきのよう。「誘ったはいいのですけど、ミスター、私はあまり物欲がないのをきっと貴方は知っているはずです。何も言わなければきっとどんどん歩くだけになりますから、何かを見つけたら声を掛けてくださいね」   (8/9 14:36:57)
ひよ。@ドクター > 横目で相手を見やり、そう投げかける。確かに尊華のものは、当然ウェンディア人である我々は興味を惹かれるものではあるけれど、先程から屋台の数々の商品の、その値段を確かめていたが、なかなかどうして、どれも原価よりかなり割高に設定されていて、密かに粗忽ッかしく、内心で絶句しているようなものであって。   (8/9 14:37:08)


ガエリオ/ゼダス > 『…まぁ。…はい。______ふむ…。』(案外、歩くのは大丈夫な様子…。やはり帯なのだろうか。…貴女の歩幅を心配していれば目にもよく入る。時折休憩を挟んであげたほうが良さそうか。 締め付けを覚えると案外体調にも響くから。一応、せっかくの観光とも言える時だ…苦しく終えるのは誰だって嫌なはず。 ふいに投げかけられた貴女からの言葉は心当たりがとてもあった。屋台の多くは食べ物…貴女は食事に興味を持つ人ではない。こういうのに触れてもらうなら僕から行くべきだろう。 此処の所、無言で各々が動くのも気まずく無くなったが、…投げかけられた手前、何も無しもあれだ。歩きながらも腕を組めば…。ひとつ考えた。目に入るもの、目に入るもの。出店の人達は呼び込みに必死だろう。こちらに声を掛けようと…考えている間は無視無視。)   (8/9 15:16:52)
ガエリオ/ゼダス > (出来る限り並ばず、素早く手に入るもの。______うん、あれだ。)『ドクター、あれがいいです。』(そうとだけ声を掛ければ…甘い香りを放つ出店に足を向けた。正直な事を言うなら…僕の好みでもある。しかし、あまり親しみは無くとも分かる祭らしさもあればシェアの点を考えるととても都合の良い品。…わたあめ。時間帯的には晩御飯時と言われても…僕等には存在しないような時だろう。細かい事は無し無し。歓迎の声が出店の主からかけられれば…『ひとつ、下さい。』とお金を用意しさっさと購入へ。高くとも普段個人的にお金を使う機会もないのだし、こういう時くらいは気にしない。…二つ購入しても…貴女には大き過ぎるはず。ひとつ、またひとつと巡る様に楽しむ事にしよう。)   (8/9 15:17:03)
ガエリオ/ゼダス > 推測通り提供のはやさだけは他の焼き物よりも圧倒的に速い。割り箸にふんわり、大きく刺さり盛られた白いわたあめ。一つお礼を伝えれば、その出店とはお別れ。歩きつつもさっそく…先ずは指先でつまみ、ちぎるように一口大へ。己の口を少し開けて運べば…噛む動作なんていらない。すーっと、消えていく。…食感がない分甘味が薄い気がするけど…なんだろう。…おかしいのかな。___まぁ、いい。再び指先でつまみ、少し長くも…食べやすいようにちぎれば、貴女の方を少し向いて寄せ。)『……前回の、その。…お返しです…。』(アセロラはよく滲みたものだ。色々と。…それのお礼と言っては安いかもしれないけれど。僕から。何処に寄せたものかとも思ったが…頬をほんのり赤く染めつつ、貴女の口元に近づけた。)   (8/9 15:18:01)


ひよ。@ドクター > “あれがいいです”と声を掛け、硬貨を用意し、ふと近くの屋台へ相手が歩み寄っていった。人の波に押し流されてしまわないよう、極力そのすぐ後ろをついてゆきつつ、相手の取引を横から、何を買うつもりなのだろうと眺めていれば、彼が手にしたのは中央に亀裂というか、凹みの入った平べったい棒に巻き付けられた綿のような糖類の菓子。甘党を拗らせている彼らしいチョイスではあるが、私はその菓子の名も味も、どれも知ったことはなく、不可思議そうに見つめていれば相手がそれを小さくちぎり、指先で摘んでこちらに差し出してきては“お返し”なんていうので。「お返しをされるようなことは、私は別に何もしてないですよ」   (8/9 15:42:15)
ひよ。@ドクター > と普段通り素っ気なく返しつつも、横髪を中指と親指で押さえつつ顔を近づけて、確かに受け取る。唇にその綿のようなものが触れ、口腔の中へ落とされるのと同時に、それはすぐさま溶けてゆく。食感とは到底言えないが、しかしそのおかしな感覚は、これまでに体験したことはない。腹は殆ど満たされることはないだろうけれど、それでも多少の糖の補給には丁度いいだろう。「……何というか、そのままに、如何にも“糖”という感じの風味ですね」それはとても表現するのが難しく、ぎこちなくそう言っては相手の瞳に視線を合わせ、どこか近場の柱にでも寄りかかって。   (8/9 15:42:26)


ガエリオ/ゼダス > (相変わらず。大層な事をしたのに“何もしてない” と来た。…困ったな。あれが何の枠にも当てはまらないなら僕のあの時の醜態は悲しくも何の意味も持たなかった事に。…まぁ、貴女が忘れてくれてるのならいいのだけど。…貴女に受け取ってもらえば、それと同時に己に何か耐性がついていることを実感する。…海祭りじゃハードなトレーニングがあったもの。この程度…序の口とも言えそう?進歩した。…)『はい。…コーヒー味があれば尚よかったですね。』(これは僕好みのもの。…風味が加わればもう少し貴女は喜んでくれたかな。ぎこちなくとも…でも、嫌そうで無く安心した。…視線があった後、一度近場の柱で羽休め。貴女の隣でこちらも視線を外し背を柱に預けては…少し、沈黙。____…流れ行く人の波。…こういうよくある光景すら、当たり前のようにして見るようになったの、最近だったかな。そう思えば…ふと、眼を合わせる事もなく。)   (8/9 16:26:24)
ガエリオ/ゼダス > 『…ドクター…。……貴女と出会ってから…随分と色々な事に触れ合うようになった気がします。海や祭は当然初めてだったし、そもそも…行こうとすら思わなかった。…真名を明かしたあの時。僕の道を見せるなんて格好を付けたのに…貴女から学んだ事の方が、今や多いとは。』(貴女が教えたつもりは無くとも…同行、付き合ってくれただけで記憶にはしっかりと残る。…僕には今まで貴女のように着いてきてくれる人は居なかった。精々僕が背中を追った程度。…だから、色々な事がはじめての経験だった。結構な時間が経ったはずなのに、つい最近の事のように思い出せる。…懐かしい感情を、貴女との時間で思い出せた気がしたんだ。…何と表現すればいいかは、曖昧だけど。)   (8/9 16:26:38)


ひよ。@ドクター > 「──私は別に、貴方に何かを教えたつもりはないのですけど。全て貴方が自分から見出したものでは、ミスター?」謙遜のつもりはない、そのままのことをそのまま告げただけだ。事実私だって海にも、祭りにも、これまで16年という時間を生きてきて、一度も行ったことなどなかったのだから、条件だって彼とはまるで変わらない。であれば、私自身が彼に何かを教え授けるというのは違って、逆に、私が彼から何かを教わったというわけでもなく、常に人のそばに当たり前に漂っている何かを互いに見出しているだけなのではないか。──しかし、彼もよく、面白いことをいうものだ。柱に寄りかかったまま、横目で相手を見る。   (8/9 17:32:26)
ひよ。@ドクター > その奥を見る。ガス灯とはまた異なる、ごく優しい雰囲気の橙色の照明があちこちに灯り、そうしてそれが逆光となって、彼の横顔に影を落とさせるが、確かにその瞳だけは輝いているようにも思える。「欲を言うならば、私はもう少し貴方から何かを教わりたいものですよ、ミスター。貴方の見る世界でもいいですし、それこそ技術に関するものでもいいですし。私としては後者の方がいいですけど、貴方が私から何かを教わっているのなら、また同じように何かを教えてください」視線を戻し、緩く握ったような片手を自らの胸元にそっと添えつつ、行き交う人々を視界の端に、暗くなりつつある夜空を見上げて。   (8/9 17:32:36)


ガエリオ/ゼダス > (自ら見出した。…とするならば、やはり僕は“甘い”のかもしれない。…いいや、貴女の前では人でいる。 人間臭いと言ってはくれないか。…この懐かしい感情を。…3年忘れていたものを。…人と触れ合う事でしか学べない事は多く存在する。独学とはまた違う世界。貴女が関わってくれたからこそ…知った事が僕には多くあるんだ。…面白いとでも変とでも、何と言ってくれても構わないよ。)『…勿論。控えず言うのも貴女らしい。…ドクターが知りたい技術があるのなら…僕が持っている範囲で出し惜しみせず教えますとも。_____だから』(“私としては後者の方がいい”…ね。らしい、実にらしい。…珍しく、口元に笑みを浮かべた。…貴女が知りたがるなら教えるとも。…何も隠さず。…互いに教え合うだなんて、いい関係性。……でも、少し欲張っても…いいかな。言葉は、続いた。)   (8/9 18:21:23)
ガエリオ/ゼダス > 『“僕がステージ”を降りるまでの間。…もっと…思い出をくれませんか。リック。……まだ祭は回り始めたばかり…でも、あっという間にそれも終わってしまうはず。……争いばかりだった僕にとって、貴女とこれまで過ごした時間は…楽しくて、…つい、時間を忘れていられた…。 謀反の後、僕の身がどうなるかなんて僕自身も分かってはいません。……今のうちに、少しでも。___貴女との時間を大切にしたいんです。』(海祭りの時もそうだった。仕事を忘れ、貴女との時間にそっと身を委ねていた。…貴女の感情について言い合った時、書類をズラし不機嫌にした時。司祭の元まで運ばれた時。…全て思い返せば思い出。…今では笑みをそっと生む記憶の一片。…紡ぎ続けたくもあるが、…止まらないレールの上を走っている事実は揺るがない。)   (8/9 18:21:35)
ガエリオ/ゼダス > (…終着点が訪れるまでに。少し、もう少しだけ…“楽しみたい”。…引くに引けない身だからこそ、こんな我儘を口にする。…その時がくれば、僕はこの綿菓子のように…音もなく消えてしまうかもしれない。…夜風は静かに突き抜ける。…そっと、紅い瞳を貴女へと、寂しげに向けるのだ。)   (8/9 18:21:44)


ひよ。@ドクター > 「ミスター。貴方の懸念はごもっともです。ましてや貴方だけでなく、私すらどうなるかも分かったものでない。だから、そう言いたくなるのもまあ……分からなくもないですけど」柱に体重を掛けていた姿勢を元に戻し、数歩だけ前に歩み出る。木々の上に仄かに暗く、元々が青空であったことを思わせる色味をした空が広がり、白い洋墨を散らしたように少しずつ星々がその姿を覗かせていた。身体は灯りに、人々の喧騒と向き合いつつ、顔だけ見返り、相手の目を見つめる私の顔は、きっと影になっているのだろう。一歩足を出す、その都度に、あの下駄の音が耳に入る。腕を後ろで組み、そう言葉を言い切ってから、今度は身体ごと振り返ってみせる。「ただ、貴方の未来演算にはひとつ間違いがある。貴方がステージをおりても、きっとその道は途絶えさせたりはしませんですから。私が、それを繋ぐためにここにいるんです。思い出くらい、いつでも作ればいいんです。ミスターが言うなら、私は怠惰にならないでしょうからねえ」   (8/9 18:58:13)
ひよ。@ドクター > 少し離れた彼との距離を再び戻すべく、今度は向かい合ったままに相手の方へ歩み寄る。視線こそ少し下を向け、それこそ、自分の下駄を見ながら歩いているようだけど、どうせ私がどこを見ているのか、きっと伝わるだろうから。「ですからミスター。……ぁ、っと」前に出た左足に、次に出した右足が突っかかり思わず体勢を崩す。丁寧に足元を見て歩いていたというのに、しかしよもや私が人前で転ぶことになろうとは。そう脳裏に冷静な普段通りの言葉は浮かんでいくけれど、どうにもこうにも、途端に真下へ向かいつつある視界はやけにゆっくりに思えて。   (8/9 18:58:24)


ガエリオ/ゼダス > (私すら。___…共倒れの未来も勿論、あり得る。あり得る話。…そうはさせないと話しても貴女は飲み込んでくれるだろうか。飲み込んでは…くれないはず。そんな方法は存在しないと言うかのようにいつもの口調で。……貴女の姿勢は元に戻る。見返る顔には影をつけて。…身をくるり、振り返る姿を見つめれば。)『……。____それは、分かってます…。…しかし貴女にだって、…間違いがある。とても大きな_____っ……!』(その後は貴女に託すとも。…続きを描いてもらうために。僕が言えば完璧なまでに物をこなす事だって理解している。…しかし僕の未来演算が間違えていると言うなら、貴女の未来演算だって間違えている。それも、とっても大きな間違い。…不慣れな様子で歩む貴女…何処を見ているかは理解してるとも。…こちらも話しながら向き合うようにしたその時だ。…貴女の身がぐらり、バランスを崩した。下駄と下駄の打つかる音。右眼が大きく開き、言葉を閉ざす。)   (8/9 19:40:55)
ガエリオ/ゼダス > (手に持っていた綿菓子…それを勿体無いなんて思う事はなく、パっと…手離せば、それは地に転がる。…気にせずに前へと飛び出した。 前に向けて倒れるなら、…身を少し屈ませては両手を広げ、貴女を前から抱き抱えるようクッション代わりに。…下から上へ。…格好良く決まればよいものの…僕自身、あまり力はない。変に飾る余裕も。…右膝を地面につければ、降ってくる貴女の身…貴女の右肩に頬を軽くぶつけてしまうものの、転倒による痛みは微塵もないはず。何とか、間に合った。…貴女の背に手を回したまま…瞳を細めれば…安堵の息を吐く。……しかし)『……はぁ…っ、…大丈夫、ですか…。_____ッッ…ぁっ、あぁ、!…ごめん、なさい…。その、…出過ぎ…て…。』(声も一つ掛けた。だが…このような密着状態。男性が出過ぎるなんて良いのか、どうか。…でもバッと離す訳にもいかない事実。とりあえず…謝罪、謝罪を一つ向けるしか無かった。)   (8/9 19:41:09)


ひよ。@ドクター > 殆ど身体と地面とが平行になったような感覚がまずあって、それから、派手に転べばそれはまあ、痛いだろうとある程度腹を括ってはいたのだが、しかし、脳裏で推定していたよりも早く私の身体は何かにぶつかった。倒れるその途中からは、私自身思わず目を瞑っていたので、それが何かは今、こうして目を開いた瞬間に初めて把握でき、そうしてそれは自身の状況を理解することにも即座に繋がった。目を開けばまず、視線のすぐ先に黒い布地が見え、また自らの背中には手を添えられている感覚がある。目を数度、開いたり閉じたりしながら視線を上の方へ向けてみれば、見慣れた顔だけど、それが本当にすぐ近くにあったので、どうしたものか。「──〜っ!?」視線を合わせようにも、近すぎて中々に焦点は合わないし、やけにいつも以上に動転してしまっている自分がいる気がする。   (8/9 20:13:20)
ひよ。@ドクター > はと気付き、眼だけを動かして周囲を見やれば、幾人かの視線は確かに注がれていて、考えるよりも先に身体が動いた。倒れかけ、彼に支えられた身体を自ら起こして、何事もなかったように素早く、少しだけ距離を取ってみせる。何だろうか、見慣れた顔であって何も思うことのない顔だというが、だが途端にあの距離にいれば、……。わからない。どうしたものか。不思議と目を合わせられなかったのはどうしてか。そう考えつつも、とにかく自らを受け止めるために動いてくれた相手に手を差し伸べつつ、「……ええと、その……まずはミスター。貴方に感謝を」なんて、自然を装い。   (8/9 20:13:30)


ガエリオ/ゼダス > (そう、当然と言えば当然。…出過ぎたけどこうしなくてはならなかった。周りからの視線は当然降り注ぐ。ちく、ちくと。…それがまた己の頬を赤める原因になる。…貴女が素早く身を起こし距離を取るものだから慌てて手を離そう。…毎度何か出掛けるたび、こう…何か分からぬ感情が押し寄せてきている気がする。…一気に気温でも、上がった…のかな。片膝をついたまま、少し…下らぬ思考を働かせていれば。)『……気に、なさらず。……。』(差し伸べられる手…、貴女を見て言葉を向けるはずではあるものの、目は……いつもなら、合わせないはずだった。…恥じらいは当然ある。でも…貴女が合わせなくても。今回ばかりは貴女の顔を見上げ、差し伸べられた手を取った。____こ、こう考えればいい。最悪を想定して動くのだと。)   (8/9 20:44:02)
ガエリオ/ゼダス > (そう考えた後、ゆっくり立ち上がれば。…貴女の手に触れる自身の右手は…きゅっと。貴女の手を握る。…出過ぎだとは分かってる。分かってるけど…)『……慣れるまで、……こう、しましょう…。…ドクター。____ぁ、…貴女の眼にくらい…なれますから…。』(そう、伝え終え視線をすぐ様離せば。優しく…貴女の手を引いた。離れて転ばれたら…助けられないし。こうしていれば、すこしは安全なはず。勿論ゆっくり歩いて…手を、繋いでいれば。__落とした綿飴…放置するわけにもいかない。…転がったそれの前までくれば…左手で砂利のついた綿飴を拾い上げようか。______星が光る夜でよかった。昼間だったら…格好、つかなかったよ。)   (8/9 20:44:13)


ひよ。@ドクター > 私の手を引いて彼が立ち上がれば、そのままに、少しばかり骨張った指が私の手に繋がれる感覚があった。どうしてか、先程から視線を合わせようとしても、不思議と見れないし、心臓が耳の真横にあるかのように、けたたましいその鼓動が聞こえる。どうしたものか、きっと体勢を崩して焦ったものが、今も残っているのだろうか。ここまで小さな人ではなかった気がするが、とにかくは彼が、地面に激突しそうであった私を助けてくれたのだから、良いだろう、では、その結果どうなったと、思い出せば何とも形容しがたい未知の心情が、湧き水のようにじんわりと溢れてくるような気がして、彼の体温の伝わるその手も、不思議と離してしまいたくなる、どこかへ駆けたくなる。   (8/9 20:58:55)
ひよ。@ドクター > そんなことはこの靴、いやサンダルでは叶いもしないというのに、正解だと思って言い放った答案が間違いで、あちこちの失笑を招いた子供がいるとして、あの感じに、きっと限りなく近い。自棄になって、もう、声すらあげたくなるのを密かに抑え、離してしまいたい、けれど、どうか離さないでほしい。支離滅裂な思考に埋め尽くされた脳裏は徐々に熱を帯び、冷却しようにも不思議と追いつきはしないようで、ショートでもしたらどうするものか。「えと……み、ミスター。この後はどうするですか、その、行きたいところとか」隣の彼とは逆の方へ顔を向けつつ、平静を装った声色で問いかけ。   (8/9 20:59:08)


ガエリオ/ゼダス > (繋いでおくと言ったまではいい。100歩譲って。…しかし、……“離されなかった”。振り解くとか、貴女らしい行動は少なからずも予想した。…だが繋がれた、まま。このまま貴女と、…リックと手を繋ぎ、人混みを歩く。____だめだ、繰り返すな。脳内で繰り返せば繰り返しただけ寿命が、縮まる。___何も自然な事と捉えよう。そう、仮にも男だろう。今まで考えていた細かい事などとりあえず置いて…さ。左手に持つ割り箸が僅かに震えるが、…己の胸でそんなもの隠してしまう。提灯と篝火の灯でバレるじゃないか。…一呼吸、とりあえず置く。息をなるべく殺して。)『ぇ……。…は、花火が見えそうな…、そう、花火が見える場所に、行きましょう…っ。っ、ついでに…ゴミも捨てて…。』   (8/9 21:24:13)
ガエリオ/ゼダス > (本当は限界だったんだ。さっき貴女に言葉を伝えたときに顔を見たところで。既に限界だった。…貴女は今眼をこっちに向けている?それとも、離している?…声は至って普通にも聞こえる。こちらも眼は向けぬままに、貴女に行きたいところを問われれば…時間的にそろそろであった…気がする。花火が。とりあえず景色に救われたい。眼を何処に向けていいのか本当に分からないんだ。…気づかれぬように、ずるくはあるけどなるべくもう、どうなってもいいからこの場は格好をつけさせておくれ。手を引いた手前。ここまでやって格好が悪かったら悪いが死ぬまで引き摺ってしまいかねない。『___行きますよ…』と一言添えては…再びゆっくり移動を。屋台の波を潜り、なるべく人が少なく、それでいて空がよく見えるスポットを目指そうか。修羅場でしかない。この人目の数は。)   (8/9 21:24:24)


ひよ。@ドクター > 「え、あっ、花火ですね、分かりましたです、では行きましょうか……あっ」普段の癖か自らが先導しようとした。が、一歩早く声を掛け、私の手を引っ張ったのは、他でもなく私の手を握っている彼だったので、普段であれば特段困ったこともなく、その先導の後を歩くのだけど、どうにも今日は、いや、先程からは勝手が違う。だからそう、相手の言ったことを無意味に反復してしまうし、ぐいと寄せられて、予期していなかったが為に多少の勢いが余って相手の肩に少しだけ自らの身体が触れた時に、やけに警戒をして一度顔を見るのだけれど、すぐに正面を向き直してしまう。指先を少し動かせば、そこに先ほどと同じ骨張った手があり、ましてこうも人に塗れているのだから、少しでも緩めて仕舞えばすぐに離されるのだろうか。それは困ると、繋がれた手を握る力を、ほんの少しだけ、それも弱いのだろうけれど入れてみる。   (8/9 21:57:32)
ひよ。@ドクター > 後は、もう、彼に任せよう。どこで花火を見るつもりなのか、皆目見当も付かないのだけれど、彼のことだ、なんだかんだで、良い結果をこの中に見出してしまうに違いない。どこか甘ったるいようなその香りは、甘党故の彼のものか、袖に炊き込められた香か、私のものなのか、或いは屋台のそれなのか、分からないけれど、鼻腔に流れ込んでくる。「……尊華の花火、どれほどのもの、なんでしょうね」切り出さなければ、気まずい沈黙が流れるだろうと、適当な話題を降りつつ隣を歩き、手は離さず。   (8/9 21:57:43)


ガエリオ/ゼダス > (しまった。唐突に引っ張りすぎただろうか。…妙に敏感になった気がする身体。貴女の身体が己の肩に触れれば…ぴくっと身を跳ねさせる。…つい、こちらも顔を貴女へと向けてしまえば…偶然にも合う互いの視線。こちらも直ぐに正面を向き直すものの、次は繋ぐ手に感触が。…擽ったい。汗、かいてしまったら離されてしまうかも。離して欲しくないと…思っている…? 僕が…。 でも生理現象をどう曲げたものか。…手を引きつつも眉を下げていれば、貴女から加えられる微量な握る力。少し驚いた表情をしてしまう。…そう、弱まったのではない。寧ろ増した。握る力が。…ぎこちない繋ぎ方、でも…少しでも、繋がっているように。指先をそっと絡めた。)『……ん、…本場のものなら、大きくて、綺麗なんでしょうね…』(なんだその回答は。会話を繋げる気がまるで無いじゃないか。僕。 …せっかく沈黙を裂いてくれる一手を貴女がくれたのに。…屋台に備えられたゴミ箱にさりげなく、落としたそれを捨てては…。鳥居付近まで、戻ってきた。)   (8/9 22:23:38)
ガエリオ/ゼダス > (さぁ、場所を探そう。…そう、思った時だった。)『_______ぁ。』(特徴的な空に昇る光の音。…そして、火花は空に大きく様々な色の花を音と共に咲かせる。…眩しく、そして祭を楽しむ人々の歓声と共に。…場所探しをする前に、こんな場所で始まってしまった。…もう少し、雰囲気のらしい所があったはずなのに。人がチラホラと見える鳥居の前でだなんて。格好、悪いな。最後の最後まで決めたかった。…すこし、頬を人差し指でかきつつも…。ちらり、貴女に視線を向けた。)『…もう少し、時間を把握しておけば…よかったです…。…ごめんなさい、ドクター…。』   (8/9 22:25:18)


ひよ。@ドクター > 「──っ、ああ。これが……」普段暗く、静かで、どこかじめじめとした場所で一日の大半という時間を貪っているためか、突然の大きな音にはあまり耐性がなかったらしい。ここにきて、引き篭もりの弊害がそんなところにあったなんて、初めて気付いた。視界は眩しく光り、ドンとそれが鳴れば胸の奥の方まで響くような気がした。夜だというのに空は鮮やかに、明瞭に彩られ、それの下には私達も含めて、大勢の人々が挙って空を眺めているものだから、場の圧は並大抵のものではない。事実肩を寄せ合ったりしているだとか、花火を他所に向き合っているだとか、そんな風な者も見えて、どうにも落ち着かないから仕方もなく、眩しくて仕方がないのだけれど、凡そ半目のようになりながら花火を眺めつつ。   (8/9 22:41:06)
ひよ。@ドクター > 「……あ、いえ、私こそ、つまらないことで時間を取らせてすみませんです」思い出して仕舞えばきっと、どんな顔をしてしまうのか未知の領域であり、学者故、己が未知であるということが恐怖であるから、極力眠りつつある記憶を呼び覚まさないようにと花火を見上げつつ、ほんの僅かな一瞬だけでも、隣で同じようにして花火を眺める相手の方に視線を向ける。それが花開き、夜を明るく染め上げればまた、彼の表情にも光が射す。それはきっと、私も同じなのだろうけれど。周囲の人から離れるようにすれば、軈ては彼と、とんっと肩と肩が触れ合った気もしたが、気にしてはならないとそのまま、ただ空を見上げて。   (8/9 22:41:17)


ガエリオ/ゼダス > 『そ…それを言ったら…僕も…。』(つまらない事…何処の事だろう。しかし…思い当たる節が自分にもあり過ぎる。…そのためボソボソっと。呟けば…空を眺めた。 火が織り成す芸術。綺麗…だね。とっても。____こう、綺麗と思ったのは…今日2回目だったかな。…時折貴女にも視線を向ける。当たる肩が何ともまぁ…己の心臓に刺激を与えることか。慣れないな…本当。 密着っていうものは。…呼吸をこまめに整えなきゃ。…一息、吐けば。)『_____ドクター、…先程言い忘れた事がありました。…貴女の未来演算のミスについて…。』(…こう、眺めるだけの間。空に眼を向けながらつい…口を開いた。貴女が転んで、裂いてしまった部分。…放り出しておくのは僕達に似合わない筈。…貴方も…話の何処かで僕に教わりたいだとか…言っていた気がするし。…)   (8/9 23:08:30)
ガエリオ/ゼダス > 『……思い出はいつでも作れるものじゃありません。…今、こうして二人でいる時じゃなきゃ…作れないものです。_____僕がステージを降りる意味。……もしかすれば、降りた頃には…もう貴女の周りには僕は居ないかもしれない。……そうなれば、作りたくても作れない。欲しくても…貰えない。____ だから、今のうちに沢山ください…?……今日の貴女の浴衣姿は、誰よりも綺麗でした…。 誘ってくれてありがとう…。リック…』(“思い出くらい、いつでも作ればいい。” 叶わないよ。そんな都合のいい事は。…欠ければ、もう出来上がらない。時間は有限と感じ…貰えるときに貰っておきたいんだ。…花火から眼を離す。様々な色が人々の顔を明るく照らすだろう。無論…僕の顔も。…貴女の顔を右眼で見つめれば…誘ってくれて、そして…良いものを見せてくれた御礼を改めて伝えよう。 優しく…少し照れながらも微笑んで。)   (8/9 23:08:39)


ひよ。@ドクター > 「──“悲観的に捉え客観的に対処”、私自身よく言っておきながら、貴方にそう言われて仕舞えば、どうにも受け入れたくはありませんですね。ミスター」確かにそうだ。彼がどうなってしまうのか、最善のラインから最悪のラインまで殆どが予想できて、彼が私の側からいずれ居なくなってしまう可能性は大いにあるし、私自身だってどうなるか分からないから、どちらかが欠ければそこで時が止まるのは、確かに彼の言う通りだ。けれど、どうしても“そうはさせない”と思いたくもあり、道は何処までだって続いていくのだと、信じていたい私も確かに居るものだ。覚悟を決めるということ、腹を括るということ、そういった意味合いで、常々言い聞かせておくことは確かに大切であるかもしれないし、失った時に溢れそうになる何らかの感情を抑えるには充分な効果が認められるだろう。だが、であれば。   (8/9 23:35:52)
ひよ。@ドクター > 「……ではミスター。思い出にそんな、遺言じみた言い聞かせは必要ありませんですね。貴方だって、湿っぽい思い出はきっと望まないでしょう」こうなって仕舞えば彼はきっと引かないから、であれば、それを否定したりはせず、もっとこう、上をゆくような。そういった返答で、今までを乗り切ってきたように告げつつ、空を見上げていれば、隣から普段の彼ならばまるで言わないであろう言葉が聞こえ、ハッとしたようにそちらを向けば、相手方も同じようにして花火から目を離し、私に視線を注いでいるので、小恥ずかしくなって、杜松の香りの込められたような浴衣の袖で自らの口元を覆いつつ、視線を逸らし。「──あの、急にそういうの、なしですから……ハーメルン」少しだけ背伸びをして、となりの彼に身を寄せたまま、耳元でそう、得体の知れない感情のその反響を吐き出し、そうして周囲に聞こえぬよう、囁くように彼の名を呼ぼうか。   (8/9 23:36:11)


ガエリオ/ゼダス > (受け入れたくない…ね。しかし、まぁ僕自身教えは説けたはず。僕なりの教えを。…貴女から教わった分を考えれば非常に少ないけどね。もっともっと教えなくては、返し切れない。)『……、っ…えぇ。失礼。…死に急ぐような物言いをしてしまいましたね。…勿論、湿っぽいのは無しで。』(教えと思っていたものに貴女から指摘されれば…相変わらず、こう言った展開にはなるんだなと。…しかし、僕ららしくもある気がする。僕にそう物を言う人こそ貴女だよ、リック。…そんないつも通りの貴女も見られれば…形を少し変えて、女性らしく恥じらう貴女も現れる。僕の出過ぎだ言葉のせい…でも、あそこで言わないで何処で言うか。お礼のひとつだ…。少し恥ずかしかったけど。口元を隠す貴女は何だか珍しい。…ほんの少し、空を眺めた時だった。)   (8/9 23:59:44)
ガエリオ/ゼダス > 『ッ…!……わ、わかりましたから…。……擽ったい…。』(耳元に息を吹きかけられたような擽ったい感覚。貴女の声、…とても近く感じられれば再び胸を鳴らしてしまいながら素直にものを聞いた。再び、暑くなってしまったじゃないか。いい感じ…だったはずなのに。油断したらすぐ顔を赤くしてしまうのをどうにかしたい。僕も簡単に形を変えてしまう。眼を合わせながらも…空の花火はまだ続くだろうか。眺める人も多く…露店の並ぶ道には多少の余裕が出来る。眼を移せば…そっと、貴女の前を通り…優しく手を引こう。)『____涼むついで…もう少し、歩きましょう…?転ばぬように支えますから。___』(暑くしたのは貴女。…すこし、付き合って貰おうじゃないか。…前までなら、こうはしなかったけど。_____貴女と歩くのが…今日は一段と楽しく感じられるんだ。)【西の万華鏡 〆】   (8/9 23:59:55)