この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

シュヴァ&コーフ

杏@シュヴァ > 背の高い男は屋台が立ち並ぶ通りをぐるりと見渡した。男―シュヴァは黒を基調としたセーラー服に普段来ている制服とは逆に丈の長いズボンを履いていた。...つまりは私服を着ているのだ。なにか美味しそうなモノを売っている屋台はないかと人の流れにバランスを崩さぬよう慎重に背伸びをしながら人野流れに逆らって歩く。その時【おえかきせんべい】とひらがなで書かれた看板が視界に入った。あっと声を漏らすと人ごみの隙間を上手く―とは言えなかったが何とか通り抜けて【おえかきせんべい】の看板を掲げる屋台を経営するおっちゃんに声をかける。「すみません、いくらですか?」そう問いかければ、シュヴァの声に反応した屋台のおっちゃんは「あいよ、200だよ!」と威勢のいい声で言った。シュヴァが礼を言いながらお金を差し出したところで、良く通る幼さの残る声が聞こえた。   (8/8 15:52:46)


グレー/コーフ ◆ > 今日はお祭りだから少し贅沢しようかなぁ……♡(と、彼女は尊華で開かれたお祭りにて、食べ物を何を買い、お酒は何を飲もうか考える。お祭りだから……と、師匠には少し多めに頂いてここに来たのだ。そうして、とりあえずお酒を購入して一口飲み……歩いていると、高身長のためよく目立つ……)あっ!シュヴァ10騎長ー!(と、彼女、コーフはお酒を片手に(度は低め)シュヴァの元に近寄る。どうやら、相手はお絵描きせんべいを買おうとしているようで……)どんな絵が描けるんでしょうね…?(と、彼女も気になっているようだ。)   (8/8 16:03:24)


杏@シュヴァ > 名前を呼ばれるとお金を握ったまま、そちらを向いてシュヴァの下に近寄ってくる10㎝は小さい少女―コーフの名前をパッとシュヴァは思い出すことが出来なくて数秒固まった後(えっと、たしか...コ、コー...)なんとか出てきた名前を呟いた。「そうだ、コーフちゃん。...君も、買うの?」おっちゃんにお金を渡し、煎餅を受け取るとその場にしゃがみ込んだ後にそう訊ねた。シュヴァは骨ばった指の長い手で筆を握ると、シロップに筆の先をつけ煎餅の上に筆を滑らした。シュヴァは器用とも絵が上手いともいえるわけではないが大体人並み程度にはできる...はずである。「んー、花でも書こうかなぁ...」特段思い入れがある訳ではないが生まれ育った家―アークスレア家の当主―シュヴァの父が好きで家のいたるところにあったタチアオイだったかカチアオイだったか...とりあえず、花だ。名前は曖昧だが見た目はよく覚えているのだ。(だからその花ならばまだうまく書ける...はず...)   (8/8 16:15:31)