この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

サハル&雷鏡

69 / サハル > 「 おい、誰かいるか ( 店内を見渡しながら、そう声をかけた。……多分、場所は合っている。万事屋雷鏡。荷物を背負いなおして、ふぅと息をついた。面倒だし、できれば人に頼みたくはないのだが……効率的にも、時間的にもこうするのが一番いいとわかってはいた。 ) ……アンタに依頼だぜ!( 今度は少し大きめの声で呼び掛ける。依頼人はもちろんオレ。王都付近の森の奥に自生する、ある植物を共に集めてほしいという依頼だ。集めるだけならいいんだが、生えてる量が少ないのに必要量が多い。それに森の奥だ、下手に一般人を連れていけば危ないし効率もよくない。ならばと教えてもらったのがここ。仕方なくだ。そう言いながら店主を待った。 ) 」   (8/4 15:22:49)


グレー/雷鏡 ◆ > あいあーい。依頼ですかっと。(と、横の扉を開けて戻ってきた。というのも、そこが普段彼が薬を作る場所であり、研究室でもあるからだ。どのような調合とその過程を取るかで、できる薬の効果が違ってくる。それを解明するというのが主なこの研究室の目的なのだ。)それで、どんな依頼だ?(と、彼は薬草について書かれた本を手に持ちながら相手に問いかける。次はどの薬草を組み合わせるかを考えているところなのだ。今は虫除けの線香を開発しようとしているところであり、どの薬草が効果がありそうかを考えていたのだ。蚊をしびれさせて落としなおかつそれが蚊だけに向くように、薬草を調合する……そうすることでウザったい蚊をその線香を燃やすだけで簡単に駆除できるようにしたいからだ。)   (8/4 15:30:58)


69 / サハル > 「 ( 横から声が飛んでくれば、そちらを向いて店主を観察した。自分と同じ分野に_どの程度かはわからないが_身を置くやつだ。…けっ、専門書なんか使ってさ。オレは金がなかったからボロい古本をタダ同然まで値切りして買って、それで勉強したんだ。……そんなの、同じ探求の徒の前ではなんの関係もないんだけど。絶対オレのほうが実地経験とかあるわ。根拠のない自信を胸にしまいつつ、 ) 仕事中か?それとも趣味?へぇ、そうなら邪魔したな!……ってのは冗談だ。マジ。近くに森あるだろ、奥の方にある花を取りに行く。量が量だし、一般人だと危なっかしくていけねえからよ ( 冗談まじりに依頼内容を話した。そして鞄から財布を取り出せば、何枚か貨幣を出して振り、言外にこれで足りるかと問いかける。ついでに、と前置きをして「オレはサハル、旅人兼薬売り」と短く自己紹介をした。 ) 」   (8/4 16:24:28)


グレー/雷鏡 ◆ > まあ、万事屋としての仕事とは別に、薬草専門の製薬者としての仕事だな。虫除けの開発をしてくれとの事さ。(と、彼は白衣を脱いでくる。そうすると、いつもの彼がそこには居た。)それで、依頼が森の奥の薬草の回収をしてこいと……と言うと、数も少ないということから……(と、その本を捲ると、ひとつの薬草が解として出てきた。)恐らく、これだな?(と、相手にみせてみようか。)いや、うちは後払い制でね。とりあえず料金の見積もりだけはしておくが、実際の難易度によって若干の報酬の増減があるからな。そういう意味でも俺はあえて後払い制にしているのさ。(と、彼はそういう。なので、一旦取り出された代金を返金する……)   (8/4 16:40:53)


69 / サハル > 「 ( ふぅん、と気の無さそうな返事をしつつ、近くの壁に寄りかかる。兼業?自営業プラス雇われ?ホウリツとかいいのかよ、とは思ったもののこちらもそういうものには疎いので口には出さなかった。 ) …わかってんなら話は早い。さっさと行くぞ。オレは待つのが大嫌いなんだ ( 外の方に親指をくいっと向けて、はやくしろと急かした。到着まで一時間かかるかかからないかってところだ。それから探すのに……2、3時間あれば十分。十分すぎるかもしれない。帰りは近辺に宿をとるなりテントをはるなりする。コイツは帰す。天才的なプランだ。これを話すのは行きの道中あるいは"探し物中"にしようと思いつつ ) あーそ。じゃいいわ。ま、報酬にはあんま期待すんなよ。難しいんじゃなくて、根気がいる単調で疲れる作業だからよ。オレは慣れてるけどな! ( と変なところでマウントをはった。にんまりと口角をつりあげていじわるそうに笑ったあとに、彼を急かすように爪先でとんとんと地面を叩き始めた。急かすためでもあるし、じっとしてられないから何かしていたかったというのもあった。 ) 」   (8/8 12:09:27)