この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

リューグナー&ジュリイ

歌えや踊れや嘯けや

ゑゐりあん/リューグナー > 戦争で最も警戒するべき行為は、一体なんだと思いますか?(波風の伴奏に併せ、海鳥たちのコーラスがあたりに響く夜の海。リューグナーは用事で近くを通たため、ジュリィの元を訪れていた。彼女に手土産として王国の菓子であるクッキーを渡し、自分は影の触手でできた椅子に座り、彼女と他愛もない話をしていた。最近の情勢に始まり、自身の力やジュリィのこと。近々始まる祭りのことなど。そんな世間話を交わしていた二人だったが、リューグナーが突然そんなことを質問し始めた。空に浮かぶ月を見ながら、彼はジュリィに問いかけた)   (8/7 22:08:08)
ゑゐりあん/リューグナー > 難しく考えなくても結構です。しかし、これからのことを考え、ジュリィさんにもこの辺りの話をしなければと思いましてねぇ。貴方のご自由な発想をお聞かせください(もちろん、そう付け加えるのも忘れずに。リューグナーが彼女と接して感じたのは、幼稚さだった。考え方は幼いし、言葉も途切れ途切れで、適当に思いついた言葉を何となく並べているような気がするのだ。しかし、発想は幼稚ではない。それを言葉に出す力がないだけで、言い表す語彙力がないだけで、彼女は決して“バカ”ではないのだ。計画を練るうえで、こういった類の存在から出されるアイデアは、時としてとても有益なものになることをリューグナーは知っていた。それを再確認するためのテストもかねて、リューグナーはそう質問したのだ)   (8/7 22:08:10)


盛岡冷麺/ジュリイ > 「…んむ、はぐ…せんそ、で、もとも、けいかい?する?んー…(はぐはぐとクッキーを美味しそうに頬張る姿はまるで齢相応の少女のよう。りゅーぐなーさん、また難しいこと言ってる。戦争で最も警戒すべき事…?なんだろうか。裏切られる事?確かにそれもそうかも。でもありきたりだなぁ。統率を乱されない事?これもありきたり。うーん、なんだろうか。でも、難しいお話をするのって楽しいわ!どんどん新しい知識がついている気がするもの!…嗚呼、違う違う。考えなきゃ。リューグナーのとなりにへたりと座り込んでクッキーを頬張り、「ふぅー、ん、うぅ?」と両手を組んで頭にはてなを浮かべている。そこで一つの答えが頭に浮かび、今度はまるでエクスクラメーション…ようするに、ビックリマークだ。それを浮かべたように嬉しそうに笑い、クッキーを飲み込んで口を開く。)   (8/7 22:34:39)
盛岡冷麺/ジュリイ > え、えと、ねぇ。えとねぇ、なんて、いたら、いいかな?えと、ねぇ。じぶん、が、しんよう、されな、く、なること?(信用。或いは信頼。信用がなくては兵が回らない、信用がなくては作戦も上手く回らない。イモータル同士に信用信頼があるのかすらわからないが、普通の人間の国の戦争で最も言えることだ。そしてなにより、裏切られることや統率が乱れることになる一番の理由だ。……考えてみたけれど、思ったより普通かも?ごめんなさい、やっぱり水で満たされた頭の中じゃうまく考えられないのかも。でも、貴方はこの問いに正解はないっていうだろう。僕にどういう考えがあるか、それが貴方の質問の醍醐味だろうから。)」   (8/7 22:34:50)


ゑゐりあん/リューグナー > 信用がなくなること。確かにそれもとてもとても重要なことです(ジュリィの回答ににこっと笑んで返答するリューグナー。影触手で頭を優しく撫でてあげるおまけつきだ)ですが、問題はどうやって信用を失わせるか…という事です。少し話を戻しましょう。先程の私の問いかけに対する、私の考える回答は、ずばり“自国の技術が他国に使われること”です   (8/7 22:49:22)
ゑゐりあん/リューグナー > (そう言うと、リューグナーは近くにあった流木をジュリィに対して投げ渡す)例えば、ジュリィさんは今その流木…つまりは武器を持ってますよね?対する私は何も持ってない。武器持ちと素手。どちらが有利かは明白でしょう?…そう、武器持ちです。例えるなら、その武器が“技術”(と、リューグナーは立ち上がり、彼の影から一つの黒い棒が現れる)しかし、ジュリィさんの持っている“棒状の武器”という技術が私に奪われたとしましょう(そしてその棒を手に取り、構えて見せる)そうすれば、私とジュリィさんは互角になる。…否、私でも体術に自信はありますからねぇ。私のほうが有利となるでしょう(そうして棒を手放すと、棒は霧散して消える。そしてリューグナーは再び椅子に座る)このように、自国の技術を相手に奪われれば、それは今まで優勢だった戦力が互角になる可能性がある。最悪、相手の持つ技術と合わせ、自国以上の勢力を持つ可能性だってあるのです   (8/7 22:49:43)
ゑゐりあん/リューグナー > (わかりましたか?とジュリィに確認を取る)ですから、例えばウェンディアにある機械技術を尊華帝國にでも横流しすれば、それだけで均衡は崩れ去ることでしょう。…それに、その部分に先程ジュリィさんが言った“信用”が関わってくるのですよ(にこっと笑うリューグナー。まるで教師のようだ)   (8/7 22:49:44)


盛岡冷麺/ジュリイ > 「ん〜〜〜…ふ、あ…あ、わ、わか、わかった!ふふ、ん、りゅ、りゅぐなー、さん、教えるの、じょうず!りゅぐ、な、な、せんせい!(木片をうにゅにゅと触手で弄び、にへにへと笑ってみせる。もう生きていた頃の自分が学校に行っていたかすらわからないが、なんだかとても優しい説明の仕方で本当に先生のようだった。これからまたお話が難しくなるって?なんてことはないわ!だってリューグナーさんとのお話はとても楽しいもの!それに、知識を蓄えることを躊躇うのは愚かだもの。)ぼ、ぼくの、毒、かんたんに、ひと、ころせない、けど、いろんな、毒を使える、くらげの、ちからも、盗ら、れれたら、きけん?   (8/7 23:16:07)
盛岡冷麺/ジュリイ > (じわじわと苦しめて殺すことはできても、一瞬で殺す事のできる毒は使えないのが僕の弱点。それでも、殺せない、苦しむ毒にも使い道は沢山あるだろう。それこそ…裏切り者への拷問とか!ふふ、なんて素敵な響きなんでしょうか!嗚呼でもでも、嫌な人のご飯に毒を入れたり、痛みだけを感じる毒を打ったり…沢山使い道があるのよ、僕の毒って!感覚が麻痺する毒も、ひたすらに痒みが襲う毒も使えるの!ねぇねぇすごいでしょう?貴方の強さには敵わないかもしれないけれど、惨さだけは人一倍自身があるの!くすくすと笑いながら口に右手を添える。思考は純潔そのもの、だからこそ憎い相手を苦しめる方法を沢山思いつく。慈悲などないのだ。そんな僕のこと、貴方はいったいどうやって使ってくれるの?)」   (8/7 23:16:17)


ゑゐりあん/リューグナー > 確かに、ジュリィさんの毒は危険ですが、我々イモータルは再現可能な技術を超えていますからねぇ。私の能力なんかを再現できる者は、人間の中にはいないでしょうしねぇ(くすくすと嘲る様に笑うリューグナー。ほんと、人間とはなんて哀れなのだろうか)…そう言うわけでして、例えば戦争を起こすきっかけとして、その技術盗用を利用してもよさげですねぇ。そうすれば、二つの国の間にある“仮初の信用”は崩れてしまう事でしょうし(クスクス、クスクス、彼の笑い声が海辺に響く。あぁ、想像するだけで笑いがこみあげてしまう。いけませんねぇ。…と、ここでジュリィの視線に気づく。自分をどう使ってくれるのか?なんて訴えかける目だ)そうですねぇ。先程ジュリィさんの毒は盗用されないと言いましたが、つまりそれは我々にとっては非常に有益な武器でもあります。例えば…ジュリィさんは感覚を倍増させる毒なんてお持ちでしょうか?(とリューグナーが質問する)   (8/7 23:28:07)
ゑゐりあん/リューグナー > 例えば、そんな毒を使い、相手の爪を剥いだりするのなんてどうでしょう?指先と言うのは神経が詰まってますからねぇ。そこにある爪を剥がれるだなんて…おぉ、想像しただけで痛い痛い(痛そうなそぶりを見せながらもクスクスと笑うリューグナー)それにジュリィさんの毒は即効性がないという話ですが、むしろそれは拷問においては最適です。一瞬で襲い掛かる死よりも、ゆっくりと、足音を鳴らしながら、身動きの取れない状況で、確実に近づいてくる死の気配のほうが、より恐怖を増しますからねぇ。ジュリィさんの力は、私にとってはとてもありがたいですよ。えぇほんとに(そう言って立ち上がり、ジュリィの近くに寄るリューグナー。そしてクッキーを一枚拝借して食べる)…逆に、ジュリィさんはご自身の能力をどのように使うつもりですか?ぜひお聞かせ願いたい。それに、もしよければ、私の能力の有効な使い道なんかも教えて欲しいですねぇ(と相手の顔を見つつ、笑顔を張り付けて尋ねる)   (8/7 23:28:09)


盛岡冷麺/ジュリイ > 「ぼく、ぼくはねぇ…どうしよ、うかな?うん、いろんな、ど、く、もってるから、ねぇ!かんかく、いっぱいになる、どく、あるよ!(あは、どんなことしようかな、どうやって使おう。痛いのがいいな、怖いのがいいな!どういうのが一番痛いかな?どういうのが一番怖いかな?そうなるとやっぱり拷問?顎を外す?目玉を片方くり抜く?やっぱり爪を剥ぐのも痛そう!それか指ごと切り落とす?ふふふひ歯を抜いちゃう?ふ、ひひひひ鉄の処女なんて使うのもたのしそう!舌を切ったら喋れなくなっちゃうし、死んじゃうから…痛そうだけどやめなきゃ。だめだめ。外耳を切り落とす?ゆっくりゆっくり死なせなきゃ!そう、ゆっくりゆっくり、足音をすこーしずつすこーしずつ鳴らしながら恐怖に震える相手を見るの?たのしそう!)   (8/8 00:09:44)
盛岡冷麺/ジュリイ > ふ、ひひ、あの、あのあのあの、やっぱり、ねぇ!ごう、も、ごうもんが、たのしそ!りゅ、りゅう、ぐなー、さんのねぇ、ちからはねぇ……ん〜〜…まだね、ぼっぼく、ねぇ、りゅーぐな、さんのねぇ、ちか、ちからねぇ、くわし、くないの。でもねぇ、ぶき、ぶきつくれる、のすごい!だからね、ぇ、それ、それをねぇ、どーつかおうかぁ。(むぐぐと押し黙り始めたジュリイ、何やら貴方の能力の使い方に悩んでいるようである。まだ貴方の能力に疎いため中々考えるのが難しいが、やはり貴方の能力は"数"だ。そうなると…無難に小隊を作って攻撃させるのではなく、囮として使おうか。)うーん、とねぇ、ぼくはねぇ、ぼくのかんがえ、はね、りゅうぐなーさんの、ちからはねぇ、わざと、にせもの…おとりにつかうの!(囮は囮でも相手の戦力を少しでも削ぐことが出来るなら上出来だ。貴方の力は強いから、職種があるとはいえ広範囲に広げることができなく、それでいて人をすぐに殺せる毒が使えないぼくよりも強いだろう。考えた方ではあるのだが…ありきたりで曖昧な答えで申し訳ない。それでもジュリイは得意げにふふんと笑ってみせた。)」   (8/8 00:09:55)


ゑゐりあん/リューグナー > …ハハッ(彼女の嬉々とした表情を見てリューグナーは思わず素の笑い声を出す。しかし、笑わずにはいられないだろう。目の前の幼い少女が、あどけない可愛げのある少女が、誰かを傷つける方法をこれほどまでに楽しそうに考えるのだ。まるで嘘のような本当。忘れそうではあるが、彼女も同じイモータルである。好戦的な性格をした、人類の進化系なのである。そんなことを考えていると、ジュリィが質問の答えを出す)…なるほど。確かに、物量なんかで考えるというのもありですねぇ…(リューグナーにとってこの能力の強みは“神出鬼没”さだと考えていた。…が、確かに物量という面で見れば多少の制約はあるものの、リューグナーに勝るものはいないだろう。彼女の答えは普遍的なものではあったが、それは確かにリューグナーの視点とはまた別の物であった。得意げなジュリィを見て、リューグナーは頭を撫でてやる)…流石ジュリィさん。私の想像を超えますねぇ(そして頭を撫でていると、ふととあることを思い出した)   (8/8 00:39:13)
ゑゐりあん/リューグナー > …そうだ。ジュリィさん。今度帝國で大きなお祭りが開かれることをご存じでしょうか?宵宮祭…なんて呼ばれているらしいのですが。帝國ないでは随分と賑わうようでしてねぇ。何か事を起こすには十分だと思うのですよ(おおむね大きな祭りが行われる場合は、大抵はその祭りに様々な目が向けられ力がそそがれる。だからこそ、事を催すには最適なのである。…が)…私の予測では、きっと何かをしようと考えている者がいると思うんですよねぇ。例えばヨズアの民であったり王国であったり…はたまたイモータルであったり。そう言った帝國の敵対勢力が何かを起こすのではないか、私はそう思っています。ですので私は、そこに乗じようと思うのですよ(とジュリィに伝える。何か事を起こすのではない。事を起こす勢力に手助けをする。それがリューグナーの作戦だ)私の計画にはまだ人は少なすぎますからねぇ。事を起こしてもリスクがはるかに大きい。しかし、帝國の勢力が削れるかもしれないと考えれば、事を起こさない手はない。だからこそ、事を起こす者に協力するのです。それに、帝國の勢力が多少でも削れれば、王国の技術の受け入れもうまくいくでしょうしねぇ   (8/8 00:42:16)
ゑゐりあん/リューグナー > (と、ここで再び悪い笑みを浮かべるリューグナー。彼が悪だくみをするときは、決まって楽しそうである)ですから、基本的にジュリィさんに何かをしてもらうことはないのですが、何か手伝ってほしい時があったら声を掛けますので、その時はどうぞよろしくお願いしますね(そしてにっこりと笑う。笑顔の使い分けが上手な男である)   (8/8 00:42:44)


盛岡冷麺/ジュリイ > 「(よしよしと撫でられている間にも、そうでしょう流石でしょう?と言う様に何度か頷くジュリイ。警戒も何もせずに堂々と撫でられていると、「お祭り」という言葉が。お祭り…お祭りって、あの、沢山お店が出ていて…とっても楽しそうなところ!ああ何々、何か起こるの?そうよねだって人が沢山いるもの!ええ、ええ。何か手が必要ならば是非力を貸させて頂戴。きっといいように使われてみせるわ!)お、おま、おまつり!たのし、そう!あ、ね、どく、どくのおしご、と、なら、たく、たくさんできる!(キラキラと目を輝かせ、嬉しそうに話す少女。「お祭り」というワードに心踊っている様だ。人が沢山いるなんて、なにか起きるには最高の場所だもの!でもでも、おまつり…イモータルになってからは行ったことがないから行ってみたい!お金なんて奪えばいいし、浴衣は難しいかなぁ?それも奪えばいい?あぁ楽しそう!それに、いつもウェンディアの海にいるから尊華にも行ってみたい!やりたいことがたくさん、でもリューグナーさんにお願いされたことは一番に頑張らなくちゃね!)   (8/8 14:47:15)
盛岡冷麺/ジュリイ > うん、じゃ、じゃあねぇ、な、なななにかおねが、いしたいこと、あたら、いって!ぼく、ぼくもおまつり、はやく、いきたい!(くるくると片足を軸に楽しそうにその場で回ってみせる。おまつり、おまつり!まるで小さな子供の様にきゃっきゃとはしゃいでいる。それほど祭りが楽しみな様だけれど、貴方の話もちゃんと聞いているのよ。)」   (8/8 14:47:25)


ゑゐりあん/リューグナー > えぇ。いずれ、あなたの毒にも活躍してもらうかもしれませんからねぇ(例えば、祭りの食い物に微量の毒を混ぜ込んで集団食中毒の混乱を起こしてもいいだろう。ともかく、毒にはいろんな使い道がある。利用せねばなるまい)…しかし、まずは私が先に現地入りして様子を見ましょう。ですから、あなたはまずは尊華の近くに滞在していてください。もし必要があれば私があなたを呼びますので。あぁ、もちろんお祭りを楽しんでいただいても構いませんよ。だけど、その際はくれぐれも見つからぬよう…(そう言ってリューグナーは踵を返し、彼女の元を去っていく)では、またお会いしましょうね(去り際に笑顔を忘れず。そして歩きながらリューグナーは考えた。必ず、この祭りでひと騒動起きるはずだ。自分たちはそれに乗じるのみ。もし起こす者がイモータルならば尚良し。自分たちの陣営に加えるもいいだろう。ともかく、この祭りは“計画”を進めるにはいい機会である)   (8/8 15:12:00)
ゑゐりあん/リューグナー > せいぜい楽しむことですよ。束の間の平和を。仮初の幸せを(ニィッと口が裂けんばかりに口角を上げるリューグナー)“出来損ない”を処理すんのは、“俺ら”の役目だ。それまでは…お幸せになぁ(そう言って後には、影が残った)【歌えや踊れや嘯けや】   (8/8 15:12:02)