この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

シュッツ&ヴィリオーフカ

従者の戯れ

ガエリオ/シュッツ > (晴天。…夏の陽射しが王都を照らす。時刻は昼を少し過ぎた程度。…噴水広場は相変わらず人混みで賑わいを見せているだろう。何処か目的地を目指す者の足もあれば、足を止め…子供を近くで遊ばせ話を弾ませる女性達の姿も。…平和の一言に尽きる。まるでイモータルなんてものが存在しないような。) 『___どうだっ、上手いだろっ?……当てた奴には俺っちが小遣いを与えてやろうじゃないの。…表か裏!!どっちだ!』(噴水近くに腰を下ろし脚を組む妙に気品ある格好の男。若干吹く風に金髪はひらひらと靡く。…日を反射させる銀貨。…右手の人差し指に乗せ親指で弾けば高らかにそれはクルクルと。そして落下してきた銀貨を手の甲に乗せ左手で押さえよう。その姿をぼーっと眺めている3人の子供達。…自慢げに話してはいるものの、ただのコイントス。でも子供を喜ばせるのは大人の嗜みだ。…声を張り、小さな賭けを彼らに向けてみせた。たかが銀貨一枚でも子供にとっては立派なお小遣い。『おもて!』『おもて!』『うら!』なんてお金が掛かったなら目を光らせて答えるだろう。しかし)『駄目だ駄目だ!バラバラなら俺っち絶対負けるじゃん!…3人一緒だ!』   (8/7 21:02:44)
ガエリオ/シュッツ > (大人気ない。…子供達もこれには顔を見合わせる。仕方なく3人一緒に表…なんて呟いたなら。一人コインを覗き込み、口元をにやり…とさせるだろう。)『はッは〜!ざぁんねん!…裏だっっ!……って事で、君達が稼ぐ歳になったら出世払いって事で…。』(…大人気ない。本当に。これにはブーイングだ。…子供達のやんややんやのブーイングは適当に流す始末。…この男はこんな事をしに来たのか?…違う違う。本来はとある後輩と屋敷備品の買い出しに来てたのだ。店を数件回って目的の物を買い集める何ら難しくない仕事。しかし…一件回った振りをした後…あとは他人任せ。俺は遊ぶ。___彼は完璧だし問題ないだろう。忠実に言う事をこなす立派な後輩さ。…これには、先輩も鼻が高いってもんだ。)   (8/7 21:03:03)


丼田/ヴィリオーフカ > (快晴。ぴっしりとした燕尾服を身にまとった男が荷物を小脇に抱え店内から出てくる。カランコロン、というベルの小粋の良い音を背後に流しながら。完璧に着こなされ1部の隙もない服は他人から見ればどうにも暑苦しく見えるに違いない。…その通り、空いた片手でネクタイにくいと指を引っ掛け緩めようとして__止めた。今は買い出しとは言え、執事としての仕事であることに変わりはない。紋章が付いた部分をぐいと引っ張り、己の心を正す。このネクタイに印された紋章は、ベネット家次期当主にあられる我がお嬢様__ミア専属の執事である証。専属の執事は2人存在し、僕はその1人。とても名誉のある事だ。何処で誰に見られているか分からない、常に執事の鏡としてあらなければならない。主人の顔に泥を塗るような行為は、執事として恥である。…そして今日はその〝専属の執事〟で買い出しに来ている。僕は先程言った通りその1人。ではあと1人は?__『はッは〜!ざぁんねん!…裏だっっ!……って事で、君達が稼ぐ歳になったら出世払いって事で…。』高々と笑う金髪の男。そしてブーブーと文句を垂れる子供達。大人気ない、大人気ない。   (8/7 21:45:34)
丼田/ヴィリオーフカ > ……あれがもう1人の執事である。2人で手分けして買い出そうと言った奴がここに居る。近くに荷物らしい荷物は無い。……もう察しの良い方々ならば分かっただろう。コツコツと靴音を響かせながら、その金髪男の元へ行く。怒りを含んでいるような、呆れを含んでいるような、そんな足取りで。)「あー、お楽しみの所失礼。シュッツ、シュッツ先輩。……こちらの買い物はあと少しですが__ テ メ ェ 何 も や っ て ね ぇ ぇ ぇ ぇ だ ろ ! ! ! ! 」(晴天の青に似合わない、ドスの効いた声で。先程まで恥の無いようにと言っていた輩は何処へやら、薔薇色の瞳を開きあなたの腰掛けるそのすぐ横をドン、と足で踏む。しかしハッとしたようにすれば、直ぐに【隙のない立ち振る舞い】に戻り、ハーーーーー……と大きなため息を隠すこと無く付いた。今直ぐに立て、早く立て。自分の仕事をこなせ。そういったチクチクとした目線を彼に送りながら。)   (8/7 21:45:36)


ガエリオ/シュッツ > (さ、小さな噴水広場の賭博はこれにておしまい。次は何をしようか。…堅苦しい服装故暑いし冷たい物でも購入しにいこうか。本当ならば脱いでしまいたいよ。流石に叶わないが。……自腹であっても休日の日に食べるのと業務中に食べるのでは違う。圧倒的に違うんだよ。背徳感がね。…悪い事に似た何かをバレないようにバレないようにと行うのは絶妙な、やめられない何かがある。癖になる。…全く、俺って存在は何とも罪深い事か。…そんな事を脳裏に浮かべていれば…青い空を見上げながら再びニヤリとしてしまう。…側から見れば立派な変人だ。これには子供達も“何故笑っているのか” という表情。呆れている。…しかし、羽虫を手で払ったように…子供達は何かを察して散っていく。…『やっと文句を言うのにも飽きてくれたか。』…勝手に種を撒いておいて思う事ではない。欠伸の一つでもしようとした、時であった。)『____ぁ…?ぁぁ、ほん…ッッッ!!!!??? ____…な…なによ、急に!…人を見た目だけで判断してよォ…。それに何これ?…なに??この足!!…態度どうしたよ!?』   (8/7 22:46:53)
ガエリオ/シュッツ > (特徴的な足取りで来るものだ。宛ら投げた棒を取りに行ったわんこ。…焦る事も何もない。…蒼い瞳をあまり見せぬくらい目を細めて呟き掛けたその時。…周りが何事かと振り返る程の声量。思わずコインを噴水の中に投げ飛ばし耳を塞いだ。…煩い、いやぁ煩い。困るね、本当に。…小娘のように身を縮めながら…そっと手を耳から離していけば…すぐさま右手の人差し指で貴方の脚を指差す。これが後輩が先輩に向ける態度か。一体この男の先輩はどういう顔をして仕事をしてるんだ。顔を見てみたいものだね、全く。…貴方が再びピシッと態度を戻せば…瞬きを二度ほど向けた後)『…今更遅いだろ。…はぁぁ、分かっちゃいないな…ヴィリオ馬っ。…ベネット家に遣えるというのがどう言うことか…。ただ買い物をすれば専属の執事かい??…否、それじゃ平民。…ならばどういう態度こそ専属執事か。_____周りに素晴らしき執事をお持ちだと態度で見せる事だろうにっ!……だから子供と触れ合っていた。……______先輩らしくない?今のっ。』   (8/7 22:47:03)
ガエリオ/シュッツ > (貴方の思う通り立ち上がってみせよう。…少し高い身長、その身で一周貴方の周りをくるり回りながら何か語ってみせる。経験者の持論を。左隣につけば…、ゆっくり貴方に左腕を寄せ肩を組む。再び右手で貴方の顔に指差しつつも、共感を求めようか。いや…この教えは貴方の働きに応じて与えた俺なりの対価さ。上の者は下の者に教えを解かねば。ね?)   (8/7 22:47:18)


丼田/ヴィリオーフカ > (ぐわり、怒鳴ればまるで小娘のような、びくりと体を震わせる彼。あぁ全く、これじゃ僕が悪いみたいじゃあないか。…刺すような視線は相変わらず向けたままだ。やっと立ち上がったかと思えば、くるりと自分の周りを回り、金髪をゆらり靡かせながら何やらぺらぺらぺらぺらと__)「 えぇい僕をヴィリオ馬と呼んでいいのは飼い元であるお嬢様だけだと何度言えば!!!!………いや違うな、…まず第一に仕事をこなさなければ意味がありませんよ、お分かりですか? 執 事 殿 。 」「そもそも仕事程度平民執事でも出来る事でしょうが。」(それはもう大層に白けた表情で、瞳を薄く開かせじっとりと、あなたの…その〝 先輩の有難い教え 〟もとい御託を一蹴り。そうして彼に負けないくらい、ぺらぺらぺらぺらと口を動かし__)「そういう教えは、私に執事としてあるべき姿を見せてから、__それからです。」(ゆっくりとあなたが左腕を寄せ、肩を組まれれば顰め面のままだが特に抵抗もせずに。)「……そうですね。とても、【シュッツ先輩】らしかったですがね」(少々高い位置にあるあなたの顔を見ながら、そう言い放つ。同意したわけではない、ならば皮肉?……勿論その通り。   (8/7 23:52:10)
丼田/ヴィリオーフカ > べし、と小脇に抱えていた茶色い紙袋に入れられた荷物を彼の顔にダイレクトにぶつけ、数歩下がる。この男、果たしてシュッツの事を〝先輩〟だと感じているのだろうか。全く遠慮の無い態度、辛うじて敬語を保つ程。だがそんな事どうでも良い、早くこの買い物を終わらせ__お嬢様の元へ帰りたくて仕方が無いのだ。あぁお嬢様…先輩が仕事していれば今頃僕は傍に…と、ハラり……なんて涙を浮かばせた体で、右手で大袈裟にすくってみせる。首に縄を括ってでも、引きずり回して買い物を終わらせる__これは私達、〝専属執事〟の仕事なのだから。切り替えの速さは100点満点、先程まで想いに浸っていたというのに直ぐに仕事へと意識は切り替わる。さぁ次はこの噴水広場から少し行った雑貨店。早く歩けと言わんばかりにドンと体を叩き、スタスタと待たず歩みを進めた。)   (8/7 23:52:12)


ガエリオ/シュッツ > 『減るもんじゃないし呼んだっていいだろ。…そんなんじゃ何時まで経ってもお目当てこ女房は現れないぜ?___…あぁ、勿論お分かりだ。先輩っっっだからね…。平民執事の器には収まりきらないのよっ。俺っちって。』(よく喋る後輩だ。しかし…こちらは謝る事を知らない。貴方が言うならその分だけこちらも言い返す。余計な事を付け加えて。…妙な自信が余計な役回りをしているんだ。このネクタイの色…こんな男でも執事の中でトップに位置する。社会的と言えば社会的だが…気に入られれば、気に入られただけ地位が約束されるんだ。…仕事の出来量に関わらずね。)『…いつも見せてるだろ。…なァんだ!わかってるじゃないの。俺らしっ____んぶッッ!!……ッか…ぁッッ……。』(その薔薇色の瞳でよく先輩を見ている事。流石は後輩だ。軽く頷きながら再び貴方のイラつきを誘いそうなニヤけ面で語りを並べようとした時、紙袋が俺の顔を襲う。荷物が直接顔に衝突すれば)   (8/8 00:30:32)
ガエリオ/シュッツ > (右手で顔を抑えながら軽く俯き静かに震え怯んだ。離れた貴方…しでかしてくれたな。鼻に、鼻に角が当たった。普通に痛かった。…貴方とは別で涙がハラリ浮かぶよ。…つん、つん…と鼻を触りながらも…痛みを引かせた後、顔を上げれば。)『っ…はぁぁ…。_____んぉ…!おいっ…!今のただの暴力だろ!……そんな急ぐなって、あそこで何か…ほら、紙だっけか。買えば終わりだろ?のんびり行こうぜ…。あぁ、そうだ。何か冷たいものでもどうだよ?…暑くて死んじまうって…。』(どんっと叩かれた後、貴方は俺を置いて歩いて行く様子。今の叩かれた意味はなんだい。…後を追うように貴方の横に小走りした後につけば、再びべらべらと。貴方の少し上から眼を合わせようと青い瞳を向けるものの、前を向いてまぁ目的に従順なこと。本当に先輩と思ってるのか。…まぁしかし、買うものはなんであったか。紙だったか?…仕事のために使う紙に振り回されてどうするか。買って屋敷に戻ってもまた仕事だ。この外で仕事をしている時間…周りの目がない時にサボらずしてどうする。まるで遊びにでも来たかのように貴方に提案を向けてみせた。)   (8/8 00:30:53)


丼田/ヴィリオ > (全く、言い返せばその分言い返してくる。これじゃあ堂々巡りも良い所だ。こんな場所で2人で話していたらいつまで経っても目的に辿り着くことは不可能__気付けば鴉が鳴き始める所だったかもしれない。早々に切り上げたのは正解だった。『お目当ての女房は現れない』その発言には「かかかか、関係ないでしょうっ!」だなんてついムキになって返してしまったけれど。……こんな彼が同じネクタイを持っているだなんて、信じられない。信じられないが、事実であることに変わりはない。これも1つの制度で定められているのだ。要は主人に気に入られさえすれば良い__働きを買われこのネクタイを託されるのが通例なのだが。本当に、上手い事やっているだなんて、密かに関心してしまうくらい。見習うとすればその世間渡りの上手さ、だろうか。__押し付けた紙袋は、どうやらあなたの筋の通った鼻に当たったらしい。フン、と少し悪戯っぽく……否意地悪く口元を歪め笑えば『いい気味ですよ、全く』だなんて冗談めかして言ってみよう。   (8/8 07:46:48)
丼田/ヴィリオ > いやいや、実際はこんな性悪じゃないさ。だが常日頃から迷惑__失礼、面倒被られていれば、ねぇ?)「働かざる者食うべからず……と言いますが。ですが僕も喉が乾いて仕方が無いですね。……しょうが無い、この後の仕事に支障をきたしては意味がありません。どこかで軽く、冷たいものでも……」(先程から感じていた喉の乾き。尚且つこの日光がさんさんと降り注ぐ天気。これらがあってか、珍しく彼の誘いに首を縦に振った。だがこちらを向いている青の瞳と目を合わせ、〝遊びに来ているのでは無いですからね〟と目的を見失わないよう、釘を刺しておく。これじゃあどっちが年上か分かったもんじゃない。目的地を急遽変更し、近くの冷たいものでもありそうな店へとあなたと足を進めようか。)   (8/8 07:46:50)


ガエリオ/シュッツ > (関係のない事をスルーするスキル。後輩である彼は当然それは兼ね備えているし、付け加えるならばよく砥がれた刃のように洗練されている。そんな彼でも動揺しながら言い返してくるワード。まぁ…それが女房やらお嫁やら、お相手を指す言葉。ムキになっちって可愛いものだ。気にしているのがよく分かる。…こう、己が向けたものを気持ちいい程に踏み抜いてくれるから言い返し基、乱れ打ちはやめられない。)『_____自分には甘いな。』(失言その1。俺的には万々歳さ、仕事の間に己を撫でる何かが得られるんだからね。…でも、珍し過ぎるんだよな。…俺の誘いに乗るなんてよ。あれかい、俺もついに魔術師になった? まぁ下らぬことは置いておいて。結局自分が喉渇いたから意見に乗ったんだろなんて感じに貴方に失言をぼそっと呟いてみせた後、刺された釘には『あいあい、分かってますともッ。』と薔薇色の瞳をやっと捉えてお伝えするのだ。さ、善は急げってな。貴方が目的地を変更しようとしたものだからズイっと貴方の前へ出しゃばって通せん坊のように身を張ってみせては。)   (8/8 09:25:40)
ガエリオ/シュッツ > 『わーっちゃ(分かっちゃ)いないぜ…。ヴィリオ。…日陰でママ活感覚でドリンク頂いても所詮“その程度”の美味さの枠で収まっちまうのよ? まぁ見てろって…先輩の背中を。』(店で座って仲良くティータイム。無くはないが、この天気を有効活用しようや。サボりはサボり。それでも旨いものは旨く頂くがシュッツの掟よ。元々の雑貨屋の道は変えずに此処からは先導しようなんて口で貴方の前でくるり、背を向けては歩み出す。都の通りとは露店も立ち並ぶ。ましてやこの暑さの環境。ドリンクで小遣い稼ぎには持ってこいさ。 『おっ』なんてぼそり呟けば若いお嬢さんの構える空いた露店へ流れる様に辿り着いてみせよう。こういう時は早いのさ。テントの張られた其処の高らかに掲げられたメニューに目を向ける事なく、口を開けば…片眼を閉じ人差し指を上げ)『んーっと。…冷えたエール(ビール)を2つ。…あぁ、ほら。お釣りはお嬢さんのお小遣いにっ。____いやァこれ言ってみたかったのよ!…っははは!』   (8/8 09:25:52)
ガエリオ/シュッツ > (お嬢さんの前では格好つけたいじゃん?…営業スマイルを向けられながらも雑貨用にと渡された屋敷の資金を勝手に使えば、まぁこれで自腹は免れた。噴水に落とした銀貨も含めて。…この時点でも大罪だが、まぁもう分かっているだろう。注文したものが。己の自己中なペースが過ぎる。勝手に貴方の分も頼み、その頼んだものは業務中なのにあろうことかアルコール。_____やっぱ、暑い時ってこういうのに限るのよ。)   (8/8 09:26:13)


丼田/ヴィリオ > 「__どの口が言っているんです、僕はさっきまで買い出しに行っていたんですよ。〝噴水で悠々と休んでいたどこかの誰か〟とは違って!…ほんッとにもう、縛りますよ。」(ぴくり、整った眉を微かに歪ませる。ムッとした表情で、聞き捨てならない…といったそんな感じで。ああもう、全く。普通ならばスルーするというのに、きっかけがあればこうも簡単に彼の煽りに乗ってしまうのを早急にどうにかしなければ。腕を組み、フン、とあなたが居る方とは別の方向に顔を背ける。いや、こういった反応全て彼を楽しませる材料にしかならないのか。手の上でコロコロと踊らされているような感覚でどうも気に食わない。どうも適当な返答に疑うような目付きを送りつつ、さっさと済ませてしまおうとした時__「な、何です?」急に目の前にずいと移動し、語る彼。妙に勇ましかったが何をする気__いや、これは嫌な予感しかしない。慌てて制するように叫んだが、意に介さない様子でさっさと先に歩いて行ってしまった。……悪い予感は的中で。   (8/8 20:32:08)
丼田/ヴィリオ > 『冷えたエールを……』頼んだものはお望み通り喉の乾きを癒す、それはまさにオアシス。…業務中だもの、飲むとしても甘い飲み物や茶などが良い所だろう。だが持たれるは白の泡を孕んだとても喉越しが良さそうな__麦酒。もう一度言おう、いや何度でも言おう。〝業務中〟だと。後輩が見た先輩の姿は、……。)「わぁ、ありがとうございます先輩。僕喉乾いてて〜…………って…、んっな訳あるか!!!こンッッッのド馬鹿執事ィィィィ!!!!」(業務中に麦酒を頼む馬鹿が何処に居る?…ここに居る。キャッ!と両手を合わせ顔の横に添えたポーズから一転、ガッシと無遠慮に力づくに彼のネクタイの結び目辺りを掴む。華麗過ぎるノリ突っ込み、誰かに褒めてほしい位だ。完璧な執事は突っ込みも百点、これを覚えておいて欲しい。瞳孔はギチと開かれ明らかに怒気を含んだ表情で)「あとテメェ!!!買い出しの金使っただろ!!何してんだ!!!」   (8/8 20:32:26)
丼田/ヴィリオ > (語彙力の低下に基づき、苛立ちは更に爆発する。傍から見れば完全に金髪の男が絡まれている図が出来上がって居るが、これは100%、この男が悪い。共犯!だなんて無理矢理にでも飲まされたらたまったもんじゃない、そもそもそこまで強い訳じゃあ無いのだから。本気で首に縄付けて引きずり回した方が早い様だな、と手を離せばしゅるりと麻縄を取り出しジリとあなたに詰め寄った。)   (8/8 20:32:39)


ガエリオ/シュッツ > (ありゃ休んでいたんじゃない。名家ベネット家の株を上げていたのに。子供にも優しき執事を持つ屋敷。この肩書きがつけば俺の功績だ。…ある意味買い出しよりも重労働よ、わかる?…とは、聞くことはなかった。この後輩…基サディストの縄を用いた技術は認めたくはないが達人技だ。縄が獲物に絡みつく蛇の如く。奴が本気になったら俺は此処で縛られ天日干し、放置されてもおかしくない。ここはカイナントじゃないんだ。塩や干物を陽で作り上げるのはやめてほしいね。過度な刺激は控えておこうじゃないの。頭を冷やす最高のものが待ってるんだから。これにはワンコも尻尾を振るはず。…露店のお嬢さんが容器に入った美しい飲み物を両手に、我々に手渡そうとするではないか。見ろよあの泡。…天使のふわふわの羽のようだ。)『___おうよ!後輩にご馳走するのは先輩の特権だから_____ッッたい痛い痛い痛い!!!ッげほっっ、おぇ、ぐるしッッ…ずびばぜんっっっ…ずびばぜん…っっ!!』   (8/8 21:52:18)
ガエリオ/シュッツ > (貴方の可愛らしいぶりっ子姿。ウェンディアのヒロインだぜ。白い歯を見せ、振り向けば片眼は閉じたまま。指を立ててた手を丸め…親指をピンっと立てる。グッド、俺様。…が、まぁそうも行くはずはない。ヒロインの正体はサディストな男。眼は薔薇色の瞳に似合わぬ目付きで俺を捉えた。表情なんてもうイモータルだろ。力任せにネクタイの結び目なんか掴むものだから貴方の手首をこちらも掴みつつも…殺人未遂の勢いで貴方は僕に叱りを向けるではないか。呼吸が、キツい。苦しい。首を横に必死に振りながら先輩の威厳など無く謝罪を何度も述べるのだ。___謝罪が通ったのか、貴方からの拘束が解かれる。よかった、死ななかった。尻餅をつき、店員のお嬢さんはそっちのけで。貴方を蒼い瞳で見上げれば)   (8/8 21:52:29)
ガエリオ/シュッツ > 『_______っっっ。……ぁ、あぁ!!___お嬢!!こちらにお一人でいらっしゃったのですか!!!』(ヤバイぞ。シュッツ。……犬にされる。貴方の特注縄の存在を確認すれば、一度唾を飲んだ。…本気で怒ってやがる。…武器相手に護身が通用するかよ。どうする、考えろ。_____これしかない。…買い出しなんざもうどうでもいいわ。…即座に片膝を地につけ、忠実な従者の姿へ。貴方の後ろ…ただの人混みに眼を向ければ右手を己の胸へ。“お嬢がいるように偽れば隙も生まれるはず”。___表情は突然眼を細め、似合わず真面目な顔付き。うちのお嬢は唐突にふらり出掛ける方のはず。だからこそリアリティも生まれる。我々は何年の仲ですか、お嬢。今こそ一つ、お力を。これが俺の魔術だ。)   (8/8 21:52:43)


丼田/ヴィリオ > (力任せにネクタイを掴めば、必然的にネクタイはよりキツく締まり、喉を締め付ける訳で。ここで呼吸困難になったり倒れられたりしてしまえば後々自分が困るだろう。後輩は情けなく謝る先輩に思い切り舌打ちを浴びせた。思い切り噎せるあなたを見下ろす形で、手に取った縄をしゅるりと手で遊ぶ。まるで意志を持った蛇の様、あなたに食らいつこうと牙を向く。深縹色の髪を微かに揺らし、顔に影を落としながら……どう縛ろうかだなんて。やはり首で括るだけでは足りない、どうせならば身動きが取れないように体すら縛ってやろうか。コツリ、とそれはまるで彼の死刑宣告を告げる鐘の音のように、重い靴音を響かせた__が。)「なっ……………、お嬢様!?また1人でお出かけに……!?このヴィリオ、直ぐにでも…、…っ!」(先程のまるで修羅の様な形相から打って変わり、パ、と〝わんこ〟になった彼が見た方向へと顔を向ける。あなたを犬にする前に、ヴィリオーフカが忠実な番犬へと変わる。蛇のような縄も、ただの麻縄へと姿を戻す。   (8/8 23:24:03)
丼田/ヴィリオ > まさかまさか、これが彼の苦肉の策だとは思いもしない……あなたの魔術に、まんまと化かされてしまった。ミア至上主義のヴィリオーフカとしてはこんな事__先輩を縛っている場合等ではなく。お付きの者を従わせずふらり外出することはよくあるが、そのせいで旦那様にお叱りを受けている場面をよく見るのだ。急いで向かわねば、感じていた怒気も既に無かったもののように消え去り意識は全てお嬢様の元へ。……素早く後ろを向き、人混みに目を向ける。特徴的な柔らかな、そして長く美しい金髪を持った女性の姿はどこにも無く__察した。忠犬が主人を見つけられぬ訳が無い。既に他の場所に離れて行ってしまったとしていても、見つけられる自信しか無い。まだそこに彼が居るかどうかは分からない、だが更に薔薇を燃えさせれば__)「__決めました。【 天井吊るし 】で行きましょう。」   (8/8 23:24:19)


ガエリオ/シュッツ > (馬鹿に執行人は務まらない。ましてや貴方は馬…、“馬”鹿には絶対、務まらないんだよ。 やはり生きた年数がものを言ったようだね。(そんな事はない。)貴方は別人になったように俺の言葉に乗ってきてくれた。後ろを振り向いた瞬間に腰を即座に上げ、ビーチフラッグでも始めたかの如く反対方向の人混みへ向けて駆け抜ける。この駆け引きを勝負と見るならば逃げるが勝ち。何たって俺の土俵じゃ、ない。縄を持った貴方に対抗するなら逃げ足で対抗するしかないじゃないの。スルスルと道行く人間を掻き分け、目指すは自身の勤め先でもある屋敷。あそこまでくれば、どうとでもなろう。道草を食っていたい気持ちはあったが、干物は御免だ。ならば安全に…いづれ終わる勤務を選ぶとも。)『____直ぐにでも買い出しを終わらせとくんだなッッ!先輩命令さ!先輩っっ命令っ!!…自腹切って来いよォ〜!あッはははは!!!』   (8/9 04:16:15)
ガエリオ/シュッツ > (エールは惜しかったな。まぁ、お嬢さんに謝罪も奴に任せればいいか。そこを控えるなら完全勝利だ。上へ向け声を響かせるものの、それもこれも勝利を確信したから。さぁ、さっさと帰って適当な報告を済ませておこう。…此処からは小走りで記された道を歩く様に。…直ぐにでも屋敷へと到着してみせるだろう。荷物は?と言われれば後輩が勝手に迷子になっただけで奴が持ってると話せば済む話。…なんてトゥルーエンドなんでしょう。_________浅はかな。貴方が帰宅した後をまるで考えちゃいない。その場凌ぎを行っただけ。…それから数時間も経たぬ内、貴方がシュッツを見つけたのなら。屋敷のシャンデリアは人型を交えて明るく中を照らすだろう。一つは光を発さぬ…不良品だが。…よく分かったはず…この仕事風景を見て。上下関係の勉強には____最適だろう?こういうのはさ。)【従者の戯れ 〆】   (8/9 04:16:29)