この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

ビナ&フィフィー

木場田/ビナ > (鳥籠が似合う鳥などいない。)「……………」(その言葉は、たしか父の言葉だった。)「…………………」(その羽は、空にこそ似合う。そんな父の言葉は、なんでかよく覚えていた。)「…………ガフ」(少女は、隣に居る巨大な羊に声をかけた。)「あの鳥は、飛びたくて飛んでいるのかな。」(その漠然とした問いかけに、羊はメェーと答えた。)「………思うんだ。あの鳥はさ。」(不意に空を仰ぐ。かんかん照りの快晴。連日ピーカンの見事な群青色の一幕は、白とのコントラストで夏を立派に飾っている。そんな中を独りで飛んでいる、あの白い鳥に思いを馳せる。)「寂しく、ないのかなって。」(飛ぶならば、なにを目指し、飛ぶのだろう。あんなに独りで、あんなに羽ばたいて、あんなに浮いてしまっている。でも、そんなことなんて————)「まあ、いっか。」   (8/3 23:28:44)
木場田/ビナ > (鳥は鳥で、わたしは人間。人間が人間のままで鳥を理解するなんて滑稽だから。考えるのをやめた。ここはウェンディア王国、王都『ウェント』。移民も多く、多種多様の人種のごった煮のような、そんな国。だから、人ならざる部分なんて、なんも珍し物でもなんでもないさ。だけども、あなたのその『羽』は、誰よりも目立って見えた。風が吹けば飛んでいってしまう軽やかな羽。すぐに消えてしまいそうな、危うい程の軽さを見出したあなたに、ビナはずっと視線をやってしまっていた。渡り鳥同士の邂逅は、例えばそんな風で。風の吹き回し。)>ごまさん   (8/3 23:29:00)


ごま/フィフィー > 「(吸い込まれそうなほどの青の中をすぅーっと横切る一羽の鳥。見ているだけで心まで晴れ渡ってしまいそうなその空の景色、薄目を開いて見つめているのは地に足を付いた一羽の渡り鳥。その背にある薄青の羽はすっぽりとリュックサックの中に閉じ込められて、満足に日を浴びることすら出来ずに。…吸い込まれそうなあの青の中に、すぅっと飛び込めたらどんな感じでしょうか?…憧れたってどうにもならないのは、自分が一番わかっているけれど。背中のものは形ばかりで空なんて飛べやしないのだから。持つものに自由を与える筈の羽、私にとってはただの枷……生まれつき付いているものに憂いたってどうしようもありません、空は飛べなくても前を向いて…自身に言い聞かせてから視線を地面へ降り立たせる。)」   (8/4 00:14:49)
ごま/フィフィー > 「(ふわりと降り立った視線の先、ちょっと面白いものを見つけてしまいました。健康的な肌色の女の子と…その隣の大きなふわふわ。すれ違う人々の中でもそれは存在感を放っていて一度視界に入れれば目線を外せなくなって。足はふらりと貴方の方へ誘われるように向かう。)こんにちは、今日は良いお天気ですね。(顔に柔らかな笑みを浮かばせつつ声を掛けけ)……えっと、その…お隣の方は、貴方のお仲間さんでしょうか。ちょっとした天気の話を混ぜつつも、急いた心は早急に質問を出してしまった。突然でこの女の子を困らせてしまっているでしょうか?そう考えると申し訳ないことを…と、後に少しだけ謝罪を付け加えた。)」   (8/4 00:14:56)


木場田/ビナ > 「あぇ、」(それは、思っても見ないことだった。)「———そう、だね。」(素っ頓狂な声で出迎えてしまった事を許してほしい。ふわふわりと、揺れる羽。熱せられて、揺れる陽炎。ふわふわの景色に、ふわりと鳥は、舞い降りた。)「ああ、うん。そうだな…………」(顎先に指先を当て)「『飛んでしまえるくらい、胸が空くような空だよ』。」(にっこりと、軽い少女に軽く笑う。軽く風が吹いて、軽く二人の髪が舞って、軽々木の葉が舞って、鳥は飛び立つ次の風-言葉-を待っている。さて、次の風-言葉-もあなたから吹かれた。)「ん!そーだよっ、えっとね。『ガフ』って言うんだ。二人で旅をしてるの。わたしの、大切な家族………。」(ビナは、それはそれは楽しそうに、あるいは嬉々としてこの羊を紹介する。あなたの心配の陰りを払拭するみたく。ジャーンなんて、子どもがサプライズを見せるかのように、明るい感じで暗い感じを塗り潰そうか。早口気味なのは、嬉しさもあるけれど。『一寸の光陰軽んずべからず』。あなたとの時間は、軽いものにしたくなかったから。   (8/4 00:42:49)
木場田/ビナ > それから、ビナはふふーん。なんて言って、後ろ手になりながら、ぐるぐると興味深そうにあなたを隅から隅まで観察しようか。線が細く、華奢。それに対して、あなたのそのリュックサックの中身は重たそうだ。あなたの体はそんなに軽そうなのに、まるで重しみたく、地に縛り付ける『ソレ』がのしかかっている気がする。そんなちぐはぐなあなたに、ビナは目を細めた。)「あっ、ごめんね。」(一通り観察してから、申し訳なさそうに手と手の平を合わせて謝罪しようか。)「わたしの、悪い癖で。つい、人の事を洞察しちゃって。悪気は無いんだ。ただ、あなたを『見ていたかった』………。」(顔を上げたら、続け様にその吸い込まれるような、ペリドットの瞳があなたの姿を映し出すだろうか。あなたは歪なくらい、綺麗だよ。)「わたし、字を『ビナ』。その『言葉』の究道をしながら、旅をしてるんだ。渡り鳥みたくってね。えへ。」>ごまさん   (8/4 00:43:27)


ごま/フィフィー > 「…そうですね、とっても綺麗なお空です。(“飛んでしまえるくらい、胸が空くような空”…羽のない彼女の言葉は、まるで飛ぶことを知っているかのようで…不思議な言葉の使い方……。頭の足りない私にはその言葉の真核に上手く触れられなかった気しかしませんが、さらりと吹く風みたいになんだか心地良く…丁度、いま駆けて行ったそよ風みたいな。隣のふわふわに惹かれて来たけれど、彼女にもまた惹かれてゆきます。)ガフさん、と言うのですね…?ふふ、良いですね、良いですね…ご家族と一緒にお出かけ。(私の心配事は、彼女の明るく楽しげな様子によって雲の様に散って行った。散った雲の後ろから出て来たのは大きなもふもふへの好奇心、興味深そうに目の前のそれを見つめては、彼女の説明に耳を傾ける。旅の仲間で、家族…なんて素敵な関係でしょうか!きっと助け合って旅をし、生きてゆくのでしょう…彼女と羊さんの旅路をふわりと想像しつつ、にこりと笑う。)」   (8/4 01:29:18)
ごま/フィフィー > 「…あ、あの……あの……?(想像の羽を羽ばたかせていたら、いつのまにか彼女はぐるりと背後へ…そしてじぃっと、私を観察していることに気がつく。…もしかして、もうバレて…いや、そんな筈は。鳥人とわかるような部位は服で隠している、耳も、足も、背中の羽も…。完璧なカモフラージュだとは自負しているが、ここまでじろじろ見られては不安になってしまう。焦りの汗を頬に伝わせつつ、どぎまぎする心も隠して彼女の様子を見ていた。)あっ、えぇ…そうなんですね!(どうやらバレている訳ではない…のでしょうか。思わず“よかった”と息を吐いて。しかし、“見ていたかった”とはなんでしょう…やっぱりバレてたり?安心と不安の合間をゆらゆら飛んで、首を傾げ。)ビナさん…言葉の探究、ですか?なんだかかっこいいですね、素敵…。(言葉の探究をする人…そう考えると、彼女の言葉達が不思議な感じだったのも、しっくり来ます。どんなことをするのかは全くわかりませんが、一つのものを探究するのはなんだかカッコ良い。かわいらしい見た目に反して、立派な人。)」   (8/4 01:29:27)
ごま/フィフィー > 「私はフィフィーと言います…貴方と同じ、一羽の渡り鳥です。…と言っても、探究とか立派なことはしてませんけれど……。(“渡り鳥”…羽がない彼女が、鳥に例えて自己紹介するのを見てまたドキッとしてしまった。でもまぁ、旅人の比喩では良くあること…たまたまです、たまたま。自分も同じだと言うように同じ表現を使っては、自己紹介を返そう。)」   (8/4 01:29:35)


木場田/ビナ > 「カッコいい、かな。」「………えへっ、そーかも。」(ウィンクして、ちょっとカッコつける。近くに立つ一本の街路樹。そこの枝先に羽を休める鳥の隣に、さっきまで空を飛んでいた白い鳥が降り立った。二羽は、お互いは最初な驚いたみたいにお互い見合って、すこし囀ればもう隣にいるのが当たり前みたいだった。ビナは、ふふっとはにかんで笑う。なんだか、あなたの素直な褒め言葉がこんなにうれしい。スッと入ってくるあなたの『言葉』は、それこそ羽のように軽やかに、心の隙間に滑り込んできたよ。だから、こんなに嬉しいんだ。ほのかな暖かみが、羽毛に宿って。)「フィフィーちゃん!よろしくねぇー!」「………そだ」(不意打ちに、手をポンと叩いた)「ちょとさ、落ち着くとこに移動しない?」(それは、軽い提案。弾んだ口調は、軽快なステップを踏みながらに。そんな細やかなお誘いで、そっと手を差し伸べようか。『—————一緒に来ない?』まるで、雄弁に、そう囁くように。さっき枝に降りてきた鳥が楽しげに囀る。)「フィフィーちゃんとは、ゆっくり話したいんだ。」>ごまさん   (8/4 01:50:02)


ごま/フィフィー > 「ふふ、よろしくお願いしますね。(あぁ、これぞ素敵な旅の出会い。かつての鳥籠から飛び立って来て良かったという実感がひしひしと染み込んで、喜びがふつふつと湧く。始まりはただ、降り立った視線の先にたまたま貴方が居ただけ…厳密には、ガフさんを見つけたからだけれど…そこからちょっとした会話をして、お互い親しくなっていくのがとても楽しい。前に比べたら随分と羽を伸ばせたほうだ、こうやって見知らぬ誰かと軽く明るく話をするなんて出来なかったから…。)…ですね、私も…私もビナさんと、お話ししたいです。(心躍るそのお誘いの言葉が届けば、嬉しさで飛び上がってしまいそうな気持ちを抑えて返事をする。街路樹の枝に止まる鳥達の囀りに背を押されるように、差し伸ばされた手を取って、)私、ビナさんに色々聞きたいです。その、言葉の探究?とか、ガフさんについてとか…色々…。」   (8/4 02:13:38)


木場田/ビナ > 「ほんとー?!」(繋いだ手を放さぬよう、あなたとの、手のひらくらいの『つながり』を引いて、自然とあなたとビナの距離は縮まっただろうか。二羽の鳥は空へとばさばさ飛び立った。倣うように、その羽音が合図で二人は歩き出そうか。羽は無くとも、二人は自由。でも、あなたはわたしの後をついてくればいい。飛べなくとも、ビナも飛べないし、憚る物もなにもない。)「ならいっぱいわたしとお話ししよっ。あはっ、楽し。」(足取りは軽く、二人の後をガフがついてくる。ここは空で、ガフのふわふわは雲みたい。)「————『言葉』の探究は…………そうだな。なんで言えばいっかな………」(歩きながら、あなたのすこし先を歩くビナは、説明に淀みを見せた。その表情は、後ろのあなたでは確認することはできないだろう。少々の沈黙の間をら風の音が埋めて、それからビナは思い立ったように口を開いた。)「わたし、いろんな人とお話ししてきて、その人の今を一言で象徴する『言葉』を求めてるの。だから、さっきいっぱい見ちゃった。あなたの『言葉』を、知りたかったから。」   (8/4 02:31:41)
木場田/ビナ > (そこで歩みをやめて、パッと繋いでいた手を離せば、くるりんと振り返る。)「あなたは『羽』。まるで、羽のように軽くて、一つ風が吹いたらいなくなってしまいそうな儚い感じ。それでいて、空を飛ぶのに必要な『象徴』でありながら、『しかし抜け落ちた羽は自力で飛ぶことは出来ずに、地に落ちたまま』。」(そうして、にっこりと、眉をハの字にしつつも、ニコリとして見せよう。)「それが、わたしが今の『フィフィーちゃんに見出した【言葉】』、かな。」>ごまさん   (8/4 02:32:09)


ごま/フィフィー > 「その人に似合う言葉を探す、みたいな…感じですか?……うーん…難しいことをしているのですね…。(軽やかだった流れが淀む。…やっぱり説明するのが難しい物なのでしょう。きっと、絵や音楽のような、感性の世界でしょうから……。難しいことを言葉にして説明してくれた彼女にありがたさを感じながら、その意味を噛み砕いて理解しようと試みる。それでもまだ、何処か掴めないけれど…こればかりはもう、私の頭の出来の問題でしょうね。)見ちゃった、って…(さっきの、私を見つめていたときのこと…?と続けようとした言葉は突然離れた手によって断ち切られ、そのまま喉の奥へ飲み込まれていった。振り返った彼女の顔、透き通る黄緑色を見つめながら。)……“羽”…(豆鉄砲を食らった鳩のような顔をしてしまう。彼女から放たれた言葉は風に乗って耳に入り、私の心をざわざわ揺らした。)」   (8/4 17:54:54)
ごま/フィフィー > 「…やっぱり……その。(地に落ちたままの羽、空の青を夢みても飛ぶことの出来ない羽…それはまさに、私自身を。自身が背負うリュックの中身を指しているような。彼女が言う“言葉の探究”の意味をぼんやりと理解しつつも、気持ちは困惑に染まる。完璧に隠している、塞いでいるはずなのに、どうしてそんな“見えてる”ようなことを。リュックの中身は軽くて重い。このちょっとの間で背中の重荷が段々と重さを増しているような錯覚を起こしてしまう。重い背に意識を引っ張られながらも口を小さく開き、細い声を風に乗せて、周りに聞こえぬように貴方だけに向かって羽ばたかせる。)……ビナさんには、見えちゃってるんですか?(何かはまだ隠したまま。彼女が見通しているなら、知っているのなら、当てはまる言葉はわかってしまうはずですから。)」   (8/4 17:55:02)


木場田/ビナ > 「今はそんな認識で十分だよ。」(グッド。親指立ててウィンクをする。言葉の探究者が、言葉にうまく還元出来ずにどうする。ほとほと、先は長いなと引き締めるばかりだ。あなたと一緒なら、さぁ、どこまでも行けるような。)「見えてる、かあ………」(あなたの疑問に、ビナは満足そうに笑う。しかし、それからあなたの質問に答えらしい答えを返すことはなく、返答は無言を貫いたまま、そのままどんどんと歩みを進めるのであった。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤもう、どれほど一緒に歩いただろうか。)「この辺なら、いいかな。」(そこには、もう人気も少ない、外れの番地だ。そこには人の姿は無く、緑が多いためか先ほどのところより涼しげな印象を与えるだろうか。そう言ったビナは、そのまま少しあなたの前まで行って、またくるりと振り返った。黒い衣が円に広がり、ふわりと落ち着く。一歩、一歩、それから口を開きながら、横に歩き始めた。)「さっきの質問、答えるね。わたしの字は、ビナ。【ビナー】の、ビナ。その性質は【理解】。」   (8/5 09:55:21)
木場田/ビナ > 「この世界は、【言葉に力を持つ】。きみが思っている以上に、フィフィーちゃんが喋る言葉には力が宿っている。その力を解いて『見通せば』、まあ、色んな事がわかってくる。考えている事、伝えたい事、その人の事。わたしは、そういう事を見通して、【理解】するのが得意なだけ。だから、それっぽく言えても、わたしはきみがどんなものを背負っているかなんて見えないし、きっとわかるべきではないことを見通している。」(歩みをやめ、あなたに横目に視線をやった。)   (8/5 09:56:13)


ごま/フィフィー > 「(風を受けとった彼女はそれに笑顔を返しただけで、すいすいと歩みを進めていく。答えはまだ雲に隠されたままで見えない、見せてもらえない…もやつきが残って不安げな表情でただ見つめることしかできない。私がこうやって曇っている間にも、彼女はすぅーっと飛ぶように進んで行きます。置いていかれないように、慌てて止めていた足を前へ前へと動かして貴方の後ろをついて行き。)(辿り着いたのは通りから外れた人気のない場所。涼しげな雰囲気に、ちょっとどきどきとしていた心臓の動きも緩やかに静まって行く。落ち着いた場所、ここならゆったりと話せそうな…早速というように、隣を歩いていた彼女が口を開く。)…つまりは……言葉を通して、人を見通しているのですね。(旅を始めてから知ったことだけれど…彼女の言う通り、この世界は“言葉”が大切だと聞いた。私の言葉にもその力は存在している。見通してしまっているというのなら、今まで飛ばした言葉の中に、気付かぬうちに羽が混じってしまっていたのでしょうか。)」   (8/7 13:02:39)
ごま/フィフィー > 「貴方が先程………私を“言葉”にしてくれたときの…アレ、本当にどんぴしゃで…。(しばらく黙っていた此方もゆったりと言葉を発し始める。)ちょっとお喋りしただけなのに、すごいですね、魔法みたい……。…どんぴしゃ記念に、ちょっと見せちゃいましょうか。(そのまま指でするりと髪をかき揚げ、隠れていた耳を見せようか。人間なら耳にあたるその部分にはやわらかそうな羽が重なって生えて、雲みたいにふわふわとしていた。その耳の形で自身が普通の人間ではないことを告げ、『背中には大きいの背負ってるんです』と、ひそひそ。ギリギリ聞こえるかくらいの声。まるで子供の内緒話の様に話しては、苦みを含んだ笑顔を浮かべた)貴方の言葉、文字通り……“飛ぶことのできない羽”、です。…貴方が私の言葉に“羽”を選んだ理由。本当に羽を見通していたのか、それともただの比喩だったのかは、私はどうにも頭が悪くって…わかりませんが……ただ、それが私にぴったりというのはわかります。さすが言葉の探求者、素晴らしいです。」   (8/7 13:02:49)


木場田/ビナ > 「ん………?」(見せる。そう発した彼女の言葉には、決意が混じられていた。そしてその決意は人ならざる物の顕によって形を見せる。【亜人】、人とは違う部位を持つ人たち。ウェンディア王国では、そのような人たちの移民を受け入れてきた歴史から、そう珍しい存在でも無かったが。あなたは、雲隠れの渡り鳥だったと言うわけだ。そして、ビナの『言葉』は、あなたという存在を良く突き当てていた。)「恐悦至極でございます……ってね。」「ふかふかのお耳で、きっとあなたのその背負っているものも、ふかふかなんだろうね。」(目を閉じた。あなたの目に見える姿に言葉を濁らせないように。目に見えない、外見ではなく本質を求めたばかりに、目を閉じようか。地に落ちた羽は、飛ぶ事能わず。ただ、空を想い続けて朽ちていく。だけど、あなたは羽ではなく、『翼』が伸びている。)「その翼で、空を飛んでみたいとは、思っている?」>フィフィーさん   (8/8 13:53:22)