この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

オウガ&ガデューカ

しぃずま@オウガ > 「あーあ…我ながらよく寝たもんだな…(ウェンディア王国騎士団、またの名をフィニクス騎士団。その騎士団寮。そこでオウガは、よく眠れない夜を過ごしていた。それは、昼頃の変な時間に、酒に酔って眠ってしまったからだ。…いっそ、今から訓練でもしてしまいたいところだが、そうもいかない。そんなことをしようとして毒蛇に見つかったら、どうなるかわからない。…足音も近づいてくる。今日は、彼女が大事な話があると言うことで、殺風景な自室にて、ベッドの上を椅子がわりにして腰かけて、待っている。一体、何が話されるのだろうか。暗い話…には、ならないだろうというのは、分かる。楽しみにしている自分の姿を見て、彼女も共に笑っていたのだから。わざわざ望んだものを手放してしまうような愚かさは、あなたには似合わないと思うから。ぼーっと、目の前にある机に置いた蝋燭を眺めながら、そう考えた。)」   (8/3 17:45:54)
しぃずま@オウガ > 「(さて、そろそろ扉が開くだろうか。ベッドの脇腹、座っている方とは逆側にあるそこに両手をついて、微笑みながらその扉が開くのを待った。)」   (8/3 17:46:06)


クロ:ガデューカ > オウガ、お邪魔するよ( 扉を数回とんとんっと叩けば勝手に開けて中に居る部屋の主、オウガをじっと見据える。此処に来る前にきちんとアポを取っていたのだから特に怒られはしないのだろうし、彼の表情を見れば安心ができるというものだ。 先程まで共に目の前にいる彼、オウガと海祭りに[ 治療 ]をしに行き[ 治療法 ]として酒飲み対決をした事により、酒の匂いと海の匂いを漂わせてはほんのりと紅く染まった頬を、口角を上げ、小さいが鋭い蛇の牙を見せつけながら「 元気そうでなによりだよ 」と伝える。机に置いてある蝋燭の灯火がゆらり、と揺れては2人を見詰める。 正直な所、まだ少し酔いが回っているのだが、大切な用事があるのだから仕方が無い。何より、久しぶりにはしゃぎ過ぎてしまい、着替えるのもだるくて水着姿に騎士団の服…と言っても大きめの上着のみ肩に掛けて此処に来てしまうレベルなのだから。)   (8/5 17:06:41)
クロ:ガデューカ > ま、大事な話_というよりも、大事な行動ってやつだね。お互いに飲みすぎた訳だが、アンタは訳が違うってもんよ。あ、この瓶は念の為の酔い覚まし。必要無いと感じたら明日の…そうだね、何時でも構わないから適当に私の机の上に返しておくれ。ああ、私は風呂上がりに飲むから先に持ってきたのさ。んで、体調はどうだい?( 部屋に入って早々毒蛇は、シンプルだが大人っぽい小さなショルダーバッグを漁って瓶を1つ机に置いて、次にメモ帳と古くて汚れている万年筆を取り出して先の言葉を述べる。勿論、これは大事な話だ。大事な話、大切な話_つまり診察をしに来たのだ。何せ毒蛇は司祭であり、自分が関わった人の怪我、病を全て完治させるまで付き纏うという中々に不思議な性格の持ち主だから仕方がないと言っても良いだろう。 あまりにも殺風景で、蝋燭の灯りを頼りに動くしかないこの部屋の中。 何度も行ってきた診察が、今宵も始まる。)   (8/5 17:06:49)


しぃずま@オウガ > 「元気だぜ、今日もアンタのお陰でな。ってか、そうか。そういえばまだだったな。今日も頼むぜ、先生。(なんて、扉を開けてすぐ、「大事な行動」をしようとするあなたを呼び掛ける。)体調は…まぁ、特に変わったこたねえよ。(自らの体を触りながら。その肌はあなたの紅潮した色とは違い、日に焼けて少し黒くなっていて、まだまだ酔い足りないという感じだ。それもそうだろう、3年間ほぼ禁酒の毎日だったのだもの。3年ぶりにもなるイッキ飲みで、酔いに慣れず抗えず、眠ってしまったのだから、オウガの「精神」は物足りない様子だ。体ももう安定している。酔いなど知らぬかのように、鬼は全くのシラフであった。…と、言うには、眠りすぎも合わせて少し身は重いが。)」   (8/5 19:34:47)
しぃずま@オウガ > 「で、だな。(先程までの柔和な雰囲気は無くなる。そしてそこから塗り換わったのは、怒り、というより落胆や呆れなどの類いのものだ。)お前な、その格好で出歩いて来たのか?…まぁそりゃ、別に外をであるくわけじゃねえだろうがよ…そんな格好じゃ人目につくし風邪引くぞ。(眉間をぎゅっとつねり。眠い目には見えないと思ったか?生憎眠気はどっかに飛んでいっちまって冴えてるし、蝋燭に照らされてその脚とボディーラインはよく見える。海の水着と陸の水着じゃ、男は見る目を変えるものだ。オウガはさながら妹に注意するように、花も恥じらう30代へ注意した。)」   (8/5 19:35:11)
しぃずま@オウガ > 「…はぁ、これは貰っとくよ。(一旦落ち着くために、そして重い体を少しでも楽にするために、瓶の中の液体を、小川のように少しずつ、ちょろちょろと喉奥へ流し込む。3秒ほどして、また瓶を机へ戻せば、その微かな空気で、ゆらゆらと灯火は揺れていた。)」   (8/5 19:35:39)


クロ:ガデューカ > だから、先生はよしとくれよ( けらり、と両目を瞑り、笑いながら片手を前に振る。まるで照れ隠しの様に、貴方の言葉を跳ね除けるかのように。蝋燭の灯火はそんな毒蛇を見てはケラケラと笑うかの如くゆらりふらりと揺らいでみせるものだから、ムッとした目で見つめ返してやる。まるで対話してるようだが直ぐに本題へと切り替えるのもお手の物、といった所だろうか。それはさておき、この部屋に、貴方の耳にも毒蛇の耳にも、サラサラと万年筆で紙をなぞる音が聞こえてくるだろう。何せ司祭として貴方の主治医として治療中なのだからメモ帳に貴方の発言、行動、口調など事細かに残さねばならない。 真剣な顔つきで話を聞きながら辺りを見渡して数分。取り敢えずの状況を把握出来たのか「 ま、元気なら良かったよ 」と言いつつ手に持っていた万年筆やメモ帳を片そうとしていた時、貴方の雰囲気が変わったのを察知して直ぐに顔を視点を貴方に向け_   (8/8 09:15:02)
クロ:ガデューカ > _直ぐに目線を元に戻しては貴方に「 おや、悪いかい?水気は取ってあるから風邪にはならないよ。アンタ、私を誰だと思ってるんだい。私は世にも恐ろしい毒蛇さ。人目についたところで、私だと分かりゃ離れるだろうよ。」なんて自嘲気味に_自嘲気味に笑いつつ片付けを再び始める。勿論[ コレ ]は毒蛇か悪い。30代の女性が、職場である騎士団本部でこんな格好をして出歩く方が可笑しい。けれども正直な話毒蛇自身も気が付いているのだ_そう、この自慢の蛇目も、大好きなスプリットタンである舌も、普通の人から見たらおぞましくて、異様な事ぐらい。けれどそんなのは気にしてないし、そもそもの時点でそういう目で見られる事を[ 慣れている ]のだから。だから、先程の自嘲は特に意味が無い。だから、先程の自嘲に対して気を使われないように、きちんと片付けを終えてからゆっくりと、ゆっくりと、顔を上げて野花の如く小さいが凛とした笑顔で「 ま、心配の気持ちは有難く受けるけどね。ありがとうね 」と御礼を述べるのだった。)   (8/8 09:15:17)