この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

ガデューカ&オウガ

蛇の我儘-海祭り-

クロ:ガデューカ > んぁ……あ"、出たな、このクソイベント…( 日差しの良い今日、綺麗なグラデーションの紫髪をふわりふわりと靡かせる_そしてとんでもなく大きく舌打ちをしては自室で…と云うよりも此処は司祭の仕事場、というべきか。壁に掛けられたカレンダーを睨みつけながら腕を組み、足でたんたんっと軽く床を蹴りつけるのは司祭であり[ 健康面をめちゃくちゃ気にしている ]毒蛇だ。 綺麗だがシンプルなそのカレンダーには昨日と今日の日付の所に真っ赤で大きなバツ印がある。何せ昨日と今日は海祭り。海祭りの存在を知ったその日から海祭りのメインイベントに対して怒りを覚えていたのだ。そのメインイベントは_酒呑み。 酒の呑みすぎには注意して欲しいのだが、こうもまぁデカデカと開催するとは。むすっとした顔で誰かも知らぬ主催者に対して__御前に絶対に毒を盛ってやるからな_なんて考える辺り、かなり怒っていると見える。)   (8/2 16:16:10)
クロ:ガデューカ > ( そんな時、ふ、と思い出したのはとある人の顔。この間、朽ちた村で酷い目に会ってからというもの中々上手く精神が回復していない人。痛々しいその人の顔や後ろ姿を思い出す度に酷く痛む心臓を優しく摩っては、カレンダーをじっと見つめて決意する。辛い時こそアロマを使い、悲しい時こそ人と触れ合うのが大切。海も酒も良い[ 治療法 ]。_勿論、呑みすぎは駄目だけどね、今回は見逃すよ…__ふふ、と悪戯な笑みを零しては、どうやって引っ掴んでやろうかと考えながら貴方の居るであろう部屋へと駆け足で向かった。)   (8/2 16:16:11)


しぃずま@オウガ > 「(がりがり、がりがり、狂ったようにペンを動かす者がひとつあり。…海祭りは、ガデューカに止められて、いつも行くことはできなかった。…しかし、だ。今回ばかりは、彼女のせいだとは言えない状況だ…なぜならば、オウガは自分自身の意思で、ここに残っているのだから。…あの日から、休むことなく、とにかく何かをしているオウガは、することをやめないオウガは、今日もまた一心不乱にペンを。剣を。振り続けていた。…すがるものはもう、王国しかないのだ。だから、そのために。…そして、唯一自分の真名を知る、ハーメルンのために。俺は何かをし続けなければならないのだ。)」   (8/2 16:38:53)
しぃずま@オウガ > 「(しかし、その狂気的な集中力が災いしてか、あなたの足音に気付くことはできなかった。…今は、あなたと話す暇もないのだ。気づいていれば、そう言って鍵を閉めでもしてしまっていただろうか。突然扉が開いたとき、その鬼は、気づいていなかったにも関わらず、ほぼ無反応で、ただゆっくりと、表情のない視線だけをゆっくりと上げていく。)…ガデューカか。すまんが、今は忙しいんだ…(だが、その目もすぐに、山積みの書類へと向かった。そのすべては、休暇中であるため今やる必要のない仕事だ。…知っている。だが、それでも、その間にも何かしなければならない、そんな執着に取り憑かれていた。あなたは、どうやって引きずり出してくれるかな。)」   (8/2 16:38:56)


クロ:ガデューカ > ( 大きく扉を開けばそこには萎れた花のような姿が。身体は大きいのだがどうにもしおらしくてしおらしくて。見ている此方もやられそうになる程の負のオ - ラ。禍々しくて、怖くて黒くて飲み込まれそうで_悲しい。そんな、そんな感じがしたのだ。毒のように部屋の中全てを飲み込むような重っ苦しい雰囲気だけではなく、表情もそこにあるのは明らかな[ 無 ]。だけどそれに屈してはならぬのだ、何せ私は_毒蛇だから。)   (8/2 16:55:48)
クロ:ガデューカ > オウガ!そんな仕事後だよ!はいペン置いて!!立って!!!!ほら立って!!!!!!!!( ぱんぱんっと手を叩く軽い音を響かせては重たい空気を無理矢理取り除こうとする。軽やかなその手を叩く音は貴方に届いただろうか。だがしかし、それだけでは動かないのは知っている。だから間髪入れずに近寄って顔を近寄らせては「 いいかい、今日は海祭りだよ。私は海祭りに行くんだ勿論御前も来るんだよ、嫌とは言わせないよ。アンタ、乙女が1人で海に行くだなんて危ないと思わないかい?それにこれは新しい治療法だよ、知らないのかい海祭りに行くと元気が出るって。兎にも角にも早く、その足を、動かして、行く支度をしな。あんたが来ないなら私は騎士団の飯に毒を入れるよ 」と、早口でペラペラと、いいや早口なんかじゃない。物凄い剣幕で一つ一つちゃんと聞き取れる速さで貴方に。挙句の果てには言うだけ言っては貴方の意見なんて聞きもせずに扉の方に向かって「 海祭りの名物、酒呑み。あんたそこで私と勝負しようじゃないか。いいかい、こなかったら_分かるだろう? 」ふん、と鼻を鳴らしては先の言葉を真顔で言ったのだった。   (8/2 16:56:12)
クロ:ガデューカ > 扉を1度閉めたかと思えば、再び開けて忘れてた、と小さく呟いては「 会場で待ってる 」と言いつつ手をひらりと振りながら再び扉を閉める。勿論貴方が来る確証なんてない、だがそれでも無理にでも誘ってみせると決めたのだ。何、本当に来なかったら本当にやってやるさ。__なんて、酷く我儘な思考回路をしてはさっさと自室に戻って支度を始めたのだった_〆) 【 蛇の我儘 - 海祭り - 】   (8/2 16:57:15)