この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

白梅&アルシラ

愛国者と預言者

クロ:白梅 > 何と美しき夕焼け空よ。( ぽつり、と言葉が静かに虫の音と共に響いた。仕事終わりに小雨が降る中番傘1つさしながらのんびり散歩をしていたがつい先程雲が晴れて顔を出した沈み掛けの太陽が空を橙色で染めていくのをじっと見詰めた。 梅雨とは不思議なものであり、雨が降ったかと思えば晴れて虹が出る。まるで人の心の様で、白梅は梅雨が好きなのだ。面白い、美しい。   (7/14 19:04:32)
クロ:白梅 > _まぁ、妾は雨自体好きなのだがな…_そんな事を思えば再度歩き出して。勿論の事だが適当な散歩故に目的地なんて無い。行き当たりばったり、というものである。 ばしゃ、ぱちゃ。と小さな水溜まりを通れば小さく軽やかな水の音が。 いつもの土を踏みしめる音も水気が含まれている事によってほんのり耳に残るような音が生まれる。 湿気によりほんのり湿ぼったくなった薄茶色の髪の毛は、いつもより低めに縛っており歩く度にゆらりゆらりと揺れていく。 その時であった。何処かで蛙の鳴き声が聞こえたかと思い何気なく、ふ、と其方の方を見ると神社が。 _お参りでもしていこうか__   (7/14 19:04:34)
クロ:白梅 > そんな事を思いつけば迷うことなく神社の元へと歩き出す。時間帯のせいなのか、先程まで雨が降っていたからなのか。何にせよ人気は少なく自然を身体で感じれる様な、そんな気がしてほんのりと微笑みを浮かべて見せた。 鳥居の中に入ってみれば、空気がガラッと変わる。鳥居の近くで佇めば、ぶわ、と生暖かい風が白梅を包み込む。_嗚呼、" 気 "が変わったんだな。好きだ、コレが何よりも好いておるのだ……__目を閉じて番傘の先端を地につけて人があまり居ないのをいい事に、その空気を自然を目を閉じて肌と脳で感じて居る姿を見れば、ほんの少し異様な人に見えてしまうかもしれない。だが誰も狂人だとは思わないだろう。何せ仕事帰り故に軍服なのだから。)   (7/14 19:04:42)


カフカ/アルシラ > 「(雲は涙を流す事を止めたらしい。天と地は水を交差させて成り立つ。そして7色の光は空を架ける。白い修道服の女……ゆったりとした着こなし方から、見た目だけで性別を判断するのは少し困難だろうか、は金の十字の耳飾りを揺らしながら、そして金色の装飾が施された聖槍を持ちながら悠々と歩く。向かう先は勿論――)……。(澄んだ蒼い空と対比される紅の鳥居を構えるその神社はなんとも荘厳な造りで、各国各所を巡礼しているヨズア人の彼女からすればエキゾチックな雰囲気を漂わせている。変に着飾らず、かといって決して質素ではない威厳。あゝ……此処には【神がいる】)いつみても、この国の神社は本当に良く出来ていますね。(大聖堂……神殿…王墓……寺院…そして神社。神を奉り、信仰が集まる場所。それは普通とは違うオーラを放つ建造物だ。人は住んでいないのに、"そこには居る"と圧倒的な存在感を否が応でも感じざるを得ない。紅い鳥居を潜る瞬間。それは聖堂の扉を抜けて中に一歩踏み入る感覚と似ていた。まるでその時間だけゆっくりと、空気は止まり、そして世界が変わってしまったような錯覚。信仰と神が生きるこの世界で神聖な場所に入る事の意味は大きい。)」   (7/14 19:32:30)
カフカ/アルシラ > 「(生暖かい風が頬に当たる…この人が少ない時間帯、彼女が訪れた時には誰もいなかったけれど――貴女が姿を表したとき、背中から彼女はすぐに気配を感じ取って振り向いただろう。あまりにも大きいその【存在感】故に、だ)……こんばんは。(少し彼女よりも背の高いだろう、軍服の姿の貴女を見れば職は一目瞭然の事だ。逆に貴女は彼女の職が信仰に深く関わるものだという事についても、その容姿から容易に推測がつくだろうね。そして顔に刻まれた傷に、視力のいい彼女は少し離れたこの距離でもきっと気付いた。死境をきっと幾度と潜り抜けて来たのだろうか。目を閉じてこの空気を感じているのだろう、その佇まいは明らかな信仰を彼女に感じさせる。あゝ、敬虔な使徒の一人なのだろうか、故にこの振る舞い。故にこの所作。少し彼女は感心していた)」   (7/14 19:32:39)


クロ:白梅 > ( 目を閉じ、様々なものを感じ取っていたが声を掛けられた事によりゆっくりと目を開く。右の眉から頬にかけて大きく残る傷跡が、その両の真っ黒な目が貴女を捉えた時。ほんのりと、言葉では言い表すことの出来ない" 何か "がほんのりと感じ取れた。サァ、…_と少しずつ冷えてきた風が2人を、神社を、世界を包み込むのを堪能しつつ口を開いた。)   (7/14 19:59:40)
クロ:白梅 > 今晩和、今宵も美しき宵闇であるなぁ。( ふふ、と表情を柔らかくして挨拶をしてみせる。目の前にいる人はなんと美しい女性だろうか。いや、青年か。不思議とその中性的な顔立ちと灰色の髪に惹かれてしまう。 じっと目を離さずに見詰めていたが、流石に失礼に値すると思ったのか目を外してその人の近くまでゆっくりと歩き出した。神社の鳥居を完全にくぐり抜け奥へと歩みを進めると、蛙の鳴き声、鈴虫の音色、風の囁きが先程よりも耳へと入り込む。美しく咲いている草木が雫を纏い夕焼けによって煌びやかに光っているのを横目に見つつ隣と言っても良い程近寄ってみては再度口を開いた。)   (7/14 19:59:48)
クロ:白梅 > 隣に失礼するぞ。いや何、まさか人が居るとは思ってなくてな。何かの縁であろうか。何にせよ目的は同じであるな?( ぺらぺらと口が回る、回る。軽く笑を零しつつ相手の顔を、その翡翠のような色彩を持つ瞳を見詰めつつ1人勝手に話を進めれば誘いをかけた。 先に御参りしてないのであれば一緒にしませんか、という意味合いを込めての先の言葉。勿論、断られる事はきちんと考えてある。何せ縁だのなんだの言おうが、この人は先に居たのだもの。御参りを先に済ませてある可能性の方が高いから。それでも誘うのは気分なのか何か思うことがあるからなのか。はたまた本当に縁だからなのか。)   (7/14 19:59:57)


カフカ/アルシラ > 「(さあ、ここで貴女と"目があった"事を彼女は覚える。黒い瞳は深淵を除くかの如く深く。貴女の瞳は純黒というよりも……様々な色をごちゃ混ぜにした黒色みたいだ、と彼女は感じ取った。風は少し乾きを帯びただろうか、吹き抜けたソレに彼女の長い髪は靡く。蛙の鳴き声や虫の音、自然を感じるとはこういう事を言うのだろう。此処はまさしく、"神聖"を感受するに相応しい環境だった)……はい。是非、御一緒に。(貴方はここではっきりと彼女の声色を聞いた筈だ。透き通るような高い女声、ここで初めてアルシラが女性であると貴方は理解する。そしてその声は決して大きくない、寧ろ小さいぐらいの声なのに何故か、貴方の頭の中にすんなりと、水面に水滴が落ちて波紋が広がるように、浸透する―――【聞こえる】)」   (7/14 20:19:39)
カフカ/アルシラ > 「……。(ゆっくりとした所作で彼女はその建物の御前まで歩いていくと、シャン、と音を立てて金色の槍を地面に寝かせるようにして置く。何度か別の神社訪れた彼女は、この国の祈り方を知っていた。【郷に入っては郷に従え】彼女はソレに習って色白の手を合わせて目をゆっくりと閉じる。金十字の耳飾りは風に揺られている。【黙祷】他の国では何かを言葉を呟いたりして神に祈りを捧げていたが、この国ではどうやら違うらしい。わざわざ言葉に出さずとも常日頃から神は我々を見ている――あゝなるほど。それならわざわざ言葉を紡がなくともよいではないか。そして彼女は祈った――【森羅万象に救いがあらんことを】万物の救済。不可能とも言えるソレは、やはり神の下に生まれ、その教えを伝えるべくして生きている彼女らしい、純朴でいて究極の慈善。我が神は天上から貴女をそして彼女を視ている。この祈りは貴女を含む全てに捧げよう―――――)」   (7/14 20:19:47)


クロ:白梅 > うむ、共に御参りをしようではないか。( ふ、と安堵の一息とも言える様な息を漏らしつつ笑顔をいつも通りに振りまく。相手のその濁りの無い硝子のように、空から舞い降りる美しき雫のように透き通る様な声色を耳にした時にこの隣にいる人が[ 女性 ]である事を認識したが特に性別については今、語る事は無かった。 何せ今は御参りするのが大切な行動、思考なのだから_。   (7/15 00:44:50)
クロ:白梅 > 共にその御神体_分かりやすくいえば賽銭箱の目の前まで歩けば、白梅はふ、と辺りを見渡す。手水の場を探しているようだが、直ぐに辞めた。何せ近頃は雨水が空から何万、何億と降り注いできたのだから。手水の水が清く美しくなるまでは口を清める事が出来ない故に今回は手水を辞めたらしい。 隣で手を合わせて祈りの姿勢を取る女性の事を横目に、番傘を同じように地に置いて白梅は礼をゆっくりとした。1つ目の礼で後ろにあった髪の毛が前に垂れてきてしまうが気にせず払いもせず2礼目を。 次に、ス、と両手を軽く胸元よりほんの少し下の辺りに持ってきて2回、手を叩いた。ぱんっ、という軽やかだがよく響く音が辺り一面に広がる頃、両手を合わせたまま白梅は軽く頭を垂れて両の目を閉じた。 そして白梅は、心の中でその神社に身のうちを明かした後に願いをした。 _どうか、尊華が繁栄しますように、この地で見守って下さい……__ そして最後に深く深く一礼をする。 これが、白梅が随分と昔に教わった神社の御参りの仕方であった。)   (7/15 00:45:07)
クロ:白梅 > ( 日が遠い向こうへと沈み、紺色のグラデーションが空を彩る。番傘を拾い、隣で祈りを終えたであろう女性の方を向けば「 良い時間を過ごせた。感謝する 」と軽くお礼を述べてはその女性の身なりをざっと見る。 雰囲気、服装、顔立ちはともかくとして。ただの一般人と変わらぬ所から、白梅は何気無く名前を聞いてみる事にしよう_そんな思考に至った為に「 御主、名は何と云う?嗚呼いや、言えぬのであればそれで構わぬ。」なんて述べた。勿論、相手の気持ちを尊重する為にも言いたくない、言えないのであれば言わなくて良いと云う事をキチンと相手に伝えて。)   (7/15 00:45:19)


カフカ/アルシラ > 「(彼女の黙祷は短く、それこそ貴女が祈っている途中に終えてしまったのだが……貴女の所作を見るなり、【正しい】作法を取っているようだと言うことは明確だった。そう、きっと国民の多く正しい祈り方を知らないのだろう。故に彼女はそれの模倣をして正しいを履き違えていたのだ。なるほど二礼が必要なのか、しかしもう一度祈るのも無粋な行為であろうか、と一考の後に次回から改めることにしようかと結論づけて)……こちらこそ。今後は私も正しい所作で祈祷に臨みたいですね。(優しい、抑揚のついたひどく落ち着いた声色で彼女は話す。そこにネガティブな感情は一切感じられないだろう。神の在り方が多様化されている事を理解している彼女にとって祈りの作法は確かに重要だけれど、悔やむほどの事ではないのだから。重要なのは"祈りを捧げた"という事実である)……あゝ、私はアルシラといいます。ヨズアの出身で、各国各所で宣教師として、そして"預言者"として活動している者です。(預言者、その言葉のみ魔術師として優れている貴女は微かな違和感を感じるだろうか。その時のみ【彼女の本来の声】と【低い男の声】が重なったかのような錯覚に)」   (7/15 22:37:51)
カフカ/アルシラ > 「……私は神の声を聞き、そして人々に伝える者です。例外なく、それは貴女にも。故にこの邂逅も必然。私達は【出会うべくして出会った】(神託のように精神まで響き渡るその声は、初めて覚える感覚だろう……)その丁寧な佇まいと所作……貴女は、この国に尽力する敬虔な使徒なのですね。(この国の身分や階級制度に彼女は詳しくないけれど、ここまで貴女を見た彼女が感じ取ったプロファイリングはこんな所だ。【本当にこの国の繁栄を願っている】故に教えに従順。そして正しく着こなした軍服と口振りなのだろう、と推測したのだ)」   (7/15 22:38:00)


クロ:白梅 > ん?あ、先程の妾の礼か。人によって家庭によって、やり方と云うは違うのだが…妾の仕方は…( 正しい所法、と言われれば思いだすのは彼女の御参りの仕方。家によっても人によっても祈りの仕方は変わるのだがただ単に知らなかっただけだと知れば、お節介かもしれないけれども、軽く説明をしてみせる。「 二礼二拍手一礼…といってな。先ず、賽銭箱に賽銭を入れる。賽銭箱が無い場合は特に何もしなくて良い。え - と。そうだな。次に、" 二礼 "。続いて音を立たせての" 二拍手 "。そして最後に" 一礼 "…。勿論、神社によっても作法は変わる故に様々なものを身体や心で感じると良いであろう。」ぺらぺらと、聞かれてもいないことを言う事が得意な白梅は何処か慣れた口振りでの説明を終えればへらり、と微笑んでみせた。)   (7/15 23:12:18)
クロ:白梅 > あるしら、アルシラと云うのか。うむ、良い名であるな。( 相手の声色は酷く優しくて落ち着きがある。まるで海底、海の底。落ち着く色合いが目に見える。ヨズアの出身、不思議と違和感を覚えるがそこまで気にせずに後の彼女の言葉を脳内で溶かして一つ一つをゆっくりと理解していく。 _その時だった。不意にその落ち着きのある海底に何かが落ちてきた様に、彼女の声色に変化が1つ。__宣教師、宣教師。嗚呼、この違和感を何と云おうか。まるで波の如くゆらりと揺れた…否、深海に亀裂が入った…?何にせよその声色は………その声色は、違和感を感じてしまうものである___。頭に浮かんだ様々な思考が脳内を次から次へと埋め尽くす。ほんのり背筋に冷や汗がたらり、と流れた。…が、しかし。直ぐに落ち着きを取り戻して再度貴女が紡ぐ言葉を一つ一つ分解しては理解をし始めるという行為を再開したのであった。)   (7/15 23:12:23)
クロ:白梅 > ふむ、…そうか。( 相手の云う[ 神の声 ]に関しては、白梅は特に何も感じなかった。目の前に居る灰の色を持つ女性が何を信仰しているのかなんて、白梅には関係が無いからであろうか。しかし、その後の[ 出会うべくして出会った ]。その言葉の説得力に、白梅はこくり、と頷く。何故こんなにも説得力があるのだろうか。多分_声色だろう。 彼女の先程までの声色とはまた違った良さを持つ、" 強い "声色。 _此奴が宣教師、と云うのも納得が行く_そんな事を思えば此方は更にじっと目を合わせてみせた。)   (7/15 23:12:36)
クロ:白梅 > いやなに、妾はこの國を。尊華を愛している…ただそれだけの事である。( ふ、と美しき花のような微笑みを零せばぐるりと辺りを見渡す。木、草、花。空、月、星。地、水、気__全て、全てが尊華のもの。嗚呼、嗚呼。なんと美しき世界、白梅はこの尊華が、國が、世界を誰よりも愛している。愛しているのだ。さて、辺りを見渡し始めてほんの数十秒。白梅は辺りを見渡すのを止め、アルシラの方を向いては手を差し出して自身の自己紹介を始めたのだった。相手が名を名乗ったのだから、当然の行為である。あちらが透き通った美しき声色で言葉を紡ぐのならば、此方は普段の凛とした声色で返そうか。「 妾は白梅。見ての通り軍人である、よろしく頼むぞ。嗚呼…此処で出会えた事に感謝をしようじゃないか 」 )   (7/15 23:12:44)


カフカ/アルシラ > 「愛国者である事は……良い事です。(愛国者。そう、貴女はまさしく愛国者だ。一方彼女は―――国を出て、そして言ってしまえば独自の教えを広めようとしている彼女は決して愛国者とは言えない、否。彼女には出身が何処なのかさえどうでも良かった。彼女の出身地はこの世界すべてであり、そして神の下唯一である。確固たる信念、信仰、信条。【信じるとはそれ即ち力也】それがある限り彼女も、そして貴女も平等に神の子であり、その声を聴くことができる……と彼女は考えている。貴女の黒い瞳を彼女は『色んな色が混じったような黒』と感じたがそれはつまり……後ろめたい意味ではなく、この国の厚塗りな色彩を、景色の一つ一つを吸収し、自らの瞳にこの尊華帝國そのものを宿しているのではないだろうか、と彼女は思慮に耽る)   (7/15 23:38:55)
カフカ/アルシラ > 「……白梅さん。あゝ、良い【名前】をつけたのですね―――素晴らしい。(凛とした声は力強かった。預言者であるアルシラは何度か、子供に名前をつけた事がある。旅をする上で様々な言語を学んだ彼女に漢字という概念は新鮮で真新しいもの……と同時に難解であったけれど、今となってはそれも【味わい深い言語】だ。春に咲く白の花。あゝ、この国に似つかわしい。彼女は優しく目を薄めるだろう)この国の景観にはいつも驚かされます。全く他国とは違うオリジナリティを確立させている。決して技術的にも劣っている訳ではないのに……どこか【古き良き】を感じさせる。そして信仰もまた然り、貴女が誇る気持ちも良くわかります。(スラスラとこの国についての感想を述べる彼女。貴女が愛しているこの国は、彼女の目には【こう映った】のだ)」   (7/15 23:39:04)


クロ:白梅 > 金額は幾らでも良く、此処に硬貨を入れるのだ。その行為を賽銭、と云ってな。故にこれは賽銭の箱。( 賽銭箱の方を見詰めつつ話を進める。そして再度口を開けば今度は空を横目に話を続けた。「 何処かの書物で読んだのだが、これまた印象的でな。この賽銭は黄泉の国…つまり天国である。天国の血縁者や大切な人に送られるそうだ。」勿論、この逸話を宣教師の貴女に伝えるのは如何なものかもしれない。だが、それでも神社の良さの1つとして伝えたかったのだ。何せ貴女は宣教師だから。宣教師だからこそ、この様な文化や教えが伝わっていると云う事を知るべきである、そんな思考が芽生えたから_。)   (7/16 00:40:47)
クロ:白梅 > 愛国者、そうであるなぁ…。妾はこの尊華を天下一にする為に軍人になったのだからな。御主の様な他国の者が、こうして尊華の特色に触れ、何かを感じていると云う姿を見るのは喜ばしい事である。( 愛国者_その言葉は月のように美しく、遠いものである。そう…国を愛する事は簡単な様で、難しい。だがこの白い梅はその国を愛すると云う行為を難無くこなしている、その理由は白梅の心に根を張り花を咲かせているモノ_信念だろうか。この国に愛される事が無かったとしても、白梅は生涯この国を愛し続けるだろう。勿論嫌悪を抱く時もあるのだけれど、この様な素敵出会いをもたらし、他の国にはない尊華の思想、思考。自然を言葉を人との交わりを感じさせ、夢を見せてくれるのだから愛するのは必然的、である。)   (7/16 00:40:49)
クロ:白梅 > そうか、そうか。恥ずかしく思えるが…その言葉、有り難く受け取ろうぞ。( そんなこんなで会話を進めていけば、空は完全な黒に染め上げられ、硝子の欠片が空に散りばめられた様に美しく光り輝く星空、月夜が2人を包み込む頃。白梅は自身の字を褒められた。ほんのりと頬が桃色で染められるのを感じ、右手で右頬を軽く掻いた。褒められる、と云うのは気恥しいのだが素直にその言葉を受け取る。髪を撫であげる風がほんのりと冷えてきたお陰で頬の色彩は落ち着きを取り戻した。目の前の彼女は、再び話を続ける。国に対してのその感想を耳に入れ、とろりとろりと脳内で溶かして理解、処理をしていけば何処か自慢気な表情で腕を組み、貴女を見詰めてはにぱっと花のように大きくそして柔らかな笑顔で「 そうか、そうか!尊華の良さを理解しておるのだな。嗚呼、アルシラよ。妾の愛する尊華の良さを抑えているだなんて、流石であるなぁ 」なんて応える。   (7/16 00:41:13)
クロ:白梅 > しかしまだ口が閉じる事は無く、「 妾は誇っておるのだ、この国の為に働ける事を何よりも誇りに思っておるのだ 」_幸せそうな明るい声色で話を続けるその姿は、無邪気な子供のような印象を与えるだろうか。何せこの白梅、天真爛漫な心の持ち主である故に。)   (7/16 00:41:20)
クロ:白梅 > ( さて、時と云うのは早く進むものであり、先程まで鳴いていた蛙はいつしか家に帰ったのか、心地よい鈴虫の音のみが残っていた。月の優しい光が2人と神社を照らすのをみて、白梅は貴女に聞いてみる事にした。何せ白梅のせいでこんな夜更けになってしまったのだ、腹も減り身体を休めたいと思っているかもしれないから_「ところでアルシラよ。この様な時間まで居て大丈夫であろうか…?宿は取ってあるのだろうか? 」_勿論此処で、宿を取ってないと相手が述べたら、白梅が責任をもって宿探しをするだろう。キチンと見送りもする予定である。随分と前に云った通り、この目の前の女性はかなり良い顔立ちをしているから_危険な目に会う可能性も高い。それに白梅の性格上、責任はちゃんと取りたいから。これからの行動等についてぐるぐると思考回路を巡らせつつ相手の返答を待とうか。__鈴虫の音色が心地よいなぁ、なんてほんの少しでも思っている暇はないのだぞ、白梅よ。)   (7/16 00:41:31)


カフカ/アルシラ > 「あゝ、そうですね。(7色の架け橋も忘却の彼方、そしてとっくに夕焼けは姿を晦ましたようだ。黒天に輝く幾千もの星々にちらりと目をやる。月に負けじと光を放っている姿はまさしく、神に追いつこうとして祈り、進行を捧げる人々によく似ている。しかし明確な違いは月は衛生であり夜空の星は恒星であるという事実。神は我々の前に姿を持って現れることは決してしない、新月のように行方を眩ませることもあれば、突如として人日とは【神様が】と口にする事もある。そんな気まぐれな存在に信仰を捧げることが果たして馬鹿馬鹿しいと言えようか?いいや、この世界では【言葉が力を持つ】人々という生命の灯火を自ら宿し、放つ恒星達がその存在を信じ続け、忘れつことがなければ【神は居る】そして――)救いはここに在り。(短く……小さい声で、誰に言うでもなく呟く。ゆっくりとした所作で地面に置いていた金の聖槍を拾って、シャンと音をたてる。金従事の耳飾りが少し揺れて、月の光を反射すると神々しく微笑む彼女はあなたの問に答える)」   (7/16 01:00:58)
カフカ/アルシラ > 「……宿は取っていません。宜しければ安い所を御紹介して頂ければ、助かります。(落ち着いた声には安寧の色、彼女とて定職についている身の上ではない故に、お金の面では苦労しているし、三食でさえ約束されないような旅をしている。【人間らしく生きる】事を彼女は望んではいないのだ。しかしこんなところで野宿するわけにもいかない、貴女は義理堅い人だろうから、きっと宿を紹介してくれるのだろうね、そんな予測のもとにお願いを添えて。ただ聞こえていた虫や蛙の音はもう静まりかえってしまったかな、さて…もう良い子は寝る時間だ―――健やかなる時があらんことを。 https://youtu.be/yYj2NSiMqS8)」しめ   (7/16 01:01:10)