この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

クロ&フュメオム

クロ:クロ > ( まっくろくろ、黒はクロのくろ。りんりん、らんらん、お月様。ふわふわ、ゆらゆらワタアメ雲さん。るんるん、ぴょんぴょん虫の音きらきら…__夜が深まる時間。星々がより一層輝き、綺麗な三日月が浮かんでる。昨日も一昨日も雨だったせいで、まだまだ湿ぼったい風がふんわり漂う今日。木の上で葉っぱと共にゆ ~ らゆらとゆっくり身体を揺らしながら両手で1つの林檎をむしゃ、むしゃと食べる小さな人影が。 短めの青色の髪の毛が風によってふわふわと揺らぐ中、じっと遠くを見詰めながら耳を澄ませていた。静かな夜にこの幼い人影は違和感を感じてしまうかもしれない。木の上とはいえ、そこまで高くない木だから上を見上げれば見つかってしまうだろう。しかし人に見付かる心配は無かった。してもいなかった。何せここは小さな草原の様な所。夜更けに歩いている" 人間 "の方が珍しい__かもしれない。)   (7/12 23:21:05)


山葵/フュメオム > …あらあら。夜更かしさんをする悪い子は、だぁれ?(湿った生暖かい風が頰を撫でる夜。濡れた草むらの中を行く黒いコートの男が一人。青色の髪を揺らし木の上でリンゴを齧る子供を見つける。…だが、この子供の”匂い”。きっと、同胞に違いない。)…ねぇ、アナタ。アナタはこの世に居ない人?それとも、本当に夜更かししてる悪い子さん?(そう木の下から声を投げたかと思えば、前を向けば既に木に腰掛け貴方の返答を待っていた。)   (7/12 23:29:22)


クロ:クロ > 悪い子?夜更かし?ううん、クロは悪くないよ!( えへ、と笑いながら林檎を食べ終えてにぱ、と微笑みながらそのコートの男を見下ろす。そして直ぐに真正面を見ては「 クロ?んとね、死んだ ~ とか生きてる ~ とか分かんない!クロはクロなの。ねね、貴方はだぁれ?」なんてニコニコ笑顔で言って見せた。 _クロはクロ。そんな訳の分からない子供の言葉を信じるかどうかは貴方次第…なんてね__。) あのね、クロは林檎を食べてたの。貴方は林檎食べる?お腹すいた?あのね、まだ多分木の上にね林檎がた ~ くさんあるよ!!一緒に食べる?ねね、食べよ食べよ!!( しゅばばっと相手の返答を待つこと無くどんどん1人で会話を続ければ、木々を指さしたりなどの身振り手振りを何度も何度もする。幼い子のあどけない笑顔を振りまく姿はまるで" 本当の "幼子の様で。)   (7/12 23:47:20)