この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

大哥&雷鏡

リドリアス@大哥 > 「よろずや。万事屋……。本当になんでもやるのかしらね、ここ。ううん……。大体あんなの、誰に頼めばいいんだかわからんだわよ。」正規軍、では無くなったことの最大の魅力は、貿易をしに来ただの商売をしに来ただの、何かしら平和的な理由があるなら、別にどこだって行けないことは無い、という事だ。法律上、或いは国同士のなんらかしがらみでダメだったのだとしても、それは私に関しては、ダメ、ということは存在しない。俗に危険と言われるような怪しげな場所。未開の地、国境地帯、旧王国領。掃き溜め、全てがくだらない。私の足で行ける場所なら、私が行ける場所だ。だから別に、何かあったら外の国から来たらしい万事屋を頼るのも無理なことは無い。   (7/10 19:59:13)
リドリアス@大哥 > 構成員らの帝都に経営している飯場。名前を蓬莱飯店という。一応飯はそれなりに美味いし、庶民の手の出るような価格帯から、手の出ないようなランクまで。それなりになんでもあるし、座敷を備え、真っ赤な絨毯、鍍金の飾り、天井の龍の絵、その他まあ、高そうな感じのバッタモンを並べたそこは、それなりに高そうに見えるだろう。が、金さえあればとにかく食わせるし、何を売ろうが構わないような、治安最低のそんな店を待ち合わせ場所に。雷鏡、と、そういったろうか。人伝に頼んだから、彼とも彼女とも、分からないようなその万事屋を、座敷で待つことにした。案内も任せてあるから、話通り入ってきてくれたら、問題なく行き着くだろう。   (7/10 19:59:36)


グレー/雷鏡 ◆ > ふんふん……こっちの道を……っ!?(と、彼は案内をされて歩く中、どこからともなく漂う匂いを察知してその匂いのする元へ走り始める。それが相手が待つという飯屋、名を「蓬莱飯店」というそうな。彼はその匂いを嗅ぐだけでその場所を探し出した。さすが野生児。この辺りの特徴はまだ抜けきらないどころか健全のようだ。)ん、ここが件の店か……美味そうな匂いが漂ってくるなぁ……(と、彼は匂いを嗅ぎながら……そして、僅かな所持金(普通の人の食費の3日分)を持って中に入る……)邪魔するぞ。(と、彼は声をかけてこの中にいる主に声をかける。)……あんたが依頼主ってところか?(と、その場にいた女性に声をかけてみようか。彼は身長が高いため、座っている相手からすればもはや壁のように見えることもあるだろう。)申し遅れた。俺は雷鏡。人探しから清掃、暗殺から兵のひとりとして参加することも、報酬が伴えばなんでもやる何でも屋は俺のことだ。……絶賛、従業員も募集している。(と、名刺とともにチラシも渡してみようか。)   (7/10 20:14:21)


リドリアス@大哥 > 「ああ、待ってたわよ。……そう?たくさん仕事をするのって素敵ね。好きに注文はしていいわ。チラシ、貼りたければ貼っとこうか?」(装飾のなされた煙管を、壺か火鉢かわからなくなるような、自分でも奇妙な、とにかく喫煙用のそこで熱して、ハーブや糖蜜を混ぜた煙草に火をつけながら、本題に入る前の社交辞令を済ませる。別にチラシを見てやったあ!ここで働こう!とはなりようがない。そりゃあ当たり前だ、自分は表向きにも裏向きにも、経営者な訳なのだし。にこやかに笑みを作ってから、好きに注文することを許しつつ、チラシを受け取り、適当に壁にでも貼っておくようにと案内に指で示しながら、注文をさせる為に人夫を呼んだ。何料理なんていう店ではないから、適当になんでもあるだろうし。口に合うのも1つはあるだろう。私は麺を頼んだ。汁の無い、油と肉と香辛料で作る簡単なのだが、軍隊に居たころによく食べた。材料が多分国土的に手に入れやすいのかなあ、とかよく思ったものだ。) 「……貴方、人殺し得意なの?」(冗談交じりの態度なまま、へらりと笑みを浮かべて告げる。人殺しでもなんでも、というなら、使わないテはないだろうし。)   (7/10 20:42:14)


グレー/雷鏡 ◆ > じゃあ、今日は久しぶりによその人に作ってもらう料理を堪能しようかな。金はとりあえず少しばかりなら持ってきた。……ほんじゃ、貼っといて貰おうかな。そうそう、(と、彼は筆記用具を取り出し、その下のスペースにこう書き足した。「往復交通費は支給致します。」と。それから、彼は適当に注文を始める。19歳といえば食べ盛り。しかし、彼は普段から自分の食費を極限まで切りつめて(なんならゼロにする)生活を続けていたので貯金は充分ある。だからこそ、普段のご褒美とは言わないが、少しくらい贅沢しても構わないだろ?と、言わないばかりに少し高めの料理を手始めに2品注文した。拉麺の大盛りと、熊の手だ。)   (7/10 21:35:00)
グレー/雷鏡 ◆ > まあな。でなきゃ傭兵なんてやってられないよ。一応、砦の中で数百人を相手にして生還した。これで証明にはなるだろ?まぁ、俺は基本的に「殺す」事はしねぇ。……ま、依頼主から「殺す」ように命じられたのならば仕方ないが……それがない場合は基本的に避けることにしている。あくまでも気絶の範疇まで手加減はするさ。……それに、最近は薬売りでも利益が上がってるからな。とはいっても?風邪薬から傷を癒すポーション、媚薬に毒の検出薬など、生活に役立つものしか売らないことにしてるのさ。……全部薬草から作った、この国で有り体に言えば「漢方」とされるものだな。ま、評判はいいんだけどね。(と、彼はそう述べる。)   (7/10 21:35:08)


リドリアス@大哥 > 「ふぅん……。なら、何千匹いるか分からない虫を殺せるかしら。魔術を失敗したんだか何だか分からないけど、ウチの店でやぁったらでかい虫が湧きまくっててねぇ……。ドブネズミくらいあるバッタみたいのがわんさかいてさあ。休業中なのよね。」何かしら魔術なのか。それか、イモータルなのか。その二択だろう。事故ならいいが、人為的なものだったならばコトだ。遊郭。入り組んだ幾つも個室のある、蜂の巣状の建築であるから、見えない部屋、分からない部屋もあるし、また、訳ありで封鎖してしまった部屋も存在する。なんなら、刃傷沙汰があっても気にもしないから、幾つも隠れ場所はあるだろう。しかし、軍隊に見せたりしたらまずいような場所もあるから、軍隊に介入させたりしたくは無い。また、組織の人間に自浄させるとして、敵の規模も知れない中では無理だ。という訳で、外部から人を雇ったのだ。と、麺を食いながら説明して。   (7/10 21:52:09)


グレー/雷鏡 ◆ > なるほど、虫退治か。それで、ドブネズミ程度の大きさが何千匹もいると。ならば、全部屋開けた状態で煙のタイプの殺虫剤を使えば、全部とは行かなくともあらかた死滅できるはず……それから生き残ってるやつは確実に刀で切り伏せていけば良いだろうな……よし。引き受けよう。日時と報酬をどうする?とりあえず、俺が現時点で見積った報酬予想額はこれだな。(と、相手に提示する。他のところに頼むよりは断然安いし、なんなら「こんなに安くて大丈夫なのか?」と心配さえするようなレベルであった。)実際は俺が今予想出来ない事態が起こることもあるからある程度の差は出るが…だいたいこんなものだと頭に入れて置いて欲しい。(と、相手に伝えようか。そして、彼はラーメンから先に食べ始める。)そりゃあそうと思ってたんたが……あんた、その格好で寒くないのか?(と、相手の服に着いてといかけようか。)   (7/10 22:06:40)


リドリアス@大哥 > 「問題は、まあ元々虫なんかは湧きやすい。それが単に巨大な虫が異常発生しただけなのか、魔術をしくじったのか、軍隊が妨害しに来たのか。それか……今巷を騒がせてる、おっきな「害虫」の異能によるものなのか。それが、1番問題で。1番リスキーな話なんだわよ。外部の……似たような組織がなにかしてるのか。その可能性は捨てきれないのだけどもね。早速、現場に来てくれるならありがたいわ。金と……。後、いいもの付けるから。」くす、と笑みを浮かべて、にこにこしたまま料金を見積もれば、このくらいなら全然構わないか、と頷く。その額でいいなら、その額だけを、質問することなく提供する。金の入った菓子折包みを持たせれば、手早く食べ終わらせ、布巾で口を拭き。「あら。気遣ってくれるのか、それとも下の話なのかは分からないけれど、昔は「固くて」「やたら頑丈で」「畏まった」服ばかり着ていたから、こういう楽な服は未だ楽しくて。   (7/10 22:28:26)


グレー/雷鏡 ◆ > なるほど?ならば、早急に虫退治をしないとな……(と、彼は薬箱を取り出して、調合を始める。彼は既に薬草に関する知識は誰にも負けないほど身につけており、そして、どの薬草を組み合わせるかで毒となるのかも、全て把握している。彼は全てを覚える訳では無いが、それでも興味のあることにはとことん打ち込み、そして、それを意地でも習得する。それが、彼を「雷鏡」たらしめている所以なのだ。そして、ものの5分程度で煙タイプの殺虫剤が完成する。)あとはこれを水に入れて少し熱せば煙が出て有毒ガスになって虫を一網打尽にできるという訳だ。それに、ガスの効果は15分だから終わり次第すぐに乗り込めると言うわけだ。(そして、お金とイイものをつけるとの話だそうで…?)ふーん…報酬が貰えるだけでなくなんか貰えるのか。なるほど?(と、よく分からないままとりあえずそのお手製殺虫剤を持っていく。そして、その現場に辿り着く。)んじゃ、1つ確認。中に人は居ないだろうな?(と、相手に一応確認だけ入れる。)   (7/10 22:41:03)


リドリアス@大哥 > 「居たりしたら嫌ねぇ……。従業員も女の子も出払わせてる。少なくとも「人間」はいないはずなんだけれど。そう、これよこれ。外にまで湧いてきちゃってるのよねぇ……」ぎいぎいと鳴く、コオロギの各部を拡大した、跳ねられもしない歪な巨大化を遂げた気色の悪いそれを、舌を出し、嫌そうに顔を顰めながら指でつまんでぶら下げるようにしては、はあ、と溜息をつく。例えば、虫を成長させたりする、というような魔術をやたらに行使したら、こんな有様にもなるだろう。気味が悪い。周りを縄で囲い、一種封印じみた見た目にしては、周りを武装した男たち数名に囲ませている状態で。「武器、何か持っておきたいのはある?」   (7/10 22:52:46)


グレー/雷鏡 ◆ > なるほど?コオロギならば効きそうだな……それじゃあ、潜入前に少し待ってくれ。(そして、彼はその煙を炊き始める。まず、その殺虫剤を水に入れて……その状態で加熱を行うと、煙が沸き立ってくる。そうすると、その建物の中に入りこみ、そして、その建物自体も包み込み始める。)15分ほど待ってくれよ。このガスは神経系を攻撃する劇物も劇物だからな。……脳とかの神経系を持っている人間が吸ったら……まぁ、1分と持たず死に至る。でもまあ、15分もすれば有害性は消えるのさ。その頃には大体の虫どもは卵諸共死滅するはずさ。そして、生命力のあるやつなんて少ししかいないから、それを考えると楽になるぜ?まぁ、このテントにでも入りながらゆっくり話そうや。(と、彼はそのテントの丸まったものを投げると空中で展開し、かなり広いテントがそこに立つ。そして、彼はテントの中に入る…)俺は刀だな。なぜなら普段から使い慣れてるからな。   (7/10 22:58:39)


リドリアス@大哥 > 「刀?いいけど……。死体は何人かで掃除するのが早いとして……。下手をしたら……虫取りが、虫取りですまないかも分からないわね。 もう、既に……ダメかも。万事屋、仕事は害虫退治から、化け物退治に変更だ。」ばき、ばき、ばき。けたたましい音を鳴らしながら、板張りの床を踏み荒らす音が鳴り響いている。猛獣のような雄叫びを上げながら、窓から無数の虫の死体を撒き散らし、飛び降りてきたのは……。見るからに、人間ではなかった。彼の容姿は大きな目と三つの口、足は十本で半円状の翅を備える虫で、しかし、人間のようだ、と形容できるのは、人間の女性の上半身が、交尾管のある部分から、生えてしまっているから。恐らくは、イモータル、例の化け物だろう。刀を素早く手渡して、臨戦態勢に入る。帝都でこのザマになったのは、多分何か理屈はあるのだろうが、隠れる場所を与えてしまったがゆえだろう。   (7/10 23:22:08)


グレー/雷鏡 ◆ > なるほど。(と、その殺虫剤に雷を落として存在を消し飛ばし、そして、彼が腰に元から提げていた刀に手をかけて構える。…そして、その受け取った刀を抜くが、地面に突き刺す。)もし今のやつが折れたらこれを使うことにするよ。(と、彼は相手にそういい、そのイモータルにまるで神速のように抜刀術を浴びせる。その刀は鋭くそのイモータルの体を切り裂いて、更に彼は連撃を加えて行く。)はあっ!!!(そして、もはや神速とも言えるような連撃を加えた後に彼は最後の切り払いを行う。それによって一旦攻撃にきりを付けるだけでなく、相手との距離を取る為だ。)   (7/11 17:53:16)



リドリアス@大哥 > 「凄いもんだけど……。ありゃ膾にしてもくたばらないみたいだねぇ…。王女様のキスでもなきゃ無理かもよ。」ふう、と煙を揺るがせながら様子を見定める。ゆらゆらと動く灰色の向こうでは、剣戟でズタボロにされた化け物の姿があった……。が。何が厄介かというなら、それは死なないという事。ぐちゃぐちゃになりながらも血肉はまた集まり、呼応するように、何周分か小さい虫が、腹から生み出され続けていく。なんらかの撃破する手段はありそうだし、無いとしたら泣いてしまいそうだが、少なくともあの女がなんなのかだけはよく理解している。しているだけに、腹立たしい訳だが。「こっちの話だが……ありゃウチの下女だ。客と恋して切った張ったなんぞはよくあるが、まかり間違って、世話した遊女を好いて……。後は簡単、地獄へお二人花魁道中。鬼さんこちらって言ってた側が、鬼さんになっちまった。……ほれ、見てみなよ。根性が染み付いてやがるのか、ウチの店のわざわざ窓を開けていやがる、涙ぐましいよ。」飛び出した先を見ては、あれほど死にものぐるいだったにも関わらず、店は壊れていない。それから、何やら喚く女を見て、滑稽だと笑い。   (7/11 22:20:27)


グレー/雷鏡 ◆ > 手数は結構入れてても死なないのならば物理攻撃による時間稼ぎも出来ねぇし……なにより!虫共がわいてきやがるっ!?(と、その虫たちを雷で一気に殲滅する。しかし、本元を叩くか、そもそも動けないようにしないといけない。しかし、叩くことは先程の物理攻撃で証明されたように、出来ないのだ。ならば、どうするべきか…?)……なるほど、兄から情報は聞いてちゃいたものの、やはりイモータルというのは所謂「神の怒り」によって人から人ならざるものになってしまった者だろうという事はあながち間違いではなかったのか……して、女がイモータル化したのならば、その女に関係のある……例えばその恋煩いなんかも手がかりにはなりそうだが、そういうものはないのか?もしかしたらこいつを無力化出来る手がかりになりうるかもしれないんだ。(と、彼は兄の話していた情報が事実であることを確認した上でタイケイに確認を入れる。)   (7/11 22:54:53)


リドリアス@大哥 > 「ほほう……。見知った顔ばかりだと思ってりゃあ、こんな楽な儲け方があるなら、是非おしえて欲しかったもんだ」ははは、とニヤニヤして笑いながらも、雷から逃げて顔に張り付いてきた虫にがっちりととっつかれ、カブトムシが木に留まるようなザマになってしまった状態で。びき、と額に青筋を走らせながら、眼前の虫を銃で撃ち抜き、かつ、かつ、と今は雷鏡に気を取られている化け物に歩みよる。 「ふふ、手がかり?何もかもこの見た目だの、攻撃の仕方だので物語ってくれてるじゃあないか。女同士じゃ出来ない事。男と女なら出来たものに、執着が強過ぎる。間抜けな場所に生えたあの姿、随分笑いものだ。……アタシらは何がどう恋をしようが、どんな趣味があろうが気にすることは無いし、どんな人間だからって何か言う気もなかった。……世間でも人目でも、結局てめぇの常識に囚われて、偏見にぶつかる度胸もねぇでおままごとしただけの凡人に。ついでに何日か営業時間を削ってくれた迷惑客に……死の救済なんぞ与えてやるものか!!いくら損したと思っていやがる!!!」   (7/11 23:08:03)


グレー/雷鏡 ◆ > うわ、めっちゃ切れてるな……(と、彼は何もせずにはいられないのか刺していた刀を抜き、二刀流とした。そして、雷の魔術を使って刃の部分に雷を宿すと……元から彼が持っていた刀と、彼が拾った刀に雷のような文様が刻まれる。その文様の色は黄色く光り輝き、その刃の周りにはなんとも言えないようなオーラを放ちながら、電気がその周りに流れ始める。)俺も本気出すか。(と、彼は慣れないながらも二刀流で連撃を加え始める。まるで、相手には反撃の余地さえ与えないほどの連撃を加え始める。まるで、怒り狂った雷神がその化け物(イモータル)に対してその怒りの矛先を向けているように見えるのだろう。)ふーん、子供を残すことに執着したということで間違いないのか?(と、彼女にそう返す。彼はオスとメスが交尾をして子孫を残す……ということは知っているが、それ以上のことは知らない。何故ならば、「その時になれば自ずとわかるのだろう。」と考えていて、それ以上の興味をむけていないからだ。)っしかし、改めてじっくりと観察するとキモイ外見だな……(と、彼はイモータルを見た感想を述べる。)   (7/12 22:18:06)


リドリアス@大哥 > 「ああ、この馬鹿女は、子供さ、子供が欲しくってたまらなかった。だが、総じて頭がでかかったり、腹が張ったり、気味の悪い見た目してるのはな、二人の愛の結晶、だのというアクセサリーに過ぎねぇと、ほんとは考えちまってるからだろうよ。お腹痛めてちゃあんと腹ん中で育てる気はねぇんだ。だから、痛くも痒くもない卵を、まかり間違っても護りやしない。山ほど産んで、当たりが出るまで遊ぶ。そんな気で、命を産み落としてる。アタイはそれが我慢ならねぇ、我慢ならねぇぜ万事屋。」跪け。と、冷たい声がして、動くな、と口にするより先に、斬撃の合間を縫い、甲虫のイモータルの頭。これは、人体が生えた部分のことである。を叩きつけるように、素手で押さえ込み、地に叩きつけ、獅子が捕食するかのように押さえつけた。本体というべき其処をちぎれば離脱は可能なのだろう。不死身なわけだから。だが、甲虫の体躯では、腹の真下には届かず、腕力で腹をちぎるのが不可能なように、打って変わって静止せざるを得ない状態をしていた。「早くやれ。何がどうすべきかは分からないが、何をするべきなのかはお前がよく分かってるんだろう」   (7/12 23:42:21)


グレー/雷鏡 ◆ > …なるほど…ならば、せめて苦しまぬように仕留めるのもまた剣士として出来ることなのかもな。(と、相手が示そうとすることを察知したのか、彼は左の刀を地面に指し、そして、もう片方を鞘に一旦収めて、構えをとる。彼の緊張が極限まで高まった刹那…!!!!)___來激。(彼がそのイモータルを通り抜け……鞘に収めると同時に、そのイモータルと昆虫の部分は、狂いもなく一刀両断されていた。これこそが彼が磨き続けてきた、「居合の極地」。すなわち奥義なのだ。)安らかに……眠れ。(と、彼は祈るようにそう呟くと、そのイモータルを振り返って見てみようか。)   (7/12 23:47:53)


リドリアス@大哥 > 「バカもんが……。子供なんて居なかろうが、男女じゃなかろうが。それが好きじゃねぇって事にはならねぇだろう……。ウチで働いてて、そんなことも分からねぇか。バカが、本当に、馬鹿な下働きを持ったもんだよ、本当に、バカもんがいたもんだ……。何も、死ななくても良かったろう。死んだら、終わりなんだぜ……?」ごめんなさい、と、半身の無い、死を待つばかりとなった女は、紫煙が棚びく両手に抱かれながら、悲しく笑ってそう告げた。イモータルとしての解除コードは、子供、だったのだろう。感情を取り戻し、朴訥そうな眉をひそめて、それから、驚いたような顔を作った。いいのか、と。自分は、この店の人間でいいのか、と。自分は、自分の恋は、思い悩んでいた事なんてなんでもなく、認めてもらえていたのか、と。涙にぐちゃぐちゃになった声帯で、そう、末期に絞り出す。   (7/13 00:13:41)
リドリアス@大哥 > 。「じゃなかったらなんなんだよ、この馬鹿女。化け物じゃなくなったお前が、ウチのバカ娘じゃなきゃ、なんなんだ……。」緩やかに、イモータルだった彼女を抱きしめて、それから、髪を撫で、瞳を閉ざした。雷鏡に向き直ったのは、こと切れてから、しばらくして。散り散りに体が朽ち果てた後からだった。「……なあ。万事屋。報酬なら、この鞄にある。この渡世でもな、嫌な気になることはありましてよ。しばらく、どうか一人にしてくれ」(鞄の中には、約束した分の金と、ついでに、遊郭の優待券。要するに古いいい方なら、女遊びがAからZまで出来るような腕輪が仕舞われていた。いいもの、とは性的な意味でいいもの、でありーーーーー)   (7/13 00:13:14)


グレー/雷鏡 ◆ > ……(と、彼はその刀を再び鞘にしまう……そうして、彼は深呼吸をする。先の会話を全て聞き、見届け…そして、彼はイモータルだった女性に……)……次の世では、幸せに生きろよ。(と、そう声をかけた後に手を合わせて、彼は祈りを捧げる……そうして、彼は依頼主であるタイケイを見据える……)確かに、依頼は遂行した……報酬も頂いた。……だが、俺は傍観者で、該当者となったんだ。少しくらいは、あんたのこの心持ち、俺に明かしてもいいぞ。ここからは依頼人とその遂行人という関係ではなく、同じく最期を目にしたものとして。俺はあんたと話をしたいが……一人で整理をつける時間もまた重要。して、俺は少し近くの宿で泊まってから再びあんたのところに向かうとするよ。(と、彼はそう言い残し、宿屋を探し始める。さて、どこで今日は一日を回録し、振り返るか。)   (7/13 00:23:02)


リドリアス@大哥 > 「……何、そんなヤワじゃあない。お客として来てくれんのが、何よりの供養さ。さて、と、店も開けなきゃあならない……じき、日も暮れちまうからな……。宿が心配なら、開店してから来りゃいいさ。丸一日、そいつがあればタダだよ。」さて、果たして言葉通りに、この桃源郷なるバカでかい店を疑いなく使うのか、それとも、何がどうなる店か知って、いやいいや、と別のところを探すのかは、自分にはもう未知数の話だ。店も開けなきゃならないし、墓も作ってやらなきゃならない。はあ、と溜息をつき、それでも気落ちしたりすることなく伸びをして。 「……そうだ。随分今日は危ないことに巻き込んじまった……。困ったことがあったらいつでもいらっしゃいな。」最後に、ふふ、と笑んで手を振って、そのままあゆみ出した。   (7/13 00:32:36)