この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

狼&雷鏡

餅丸@狼 > (夜は明け、ふしぎなふしぎなお肉をくれた男は森から外れた道へと歩いていった。今はお天道様が真上に登っている。森の中にある汚れがない上流で2m近くある黒い毛玉はぴちゃぴちゃと舌を動かしながら、水を飲んでいる。小さな白の狼は、硬い干し肉を噛みちぎりながら遅めの昼ごはんを堪能している。夏となれば鮎がとれる時期なはずだ。肉が好みとはいえ、いつも肉が食べられるわけではない。保存食として狩りをしなくてはならない。酪農を知らない彼女は、今は安定して肉を食べることができることを知らなかった。ゆっくりと立ち上がれば、漂うは嗅ぎなれない男のにおい。そちらの方へと視線を向ければ)「おまえ きのうとちがうやつ。だれ」   (7/5 15:02:50)


グレー/雷鏡 ◆ > さて…一旦ここで休むとするか…山に入れば狼を狩るのはさすがにリスクがあるが、猪くらいならいるだろう…(と、独り言を呟きながら彼は簡易的なテント(何度も何度も改良した末に快適になった)を張って、その中で肉の調理をしていた。とはいえ、軽く火で炙るだけなのだが。そして、それをかぶりつく。彼は知っているがそれでも「食費を浮かせるため。」という理由のもと、狩りを続けていたのだ。それ以外にも、野草の採集で野菜の代替としているが、本人曰く、「結構行ける。」とのことだ。閑話休題。)……なんか来たな?(と、彼はテントの外に出て見ようか。一応ポケットにはスーパー干し肉を忍ばせている。もしかしたらこれをどっかに向かって投げればこちらを見逃してくれるかもしれないからだ。)……どうやら話の出来るやつのようだな。(と、彼は相手が声を発したのを聞いて、そう呟くと……)ま、俺はただの通りすがりの何でも屋さ。その依頼中って訳だ。この手紙を尊華にいる人たちへ届けるっていう簡単に見えてかなりきつい仕事さ。……まあ、汽車が通るようになってからというものの、その仕事自体はかなり簡単になりつつあるがな。   (7/5 15:22:37)


餅丸@狼 > 「またしらないやつ。あったやつとちがうニオイ。おまえニクやいてる」(暗い森の中では明かりがあることは人間が山火事か最近出てきた異端の存在。大きさからして人間なこと、香ばしく焼けたニオイから人間が来たのだろう。それは自分よりも歳はいっているとはいえ若いが、肉よりもなによりも《腰》につけた長いブツに嫌な気持ち。コウガの上にまたがったまま一向に降りようとはせず)「……なんでもや?尊華?きしゃ?なんだそれはくいもの?」(次々とうち明かされる自分とかけ離れた言葉の数々。狼と共に生きている故鉄の塊が狼よりも早く走ることも、自分がいる国の名前も、なんでもやという業種が存在していることも知らない。彼女たちにとって魔術とは、牙であり爪。それ以上の知識(科学)を持ち合わせず、自然のまま彼らと共に世界を歩く。縄文時代から抜け出せない狼は産業改革に触れられるチャンスが来ていることを理解できておらず、腕を組み、はて?と首を傾げ)   (7/8 22:10:46)


グレー/雷鏡 ◆ > はぁ……一応話はできるがまるで何も知らない状態なのだな…こりゃあ、ひとつずつ丁寧に教えてくしかないのか…まず、汽車というのは……(と、彼は誰でもわかるように簡単に、単純に説明していく。その説明をするのに彼は普段から使う脳みそをフル回転させて……どうやって相手に分からせるかを考えていた。そして、説明を試みること小一時間程度……)これで俺がさっき話したことについての説明は以上だ。纏めると、汽車というのは「ものを燃やして水を温めて、それにより出来る蒸気によってものを動かす」もの。そして、何でも屋は「お金を貰ってその人のして欲しいことをする事。」そして尊華は、「国の名前のひとつ」だ。これで分かったか?(と、相手に確認を入れる。まあ、何度も何度も確認を入れながら話を続けて行ったのだから、彼は少しばかり疲れていた。)   (7/8 22:22:56)


餅丸@狼 > (少女は最後まで大人しく聞いていた。大きな狼は下らないとばかりに大きな欠伸をしていた。何度も噛み砕いて説明された話はにわかに信じがたいけれども、腰についたブツが彼が自分よりも遥か先の文明を持っていることを伝えている。その文明が果たして幸せかは小さな国(群れ)で動く自分には判定つきにくいが、うなづくたび進む話。前向いて進めの合図を出しているようで、すこし面白かった。狼は半分以上理解できなかった)「おれわかった。でも、なんでここにいる?きしゃがあるなら、きしゃ使う方がはやい。なんでもやだから、なんでもつかうじゃないのか?」(ここまでまた一つの疑問があわのように浮かぶ。どうして汽車を使わないのだろうと。ここは森の中。彼はお世辞にもコウガみたいに4本の足で歩くわけでもなければ、ウサギの足があるわけでもない。牙もなく、爪もなく、裸のおさるさん。夢ののりもの汽車で行った方が危険はないはずなのにへんなのと拙い声で子どもごっこ)   (7/8 22:36:52)


グレー/雷鏡 ◆ > まぁ、汽車は走れる範囲が限られているのさ。あくまでも遠いところと遠いところを繋ぐものだと考えれば良いよ。(と、彼は軽く説明したあと……)あと、「何でも屋」と言ってるが、一応俺は戦えるからな。力は多分お前より弱いかもしれない。でも、俺には技がある。だから俺は戦えるのさ。……それと、俺は「手紙を届ける」事が依頼だからな。……確実に渡すにはやっぱり自分の足で渡り歩くほうがいいのさ。(と、相手に説明する。)   (7/8 22:42:06)


餅丸@狼 > 「なるほど、いきものではないから脳がないってやつだな。たたかえる???もしやそれが牙?変わった牙」(汽車は遠くに行けない。どうして?それは脳(思考)がないからだよ。勝手に想像しては、クスクスと両手で口元を隠し楽しそうに笑う。野生を忘れてしまった狼のように飼い慣らされてしまっただなんて、見たことはない汽車とやらはさぞ間抜けな面をしているに違いない。間抜けよりも青年が告げた言葉の方に衝撃が走る。自分より牙もない奴が、たたかえる?もしや、自分の同胞かもしれない。でも狼の香りしない。コウガも不思議に思ってから雷鏡の周りをくるくると回りだす。行き着く答えは、腰についたブツ。彼の牙はつけ外し可能なものとは)   (7/8 22:54:07)
餅丸@狼 > 「わかったぞ。それが"入れ歯"ってやつだな。しかし、おれは野蛮なサルではない。安心するがいい。そして、とどけるのをがんばるのだ」(過去に助けたおじいちゃん。口に歯がなかったが、魔法みたいに歯をつけ入れしていた。よそ者は歯の付け替えもできるのだ!どうだあっているだろうと自信たっぷりの声は高らか。"狩り(しごと)"の邪魔になりかねないならばこれ以上引き止めるのもどうかと考え)   (7/8 22:54:13)