この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

ガデューカ&オウガ

失楽園

しぃずま/オウガ > 「(吐き出す胃物のように、彼は恐ろしさに声を漏らした。)」   (7/4 21:45:21)
しぃずま/オウガ > 「なんだよ、これ…どうしてだよ…(目の前に広がるのは、木々に囲まれた、林檎で有名「だった」村の中では一際大きい家だ。都心に近づくとこのくらいの建物は小金持ちが買うくらいの大きさだが…村の中では、明らかに一番の金持ちの家だ。その家は、記憶の片隅とは違った侘しさを醸し出していた…兄がいるはずの家だ。そして、どうしてここに来たのか。来てしまったのか。運命と言えばそれまでだが…数十年間行かなかったその家だ。来さえしなければ、残酷な現実を突きつけられることもなかったというのに。)」   (7/4 21:45:46)
しぃずま/オウガ > 「なぁ、ガデューカ。(それは、ある日の診察中のことだ。オウガは真剣な顔をして、ガデューカ、その毒蛇へと、こう告げた。)俺は今から、兄貴に会おうと思ってる。(これを告げたのは、あなたが他でもないこのオウガの心に光を差した人物だったからだ。真名こそまだ知り合っていない仲だが、オウガにとってあなたははとても頼りがいのある人物、つまり「武の頂点」が信頼を置く人物だ。だって、あなたは事情こそ知らないが確かにこの鬼の心を慰めた者なのだから。だからこそ、これを相談してみたのだ。)お前さんと行きたい。…道すがら、俺の事も話したい。(診察室の椅子に座り、あなたと対になった状態で、胸に手を置いて、そう言った。)」   (7/4 21:46:04)


クロ:ガデューカ > 「 …本当に、本当に_此処が、あんたの家なのかい? 」( 絶望に打ちひしがれ、驚きと恐怖と不安の声を漏らす" 鬼の人 ''を横目に、静かに問いただす。 …此処はとある村。昔は、それはそれは栄えたであろう村。今やもう草木が茂り、薬草やハーブがそれはそれは生えるこの村_否、この[ 廃れた村 ]に来た理由。それは_ )   (7/4 22:27:46)
クロ:ガデューカ > なんだいなんだい、改まって。( きょとん、とした顔で素っ頓狂な声が部屋に響いた。_此処は、治療室。騎士団司祭の1人、毒蛇の領域である。そんな所に獲物_患者が1人。名を[ オウガ ]。鬼のように強く気高く、優しき父として皆に慕われる万騎長である。勿論毒蛇自身、オウガの事を信頼し、尊敬し、慕っている。司祭と万騎長…あまり関わりが無いような2人だが、以前の戦争で傷を負った時の主治医として毒蛇が治療をした事により嫌でもオウガは毒蛇のアフターケアというなの治療を続けさせられている。   (7/4 22:27:48)
クロ:ガデューカ > 座っていた椅子から立ち上がり、棚を漁る。カチャカチャ、と医療器具が擦れ合い軽やかな金属音と共に毒蛇は裂けた舌先をシュルリ、と出して話を聞く。ふぅ、と小さく息を吐けば上目遣いで天井を見て思考回路をぐるぐる回す。そして、手に何かを持ちつつ棚から離れ椅子へと座り、先の対面した状態に戻る。 「 オウガの兄…気になるけど、本当に私が着いて行っても良いのかい?いや勿論処方箋を出す為に一緒に行きたいし、遠出は薬草やハーブを手に入れる良い機会でもあるし……そうかい、そうかい。御前の話が聞けるだなんて私は幸せ者だね、折角のお誘いを断るのも無粋だ。それに運が良い、私も出掛けてみたかったのさ 」へらり、と笑いながらオウガからの誘いを受ける事にした毒蛇は、言葉を発し終えると手に持っていた若干白く濁った液体の入った小瓶を渡す。「 今日の薬だよ。粉のものや液体状のモノを混ぜ合わせたものさ。普通にそのまま飲めば大丈夫だよ。苦いかもしれないが、その場合は飲み終えた後に水を飲むと良いよ。」_苦くても絶対に飲めよ?_なんて思いを込めつつ、蛇目でじとり、と見詰め )   (7/4 22:27:58)


しぃずま@オウガ > 「そうか…良かった。(肯定に安堵すれば、胸に置いた手を下ろし、またその引き締まった脚の上に置いた。)休暇についてはもう話を通してある、少し準備したらすぐ出発しよう。(と言うと、診察前に扉に立て掛けていた大きい巾着袋の1つを背負い、そしてもう1つ、中になにもない、オウガの背負ったものと同じ大きさくらいのまだ薄っぺらい袋をあなたへと手渡した。)目的地はカーヤだ、かなりの遠出になるが、いいか。(手渡すと同時に確認だ。)あの辺りは確か、森に囲まれていたはずだ…俺は薬学はあまり知らないが、ハーブはともかく植物はかなり多く生えていると思う。(そしてついでに、土地の情報もつたえた。)」   (7/4 22:54:53)
しぃずま@オウガ > 「げ…(さて言い終えれば、差し出された瓶の方に視線が向く。「今日の薬」と言われれば、やはりかというような苦い顔をして、渋々それを受け取った。)…これのお陰で精神が保たれてるって思うと、なんというか鞭に打たれてるみてぇな気分になるな。(この風体や性格を考えれば、オウガは苦いものもうまいうまいと飲みそうなものだが…彼はこれで意外と苦いものだけは嫌いだ。カップの中に水を入れれば、ぽんと音をたてながら栓を開けて、薬を一気に飲み干す。そしてすぐに左手に持った水をごくり、これもまた一気に飲み干す。)…これもなかなか慣れないもんだ。ゼダスに立てる顔がねぇや。…良薬は口に苦しというがなぁ。(目を細めて、髭をいじりながらそう言った。)」   (7/4 22:54:56)


クロ:ガデューカ > おや、準備が良いね。なら私も手短に準備しようかね( _話を通してあるだなんて、流石。仕事が早い。準備を早く済ませようとしようじゃないか_こくり、と頷きつつ渡された巾着袋を受け取りつつ遠出を承諾する。「 遠出の旅ってのは最近してないからね、凄く良い…カーヤ、カーヤ…数回行ったことがあるが彼処は草木が素晴らしい所さ、行けて嬉しいよ 」なんて笑を零しつつ相手に伝えれば、土地情報を聞きつつ準備を始める。変えの衣服なら作物を育てる故に棚に入れてあり、適当に数枚引っ掴んで綺麗に畳み込み入れる。旅や採集の時に使用する小物の入った袋を手に取り、じっと見詰めてから中身の確認をし始める。   (7/4 23:15:02)
クロ:ガデューカ > 本格的に支度を始めている最中、げ、という声を聞き手は止めないまま、ケラケラと笑う。「 本当、あんたはそんな顔して苦いのが駄目なんだねぇ。今度甘く出来るようにしてみるさ。取り敢えずは我慢しておくれ 」_出来るかどうかは分からないけどね_という言葉は敢えて言わない悪戯をすれば、せっせと巾着袋の中身を確認する。 パッとオウガの方を向き「 すまないが1度着替えるとするよ。軍服よりも私服の方が都合が良いだろう?土仕事していると着替えを用意する癖が付くもんだから助かるよ 」と。言い終えると同時にベッドの方へと向かい、シャッとベッドを囲めるようになっているカーテンを閉める。   (7/4 23:15:03)


しぃずま@オウガ > 「あぁ、遠いからな。早朝のうちから出来るだけ早く出発したいんだ。(ぎっし、と椅子にまた座り直す。)それはよかった…しかし草木か、俺もよく木を切り倒したものだ…今となっちゃあいい記憶なんかじゃねえが…まぁいい、これはまた時間ができたときに話そう。(修行の一環として、銅剣で木を斬り倒せなどという無茶ぶり。よくもまぁできたものだ、今となっては全力で振るえば木剣でできるが。忌々しい強さだ…)苦いのは思い出で十分なんだよ。(額に手を当てて、やれやれといった様子で首を振ってみせた。)…してみるってことは、できるかどうかはわからねぇってことだ…(むすっとした顔でそちらを見て、お得意の「風読み」で言葉の裏をしっかり突いた。はぁ、と息を吐けば、着替えるというあなたに頷いて、カーテンの方から目を背けた。)」   (7/4 23:48:48)
しぃずま@オウガ > 「(さぁ、馬車の御者台に乗って馬を操り数時間…他愛のない話をしながらも、かなりの集中力で馬を操り、矢のごとく早さで、森が遠くに見える道半ばの丘にたどり着く。日はもう既にかなり傾いて、空は朱色に染まっている…静かな馬車を丘の頂にある平地に止めれば、)よし、この辺で野宿しよう。(と言いながら、御者台から降りた。そして馬車の後方に積んであった長い杭を取り出して、地面に突き立てれば、馬の手綱を引っ掛ける。)そうなると枝を集めねば。俺は少し降りて枝を取ってくる、好きに休憩しててくれ。(と言えば、丘の斜面に向けて歩を進める。好きに休憩しててくれとは言ったが、着いてくるのならば文句は言わないつもりでいる。その間にまた少し話をするのも、休憩と言えば休憩だろうから。)」   (7/4 23:48:50)


クロ:ガデューカ > うへぇ、朝早いのかい。真冬じゃなくて良かったよ( 先のオウガの様に苦々しい顔をすれば、溜息混じりに「 真冬だと私は冬眠してるからねぇ…蛇は冬には弱いのさ 」なんて言ってみせる。雪の冷たさを思い出し、ぶるり、と体を震わせる。毒蛇は早朝は兎も角、冬には弱いのだ。何せ蛇だから。蛇だから冬眠せねばならぬのだ、蛇だから__否、そんな事あってたまるか。蛇になりたい彼女はただ雪等の寒い所が苦手なだけだ。)   (7/5 08:35:41)
クロ:ガデューカ > そうかい、あんたらしいじゃないか。いいねぇ、昔ってのは皆やんちゃしたもんさ( けらりと声を上げて笑えば、オウガの返答を聞き、再度けら、と笑う。まるで子供のように楽しげに笑えば、「 苦い思い出も甘い思い出も全て聞かせてもらおうじゃないか。あんたの苦手な苦い薬も、甘味話を加えれば桃の如く甘く美味しく出来上がるかもしれないよ。ふ、ふふ、嗚呼、本当に面白い男だなぁ、オウガ。最高だよ 」と。 そんな会話を繰り返せば、これからの旅路が酷く楽しみになる。何せ信頼しあっているというのにも関わらず互いの事は一切知らない仲なのだ。これを機に親睦を深められれば良いな、なんて素直に考えつつ着替えをちゃっちゃと終わらせる。_正直、ババァの着替えなんて誰に見られようと構わないのだが、一応の配慮をしないとねぇ_シャツのボタンを留めつつ、じっと真っ直ぐ外を見詰めていれば、開いた窓から、爽やかな風がひゅるり、と入り込みカーテンや毒蛇の髪の毛を撫でる。_嗚呼、なんて美しいんだろうか。これから行くカーヤ、オウガの思い出の地も美しいんだろうな、それはもう世界が揺らぐ程に__魅惑の紫髪を揺らしながら彼女は、ふふ、と笑みを零した。)   (7/5 08:36:25)
クロ:ガデューカ > ( さて、日が変わり早朝。やはり眠たげな目を擦りつつオウガの元へと幽霊の如くふらふらと歩いていく毒蛇。馬車に乗った当初は、うつらうつらと半分寝ていたが、時間が経過していく事に目を覚まし、のんびりと2人で他愛ないはなしをする。相手が集中しているので、驚く様な話では無く、日頃の軍での話、自身の育てているハーブの話、薬草の話等をした。久しぶりの馬車故に、ガタガタと揺れる馬車に合わせて身体を揺らして子供のように楽しむ。日が進み、美しい海のような早朝の青空が、真っ赤な夕焼け色に染まる頃、丘の頂きにある平地で馬車が止まる。[ 野宿をしよう ]と言われれば、「 了解したよ 」と返事をしつつ馬車から軽やかに降りた。)   (7/5 08:36:37)
クロ:ガデューカ > いいや、あんたこそお休みよ。疲れたろう?私は充分休憩したさ。( 数時間ずっと馬車を走らせていたこの巨体は、ずっと休んでいた蛇に休めと酷な事を言う。身体も心も以前に比べたら弱っているであろう彼の言葉に驚きつつも先の言葉を述べつつ、その大きな身体の近くに駆け寄る。「 枝集めなら、2人でした方が早いだろう。それが終わったら後は私がやるから、あんたは自分の身体に気を使っとくれ 」なんて少々早口で言えば背中を優しくトン、と叩く。にっと鋭く尖った歯を見せつけるように口角をあげ一言。「 折角の休暇だ、お兄さんに会う時にフラフラだなんて嫌だろう? 」 )   (7/5 08:36:44)


しぃずま@オウガ > 「やんちゃ、ね。(「あんたらしい」とそう語るあなたに、それだけ伝えた…それが何を意味するのかは、きっとあなたにはわからないが。…美しい記憶はあの海の底に消えて、美しい景色なんかは残っていない。でもきっとたぶん、兄の守ったあの村は、美しいだろう。…今のこの気持ちで、見にいきたい。)」   (7/5 09:18:20)
しぃずま@オウガ > 「ガハハ、数時間も俺みたいな老いぼれの話を聞いて疲れなかったかい。(集中に疲れた彼の顔は、少し隈を作っていた。)…まぁ、でも、あぁ、そうだな。たぶん俺も、それを願ってるのかもしれない。(目まぐるしく人が死んでいくこの騎士団の中では、今一番年の近い友人…いや、掛かり付けの先生だ。友人以上であり、しかし一線を越えるわけでもない、まぁいわば付き合いの長い親友といったところだろうか。それにしては、オウガの方が少し信頼しすぎているような気がする。それもたぶん、患者と先生という関係だからだろうとも言える。だからこうして、ぎりぎり触れ合うくらいでも年が近いもの同士の他愛のない話をするのが、楽しくてしょうがなかったのだもの。二人で、行きたいなと。オウガらしくもなく、日はまだまだ沈まない雲なき赤海のように少し照れ臭い表情で暗にそう伝える。)」   (7/5 09:18:23)
しぃずま@オウガ > 「いや、俺は…(大丈夫だという言葉は、なんというか、優しくしてくれるあなたには失礼な気がして。その言葉を、あなたに有り難く思いながら、口にせず、眦を下げた優しい微笑みで押し込めた。まぁ、実は集めたあとは魔術ですぐに燃やせるのだが…そんなことをしては夜を過ごす時間が短くなる。あなたに任せて、火を作るうちに思出話をしたい。あなたに、自分のの壮絶な過去を教えて、自分のことをもっと知って欲しい。とは言えど、心に決めた人はすでにいるので、あくまで「先生」として。)」   (7/5 09:18:48)
しぃずま@オウガ > 「そいじゃ、行こうか。(集中を緩めれば、背を向けては手を上げて前後に振り、こっちへこいと招きながら木々が幾つか生い茂る斜面へ歩を進める。)兄貴の守るあの村は…俺の思い出じゃ、濁って暗い陰鬱な森にしか見えねぇが…今見れば、美しいと思えるかね。(なんて呟きながら。)」   (7/5 09:18:50)


クロ:ガデューカ > 何言ってるんだい、久しぶりに充実した時間だったよ。あんたこそババァの話なんか聞いて疲労が溜まってないかい?( がはは、と大きく笑う姿を見つつ、毒蛇も柔らかに笑う。が、すぐに真顔に戻り、舐め回すかのようにじとり、と身体全体や顔を見詰め始める。ふむ、と小さく声を漏らし、顎に手を当て目線を横下に下げつつ頭を働かせる。_やはり、疲労が溜まっているね。枝集めのついでにハーブや薬草探しをして薬を作らないとね…疲労に効いて、安眠効果は、カモミール。レモンバーム何かもあると良いね。アレは抗うつ作用がある。レモンバーベナ、ローズマリー…他にもあったかね……_思考回路をぐるぐる、ぐるぐると回していれば相手の言葉を聴き逃してしまった。ハッとし急いでオウガの方を向く。ほんの少しの沈黙の背景には風の音と、段々と日が落ちていく空。平常心を保とうとしつつも、見破られるであろうと云う事を理解し、へら、と苦笑いしつつ「 す、すまないね、もう1回言ってくれないかい? 」と舌を控えめに出しつつ小さくお願いして見せた )   (7/5 10:09:28)
クロ:ガデューカ > …あんた、何で結婚してないんだい。( 優しく微笑む顔を見れば、すん、と鼻をならしつつ真顔で見詰め返す。強さと優しさを持ち合わせた完璧とも言われるような人だと言うのに。微笑む姿に心臓を高鳴らせる人も少なくはないだろうに。…まぁ、ここに居る紫髪の毒蛇は全くもって恋愛などに興味を示さないお陰で高鳴ることは無かったが。ふぅ、と静かにゆっくりと息を吐いて歩みを共に進める。少しずつ空が赤から紺へと色を変えていく中、口を開いて呟く彼の姿をじっと見詰めれば、舌なめずりをしてその呟きを拾い上げる。「 オウガの生まれ育った所というのは、森の近くなのかい?…と、云うか。私からしたら御前サンに兄が居るのも驚きだが。」静かに呟くようにして応えてみれば、ひゅう、ひゅうと風が吹く。今宵は冷えるだろうか。否、それでも良い。これからの対話が暖めてくれるだろうから。)   (7/5 10:09:30)


しぃずま@オウガ > 「俺もガデューカと話してると、疲れが吹っ飛ぶくらいにゃ楽しいからよ、付いてきて欲しいっつっただけさ…(背を向けたまま、照れ隠しに人差し指で頬を掻き。)まぁ、何でって言われるとそりゃあ、俺には剣以外なかったからな。それとたぶん…女性は無意識的に避けてたのかもしれねぇ。(それに関してはオウガの過去が関係する、のだが、肌寒い今はあまり話すべきではないだろう、と一旦話を区切る。)でも、だから俺はあの人に惹かれたんだろうな…(なんて、聞こえないよう小さく呟いて。中性的な美しさを持つあの人に、だから惹かれたのだろう。角の生えた額が、少し熱くなった。)」   (7/5 10:44:41)
しぃずま@オウガ > 「(その熱を一旦、総髪を踊らせながら頭を振って、振り払う。)あぁ、森がかなり近いんだ。真隣にある村さ、その森の奥に俺の住んでたちょっとした洋館がある。隣の村にリンゴを売りにいく商人が多いと兄貴に聞いててな、名産だったそうだ。(それだけ言えば、よっ、と少し声を出して屈み、辺りの木の枝で出来るだけ細かいものと松ぼっくりを拾う。)こういう木だらけの場所も慣れたもんだ。とはいえさすがに森ん中に放り出された時はどうしようかと思ってたよ。(動きやすいようにカッターシャツとズボンを着けたオウガのベルトに挟まれた小刀が抜かれ、逆手に持ち変え、木へ斜めに刃の切れ込みを入れる。そして間もなくするりとりんごの皮でも剥くように木の皮が削られ、からんと軽い音を立てて落ちる。)まぁお陰で、生き残る術ってもんは手に入れられたんだがな。(逆手に持った小刀を上に放り、元の持ち方に戻すと、そのまますぐに鞘に入れた。)」   (7/5 10:44:43)


クロ:ガデューカ > へ、?( 素っ頓狂な声が出る。その直後、脳内で言葉を理解して顔を少し赤くしながら蛇目を大きくする。そんな事を言われるのは酷く久しぶりな気がした。暖かくなるを通り越して少し暑くなる。毒蛇の方も頬を右手で軽く掻きつつ、「 そっ、そうかい、良かったよ 」_不覚。会話が楽しいと言われるのが久しぶりな気がしたとは云え、こんな年になっても照れるだなんて…はずかしい…_そんな事を思えば、頭を軽く振って思考回路を別の物へと変えようとした時、運良く相手が別の話題を出してくれた。ほっと安堵の息を吐けばその話を聞いて。)   (7/5 19:10:03)
クロ:ガデューカ > あ ~ 、そうかい。らしいと云えば、らしいね。( ぽつり、と言葉を発する横顔をじっと見詰めれば、話題を区切った事を悟る。此方も深追いはしない。何せ医者と患者。患者が自ら話さない限り此方は深追いしてはならぬのだ。気にはなる所だが、またの機会にしようではないか。そんな事を思いつつ自身の問いの返答をしっかりと耳に入れ頭に焼き付ける。_口調、アクセント、内容、表情。全て後でメモしないとね。対話は簡単なものじゃあ無い。少しでも内部…心に変化があれば外に出るものだからね。まぁ、今はとにかく対話と枝集めと行こうじゃないか_ふっと息を吐いて近くに落ちている枝をひょい、と広あげる。軽々しく持ち上げられる枝の感覚に、ほんの少しの親近感を覚えたのは、診察を何度もしているからだろうか。)   (7/5 19:10:06)
クロ:ガデューカ > 良いねぇ、そんな村が多いんだねカーヤは。リンゴ、リンゴかい。私はリンゴ好きだよ。紅くて丸くて、甘くて美味しいからね。( ふふ、と林檎の美しく光り輝く紅色を思い出しては目を細める。右手を伸ばし、枝を1本拾い上げて左腕に収める。もう一本拾いあげようとして…「 私も自然の多い場所で生まれ育ったからね。何となく分か……え、あんた、森の中に放り出されたのかい!? 」驚きの声を上げて手から枝を離してしまった。森の美しさと恐ろしさを知っている毒蛇からしてみれば、その事実はかなり意外だったらしい。 はは、と笑い声を少し漏らしながら話を聞きつつ、再度拾いあげようとして_手を止めた。陽は、完全に落ちて夜空に光る星が2人を見下ろす。風が強く吹き、髪と服を揺らして行く。頭に浮かぶはとあるモノ。 _はて、林檎が名産の村。何処かで聞いた覚えがあるような……_   (7/5 19:10:31)
クロ:ガデューカ > 「 気の所為か 」 ぽつり、と呟けば息を吐いて枝を拾い上げる。気の所為かどうかなど、今は関係ない。取り敢えず日が落ちた以上はさっさと馬車の元へと戻らねばならぬ。枝を早く集めねば。野宿には危険が付き物だから_ )   (7/5 19:11:01)


しぃずま@オウガ > 「俺らしさ、か…(三年前に失ったのは、それを信じられる心だった…あなたはたぶん気づいてないだろうが、そうして肯定してくれるのが、どんな薬草よりも、どんな桃よりも、よく効き甘い薬なのだ。言葉は魔術。あるときは心を癒し、またあるときは人を憤らせる。なぁ、蛇より人間の方が憎たらしくて悪い冗談を吐いて、そして人を困らせるよ。…俺も、あいつも。)もう、アンタは本当、素直で気の効くいい「先生」だな。(冗談半分で先生なんて呼んで、その後ろ暗い感情を消す。)」   (7/5 20:37:10)
しぃずま@オウガ > 「林檎か…兄貴は森の中で林檎を育ててな、その林檎がまたうめぇんだわ。今は時期的にまだまだ若いけど、村の貯蔵庫に、村長が隣村隣町へ売るために納品されてるはずだ。兄貴と村長に頼めばたぶん食わせてもらえると思うから、着いたら聞いてみよう。(あなたがりんごが好きだという言葉に、嬉々としてそう答えた。オウガはあのりんごが大好きだった。最低限の食事に腹をすかしている彼へ、秋と冬との2ヶ月間という短い時間だけだが兄は林檎を持ってきてくれた。それが、それだけがあまりにも嬉しくて、毎年毎年それだけを楽しみにして生きていた、と言っても過言ではないのだ。そして、その味は確かに甘美。あの酒の香りのように芳醇な香りがするし、なにより本当にちょうどいいほどに甘酸っぱい。それを、あなたにも味わって欲しいのだ。)」   (7/5 20:37:29)
しぃずま@オウガ > 「あぁ、放り出された。5歳の誕生日を迎える少し前にな…兄貴にゃとても助けてもらったけどよ。(その頃から、この手は血濡れていた。渡された小刀で、大怪我を負いながらも、やれ巨大な牙の生えた獣、やれ巨大な体の茶色い獣、親に黙って静かについてきてくれた兄と共にそれらを倒してきた。その掌を見れば、ふぅと短くため息をついて強く握った。…さて、燃やすための素材をいくつも脇に抱えて、ふと空を見上げれば、いつのまにやらもう夜も深くなっていく頃だ。)」   (7/5 20:37:48)
しぃずま@オウガ > 「そろそろ頂に戻ろう。森はあまり暗くなると場所がわからなくなるし、獣も出る。(抱えた何本もの枝でとんとんとあなたの肩を弱く叩けば、オウガは斜面を登りだした。しかし、上ると少し頭が痛くなる…調子が悪いのだろうか。過去を語ったあとはすぐに眠ろうかと思ったが…たぶん、語るときにはこんな痛みも忘れているだろう。その痛みに、あなたの呟きはあまり耳に届かなかった。)」   (7/5 20:38:04)


クロ:ガデューカ > あっはは!先生だなんて良しとくれよ。私は蛇さ、それも毒の蛇、毒蛇( ガデューカ )さ。( 大きく爽快に笑いつつ、毒蛇は彼の心理を覗こうとしていた。ほんの少し、ほんの少しだが声色が暗く感じた。_舐めるんじゃないよ、私は蛇さ。獲物( カンジャ )の変化を察知する事なんて造作もないよ_なんて酷く恐ろしい蛇だろうか。こんなにも爽快に笑っているというのに、思考回路は薬と毒まみれでドロドロである。ぐちゃぐちゃとかき混ぜれば、これからの行動と処方箋について考え始めた。嗚呼、何と器用な事か。)   (7/5 21:24:17)
クロ:ガデューカ > りんご、林檎。オウガの思い出と村の自慢の名産かい。いいねぇ、楽しみにしておくよ!( 嬉嬉として応える彼の姿を見て、ほっと安堵の溜息を少し。彼の思い出は決して甘く蕩ける物では無いだろう。だが、甘ったるいだけの林檎よりも甘酸っぱい果物の方が美味しく感じるのは確かである。「 林檎は良いよ、そのままでも料理しても美味しいからね 」なんて、林檎と村に更なる期待を膨らませた__が、やはり何かが引っ掛かる。一体なんだろうか、蛇として何かを感じ取ったのか、記憶が何かを訴えかけてるのか。 一体何があるのだろうか。思い出そうにも分からない。どろどろ、モヤモヤとした違和感を、吐き出す事はせずに肺に溜め込んでみせた。)   (7/5 21:24:19)
クロ:ガデューカ > 5歳、5歳…!?あ、あんた良く生きてたね??( 驚きで口が開いてしまう。情けないその顔でオウガの身体をじっと見れば、「 5歳、5歳……??? 」と再度ぶつぶつと呟いた。森で5歳。放り出された。_育児放棄?育児破棄?放棄?破棄?_驚き過ぎたのか、口をぱくぱくさせ、息をはくはく、と出しながら、ぐるぐると思考回路を巡らせる。変な方向へと思考が向くが、首を振って必死に元に戻した。「 じゃあ、そうか、そうかい。御兄さんが手助けしてくれたんだね、良かったよ、良い御兄さんなんだね、死ななくて良かったよ 」_本当に良かった。森での死因はえげつないものが多いから…_森の恐ろしさをほんの少しかもしれないが知っている毒蛇としては、それはもう安心の1つで。はぁ ~ 、と大きく息を吐いて、微笑みを微かに向けたが空を見上げる姿を見て、ハッとした。左腕にはまだ枝が集まり切ってない。急がねば。その一心でさっさと手を動かして枝を集めた。)   (7/5 21:24:33)
クロ:ガデューカ > ん、了解。( ぱっぱと身体を動かして左腕に枝を先程よりも沢山溜め込む。それと同時に肩をとん、と叩かれた。振り向けば、戻ろうとの事。先の返事を軽やかにすれば、オウガの元へと駆け寄る。丘へと戻る途中、彼の姿を横目でじっと見れば、何処と無く弱々しい雰囲気が。_早めに火を焚いて、薬を作ろうかね。_丘への帰り道、ほんの少しの時間の間に毒蛇は司祭として、先生として変化を見逃さないように見詰めつつもこれからの行動をずっと考えた。…お陰で、先程の違和感は忘れてしまったようだ )   (7/5 21:24:41)


しぃずま@オウガ > 「ガッハッハ、じゃあ俺はその毒蛇に助けられてるってわけだ。蛇の毒も鬼にゃ薬らしいな。(冗談に冗談を重ねて。こうして下らない冗談を口にするのもひどく楽しい。そうして楽しむうちにも、声にはほんの僅かだが痛みを耐えるような嗚咽が混じっている。笑いも本心だが、読めない深い方の思考があることまでは読めている。何を考えているのかはよくわからない…頭を回転させながら口も回す、そんな器用な人の…いや、毒蛇の心は読めない。風読みも万能ではないのだ…視線があることはなんとなく気づいているが…まぁ、「診察中」だろう。そう思って、特にそれには何も言及しないでおいた。)」   (7/5 22:24:41)
しぃずま@オウガ > 「あぁ、林檎は美味いしなんにでも使える、と兄貴はよく言ってたよ。(斜面の方で振り返り、、枝を拾っているあなたを見下ろしながら言った。)そうだな、いい兄貴だよ。…本当。(会うのが本当に楽しみなのだろう。快活にに、しかし豪快に、白い歯を僅かな月光に光らせて、希望に満ちた瞳をさら輝かせて微笑んでいる。あぁ、5歳だ。修行の一端だとよ。理不尽極まりないぜ、この修行を手伝った兄貴が怒られたそうだ。…兄貴はいつもそうなんだ。俺を庇って、「痛くないから」「大丈夫」なんて言葉にして、泣いている俺をしっかりと優しく包んでくれるのさ…きっとガデューカも、兄貴とは仲良くなれるんじゃねぇかな。(なんて、さらにさらにもっと出会う楽しみを増やしながら…視線があることはやはりそれでも陰りがあるということなのだろう。…人の感情こそ読めど、自分の感情を完全に制約するほどの力はない…やはりなにか、自分にはわからない何かがあるのだろうか…例えば、いるはずの兄がいないなんて…)」 「(いや、無いな。はじゃなんて悪い冗談だ。)」   (7/5 22:25:14)


クロ:ガデューカ > 全く、話せば話す程面白い男だねぇ。蛇と鬼、最高の組み合わせじゃないか、祝いとして今度毒の美酒でも呑むかい?( 冗談を言い合う2人の姿は、とても美しく見えるだろう。信頼という名の紐で固く結ばれた2人の関係を誰が引き裂けるのか。否、誰も居らぬ。げらげらと互いに笑って居たその時。_明らかに違和感を感じた。口角は上がったまま、ぴくり、と眉を動かして数回素早く瞬きをしつつ耳を澄ます。そして確認したのは、嗚咽。シュル、シュルと蛇の舌を数回出し_痛み、嗚咽。苦しみ…少し悪そうだね、早く丘に戻り休ませないと…_なんて考えに至れば早速行動へと移した )   (7/5 23:50:21)
クロ:ガデューカ > 今度アップルパイでも焼こうかね。何、こう見えても既に三十路。ちょっとした菓子程度なら作れるんだよ( 林檎の話をしつつ、歩幅を相手に合わせ、ゆっくりと丘へと帰ってく。補足ではあるが、この毒蛇。家事全般なら基本的な事であれば出来るのが強みである。見た目と年齢的に貰い手も誰も居ないのだけれども。この隣を歩く鬼の様に何かに熱中して恋人という者を持たなかった…というのはあながち間違いではないけれど。   (7/5 23:50:23)
クロ:ガデューカ > そんなこんなで、オウガの幼い頃の話を聞けば、それはもう森の草木ですら驚く話ばかりで。この様な会話をした事は全く無く、とても面白いのか、「 修行、そうだねぇ。幼い子供にしてみれば酷な事だね… 」と目じりを下げて相手の話を聞き、「 優しい御兄さん何だね。オウガも優しいが御兄さんも優しいだなんて、良い兄弟だね。羨ましいよ 」と微笑みながら羨み、「 仲良くなれるかねぇ。なれると良いね。お土産にハ - ブティ - を持ってきたのさ、喜んでくれると良いのだけれど 」とこれから会えるであろうオウガの兄へ期待を膨らませた…等、一々表情に表しつつ会話をこの世界で誰よりも幸せそうに楽しんだのだった。)   (7/5 23:50:32)
クロ:ガデューカ > ( ザッザッと土を蹴る音が響き、涼し気な夜風が舞い踊る星空の下。丘の頂き。今回野宿する場所へと辿り着いた2人。その内の1人、毒蛇は枝を馬車の近くに置いて両腕を月夜へ向かい千切れるほど伸ばして深呼吸をした。肩を回し、苦笑いしつつ「 ババァになると肩もこるのさ 」なんて言いつつ、馬車に置いておいた自身の袋から小さな小瓶とシンプルで少し古ぼけた水筒を取り出してオウガの元へと。優しく背中を数回トントン、と叩き「 後で身体の方も診ようか。兎に角、今からは薬を飲んで休んでおくれ。因みにこの薬は…簡単に言えば栄養補給剤みたいなものさ。疲れが取れるように成分を少し変えて昨日作ったのさ。あまり苦くは無いが喉に残る味かもしれなから、薬を飲み終えたらこの水を1口飲むんだよ。 」と、真面目な顔付きで手に持っていた水筒と薬の入った小瓶を見せつつ説明し、相手に荷物を置くように言って渡した。   (7/5 23:51:07)
クロ:ガデューカ > 「 火起こしは私がやるよ。長旅で疲れたろう?お疲れ様。此処まで連れてきてくれてありがとね。さ、お休みよ。」と絶対に休めよ、と云う念を何度も押して、そして上乗せするかのように、にっと笑顔を。数秒間そのまま見詰めれば、相手の返答も聞かずにそそくさと火起こしの為の準備を始めた。 ホ - 、ホ - 、と夜の番人、梟の鳴き声が微かに聞こえる中、野宿と云う時間がスタ - トされた。)   (7/5 23:51:20)


しぃずま@オウガ > 「毒の美酒か!それこそ体が止まって涎が止まらなくなるくらいうまいんだろうなぁ、ガハハ!(ひどく体が弱っているのかといえば、そういうわけでもない。だから、咳が出るとかそういったあからさまな症状というものは出ていない…それでも見抜くのがあなたの見識眼だが。それに家事もできると言う。それがなかなかどうして、恋人でさえもできないのか。それを言いたいのはこっちだ、と言いたいが、たぶんあちらからすれば自分に抱く感情と同じなのだろうが…。自分のことは見えないものだ。)」   (7/6 00:44:57)
しぃずま@オウガ > 「アップルパイ、か。俺は素の林檎以外食ったことねぇな…兄貴は台所に立てる時間が少なかったし…それでも俺に持ってきてくれるんだから、本当優しい人だ。(よっこらせ、と、声を上げながら、頂に程近い所で付きだしている石段のような段差に足をかけて、上る。さて、すっかり日が沈んでしまっている…火を起こさねばならないとなっても、それでも会話はやめないが。)剣とペンを振るわされる毎日だった。…でもまぁ、今と大して変わんねぇさ…(今も変わらない。それはあくまで、ほとんど「自分で望んでいるから」だ…半日も剣を古い、残り少しの時間は仕事をして。たまの休暇は何か無い限りはずっと剣を振るう毎日…熾烈だと感じなくなってきてしまっている。)」   (7/6 00:45:18)
しぃずま@オウガ > 「俺が、優しいかい。優しいかい…(目がおぼろに渦巻き、かたかたと震えている。)…そんなもの上部だけだ。本当に優しければレフィーネもアッシュもいなくなって済んだはずだ俺は結局なんにもできなくて全部全部見逃して優しくあろうとして自分が自分であることを証明しないと生きていけなくてクソみたいな上部の自分で生半可にあの二人と関わったから二人は逃げなきゃならなくなって優しい言葉をかけたつもりで彼らを救ったつもりでのうのうと生きてやがるよクソみてえな自分は薄っぺらい薄っぺらいすべての言葉に厚みがなかった彼らを救えなかった救いたかった俺が優しいなんてありえない間違いだ誤っている誤たっているどうしてあなたはそうやって優しいなんて言ってくれるんだ俺はお前が考えてるような人間じゃない届く手を伸ばさない怠惰の極みだ優しくなんてないただのクソでクズでゴミでカスで生きている価値がないような人間だ違う違う違う違う違う違う…ちが…っは…違う、違う。俺は俺だ…(少し気を抜きすぎた。悪魔が囁いている…はぁ、と疲れた吐息を漏らした。)」   (7/6 00:45:32)
しぃずま@オウガ > 「…俺の家族は兄貴だけだよ。アレらはただ俺を「強く」したいっつー、欲望の塊みたいなもんだ。(夜の番人の声に、一拍置けば…口を開けた。)」   (7/6 00:46:01)
しぃずま@オウガ > 「そろそろいい時間だ。焚き火を起こしてる間に…俺のことを、話そう。」   (7/6 00:46:03)


クロ:ガデューカ > 毒の美酒にアップルパイ。最高のティ - タイムじゃないか。今度作って食べようじゃないか。( ふふ、とアップルパイのあの甘くて美味しい味と匂いを思い出して、うっとりとした目を夜空に向けるが、直ぐに顔を元に戻して着々と焚き火の支度をする。…が、正直久しぶりの野宿、焚き火という事もあり、少々準備に遅れが出てしまっているのだけれども。それでも口は止めない。折角会話してくれてるのだから返したい、という気持ちと楽しさで口が閉じる事は当分無さそうだ。彼の話を聞けば、かなりの幼少期を過ごして来たらしい。両目を閉じて嗚呼、と声を出した後は、静かに「 中々、大変なんだねぇ…。でも、偶には。偶にはこうして休暇を取ってのんびり過ごす事も大切だからね 」なんて、休みの良さを伝えてみせた。これで休む人なのか、と言ったら正直職業柄無理であろう。しかしそれでも、休みを勧めるのもまた、司祭としての職業柄である。)   (7/6 01:17:32)
クロ:ガデューカ > …( それでも、突如訪れた" 言葉 "によって、彼女の口は閉ざされた。雪崩の如く言葉を紡ぎ続け卑下する彼の姿を、毒蛇はじっと。じっと見詰めていた。口を開いて何かを言おうか…否、今はその時ではない。兎に角、火を焚かねばならぬ。目を細めて口元をほんの少し上げれば「 そうかい 」と、敢えてそれだけ述べた。勿論、色々な言葉を伝えたかったが今ソレらの言葉を言って本当に響くだろうか。焦っている時に無理に聞かせる言葉が救いになるだろうか。相手が話してくれているのを遮るのが真の同士だろうか。全て、全て否である。よって毒蛇は、火を焚く支度を着々と進めたのだった。)   (7/6 01:17:33)
クロ:ガデューカ > そうか、そうか。…聞かせておくれ、火を焚くのに少し時間が掛かりそうだからね。( 案の定、彼は口を開いて真実を、過去を述べようとしてくれている。毒蛇は目線を変えずに返答だけして、木をを積み葉を重ねる。のんびりと、のんびりと。まるで相手の話をきちんと聞く為にわざと、わざとゆっくり支度をしているかのように見えるその行動。 それでも、悟られるのは分かりきっているのに続けるこの行動は彼女なりの気遣いで。 _嗚呼。そうとう、やられているんだね。_なんて、心で哀れみ一言をぽつり。 _さぁ、彼の話を聞こうじゃないか。)   (7/6 01:17:41)


しぃずま@オウガ> 「…ありがとう。(あなたの言うすべての言葉に感謝をのべる。白雪姫のティータイム。眠り姫のお休み。人魚姫の寡黙。)そいじゃ、次の休暇は優雅に怠惰に儚くいこうか。ティータイムを楽しもう。(そうだった。鬼は過去を見て嘆くのは似合わない。未来の展望を話して笑うのがよく似合う。あなたの短い「そうかい」という肯定は、確かに短い答えだったけれど、それで逆にしっかりと話を聞いてもらえたような気がした。救われたような気が…いや、救われた。本当に、ありがたい。これなら少し、話もしやすい。)薬、飲ませてもらうよ。(ばらりと木の枝や松ぼっくりなど荷物を置いては、薬も、飲むのを抵抗するでもなく。ごくり、と飲めば、それでもやはり苦い顔をして、水で流し込んだ。)」   (7/6 01:49:35)
しぃずま@オウガ> 「…俺は、虚像を見てたんだ。(話は、始まりから意味深で、じめじめとした水っぽい体の重さを感じるだろう。…話を、そう、過去の概要を話した。家族のこと、荒っぽいがこの距離でも町まで数時間で着くことで有名な馬車駅のこと、一族のこと、初恋の人のこと、そして、兄のこと。しっかりと順序だてて、貰った水筒で唇を潤しながら話をする。その中でも、たぶん馬車駅が気になるだろう。…噂ばかりは耳にしたことがあるのではないだろうか。三十年近く前に、近くの村が無くなったことでもうすでに廃れた駅だ…いやまさかと、あなたはそう思うだろう…。話を聞き終わる頃には月も中点に上り、その丘の頂を静かに涼しく照らしていた。火ももう、ついていることだろう。)」   (7/6 01:49:57)
しぃずま@オウガ> 「…どっちの俺が本物なんだろうな。(炎がボウと音を立て、オウガの顔を遮る。彼はどんな顔をしていたのだろうか…見えない表情で、酷な問いを投げ掛けてみれば。)」   (7/6 01:50:14)


クロ:ガデューカ > ( 彼の話はそれは、それはもう言葉に言い表すのが困難なモノだった。火を焚く支度を着々と進めていく手が震えてしまう程。司祭として様々な人を見てきたがあまり感情移入してはならぬ、と教わってきたし自分自身一々全てに感情移入していては疲労でぶっ倒れてしまう。これは数回経験済みであり、身に染みて分かっている。しかし、それでもだ。 それでも、彼のジメジメとしたその話はこの夜空のように煌びやかな物ではなくどろり、と世界が溶けたのでは無いかと思う程深く深く、暗く暗く、悲しいものであり。火を焚く支度をする彼女の左頬に、知らず知らずの内に一筋の雫がつたってしまう程の話だった。ぽつり、と地面に雫が落ちて小さなシミを作る。それを見てやっと自分が柄にもなく涙を少し零していると知り、バレないように必死に平常心を保ちながら右手で目と頬を擦った。)   (7/6 13:19:18)
クロ:ガデューカ > ( 彼が話している途中。やっと焚き火に火がついてボウ、ぼう、と音を立て始めるのを耳に入れたその時であった。火が木々を燃やしていく様に、彼女の心が何かに蝕まれていく感覚を感じ取った。不意に、先程まで忘れていた嫌悪感と違和感も思い出してしまい、ほんの少しの冷や汗が背を濡らす。 _カ - ヤでは、幾つかの村の話を聞いた事があるが、その村の駅は。随分と前に廃れたと聞いた事がある。当時5歳頃だろうか。親が話しているのを聞いた覚えがあるのと、その数年後に連れてってもらった事がある。彼処は私が行った時。木々が、草花が生い茂る森に侵食されていなかったか?いや別の村か。まさか、いやそんな事が有るだろうか。…真実が偽りの時もある。その逆も然り。大丈夫だろう…_そんな重ったるい思考をしながら、火をじっと見つめて消えない事をキチンと確認する。 夜風が吹く度にゆらゆらと揺れるその火が、今の彼の様に見えてしまった。)   (7/6 13:19:20)
クロ:ガデューカ > どっち、…か。( [ どっちが本物か ]だなんて。何て酷な問いだろうか。どのような言葉を掛けてあげれば良いのか。静かに生唾飲み込む。静かに両目を閉じ、ゆっくりと開けば彼女の思考は1つのものになった。_今の私の思考を。応えを伝えれば良い_ 上手くいくのかなんて、分からない。でも変に配慮して気を遣わせる方が今の貴方には辛いだろうから。本心を全て、貴方に。そうと決まればゆらり、と火の元から立ち上がり弱りきった貴方の元へと歩み寄る。そして貴方の目の前の地面に腰を下ろした。)   (7/6 13:19:35)
クロ:ガデューカ > その問いはね、難しい物だよ。これは私の思考であり応えだ。だから間違いかもしれない、正解かもしれない。それは誰にも分からないけどね。そこを踏まえて聞けるね?オウガ。( 口を開けば、先に注意をする。何せ1人の意見が正しいという訳では無いのはどの世界でも同じだから_。数秒間貴方の顔を見て、目を合わせれば夜風も静かになる。それを感じ取って再度口を開いた。__さぁ、毒蛇の言葉を貴方に届けようじゃないか_ )   (7/6 13:19:46)
クロ:ガデューカ > この世界はね、字と真名があるだろう?それと同じでね、オウガはオウガであり、オウガじゃないのさ。( 少々意味深な言葉を投げかけるが、これは彼女の本心である。真名も字もその人を表すものではあるが、字は真名では無いように、真名は字では無い。簡単に言えば、言いたいことはただ1つ。[ 何方も本物であり偽物である ]と云う事である。へら、と笑いながら胡座をかいてその左太腿に左手を置いて、右手を胸元で動かすと云う身振り手振りを加えながら会話を続けた。「 毒蛇が美しい花になれないように、花は毒を持てど蛇にはならぬのさ。…深く考え過ぎ、と云ったら腹が立つかもしれないけどね、オウガ。少し溜め込み過ぎじゃあないかい?その問いにね、応えなんて無いよ。何方も本物であり偽物だから。」_一体何が、彼を此処まで追い詰めるのか。_蛇の様にだらだらと過ごして来た彼女には全てを理解する事は不可能だ。それでも、今までの経験から出来上がった思考を必死にぶつけた。)   (7/6 13:20:10)
クロ:ガデューカ > ( ほんの少し間を置いて、毒蛇は立ち上がる。背後にある火が影を揺らす。そして、数歩歩いて彼の目の前へと立てば、頭を優しく撫でてほんの少し悲しげな微笑みを向ける。「 酷く辛い思いをしてきたんだね、全てを理解する事は出来ないが…辛いのは分かる。オウガ。御前は酷く優しいよ。優しいから追い詰められちまったのかもねぇ… 」と。本心を告げて数回頭を撫でた後は両肩に手を置き、貴方と目線を合わせる。真っ赤な瞳が貴方の美しい瞳を捉えたと同時に凛としたその表情で最後の想いを伝えてみせた。   (7/6 13:20:27)
クロ:ガデューカ > 「 良いかい、オウガ。よくお聞き。この世に不必要な子は誰も居ないよ。皆何かしらの役目を果たす為に生きてるんだ。…あの2人の事はね、私はそこまで知っている訳じゃあないが、少しは幸せになったんじゃないかと思うよ。無責任な言葉かもしれないけどね、少しでも2人の為思って行動したのであればそれは素敵な事何だよ。分かるかい?必死にやって来てるじゃ無いか。あんな風に自分の事を卑下するのはおよし。誰に何を言われようとね、私の思考は変わらない。…御前は優しいよ。この大地のように、草花の様に美しい。御前に生きている価値が無いだなんて、そんな事は無い。オウガ、そんな事を言ってはいけないよ。生命に価値なんてモノは無い。それでも不安になるのであれば、私が証明してみせるよ。必ず、ね。」 __想いを伝え終わると同時に、静かに夜風がひゅう、と音を立てる。紫色の髪が背後にある炎の光により深みを増して美しく、ゆらりと靡いた )   (7/6 13:20:42)


しぃずま@オウガ > 「泣いて、くれるかい。(焚き火より少し離れた馬車の御者台に腰掛け、オウガはそう言った。目がいいのはあなただけではない、蛇よ。鬼も、あなたとは真逆で傷つける瞳だが…ちりちりと火が照らして輝いている涙を見逃せないほど、冷酷なつもりもない。その涙が、ひどく嬉しくてたまらなかった。それが、その涙が、なんというか…性格が悪いようにも聞こえるが、自分という存在を少しでも肯定してもらえているようだから。…もちろんあなたは、オウガが嘘をついていない…否、嘘をつけない人間なのはよくわかっているだろう。だとしても、この話を信じてくれて、泣いてくれるということは、自分を肯定してくれているのと同じだ。不安定な彼には、その涙だけで充分だった。)」   (7/6 19:08:29)
しぃずま@オウガ > 「(充分だったけれど…それでもまだ、あなたは言葉も紡いでくれる。)聞かせて、くれるかい。(その喜びに、また微笑む。独り善がりな質問に、ありきたりな優しい言葉なんかじゃなく、ただあなたはあなたの応えを聞かせてくれた喜びに。それは、その目の前の鬼に似た「優しさ」だ。自分で考えた応えを伝える。それが、自分のやってきたことが、どれだけ励みになるのか、それは受けた当人にしかわからない。彼の与えてきた影響とは、それほどまでに大きいものなのだ、とそう告げるように、なんとも言えない暖かさが、包んでくれた。もっとも、自分自身が優しいなどと思っていないので、意識的にそう感じたわけではないが。)」   (7/6 19:11:56)
しぃずま@オウガ > 「俺は、俺で俺じゃない…か。(本物であり偽物。つまり、だ。オウガはオウガでしかない…否、字で呼ぶなど今は無粋の極みだろう。「彼は彼自身」。本物なのか、偽物なのか。そうではなく、そう問う自分こそが、自分だと。)考え、すぎか。あぁ、確かに、そうなのかもな。…俺はちと、あの故郷に帰るのに、怖がってるのかもしれねぇ。心が荒んでるのかもしれねぇ…(角を指で磨きながら、微笑みに少し、悲しみが宿った。…のも、束の間だ。微笑みは消えたけれど、辛さを吐き出す心地よさに、心が支配された。)」   (7/6 19:13:10)
しぃずま@オウガ > 「…辛かった…苦しかった、ここまで生きてくるのが苦しかった。兄貴のお陰で生きてこれて、師匠のお陰で生きてこれて、あの二人のお陰で生きてこれて、だから、会えないのが苦しくて…(涙を、いつのまにか流していた。あなたの隠す表情とは違って、大粒の涙を目からこぼしていた。…みっともないよな。そう呟いても、涙は止まらなくて。滝のように流れる涙が、馬の背を濡らしている。)…ありが…(ありがとう、と、あなたに何度も言った言葉をまた伝えようとすれば、頭に、蛇のように冷たくて、でもそれがまた暖かい手の感触がした。)ん、あ、あ…?(最初は困惑して、声を漏らすが。恥じらいながらも頭を撫でられるままに少しの間だけ目を瞑れば、その間だけだが、眠気から、疲れから解放される。…だけどまだ、眠るときではない。涙に赤くなった瞼を開けて、肩に手を置くあなたと目を逢わせた。)」   (7/6 19:13:34)
しぃずま@オウガ > 「そうであってほしいと思う心も、まだ嘘に聞こえてしょうがねぇ…でも、「俺」が思ってることだと、信じられる余裕はできた。時間をかけてゆっくり、信じていくよ…俺に価値があると言ってくれるお前さんに。俺が優しいと言ってくれるお前さんに、報いるために。(御者台から降りれば、オウガはあなたの頭に、1つ縛りにしてあるそれと同じくらいの太さの腕を回して、胸に優しく抱き。顔をあなたの靡く髪に埋めた。…綺麗な髪だ。さらさらしていて、アメジストのように強いあなたの意思を表すような、はっきりとした紫色をした髪。愛しい、愛おしい。ずっとこうしていたいけれど…もう、眠る時間だ。道のりにある川で釣った魚も、そろそろ焼けた頃だろう。)」   (7/6 19:13:48)
しぃずま@オウガ > 「今日はもう、食って寝よう。さ、食う間はどんな話をしようか。…今から会える兄貴の話でも、しようかね。(なんて言えば、焚き火の前にまた、腰を下ろして。)」   (7/6 19:14:05)



クロ:ガデューカ > おや、バレてしまったかい?( ふは、と息を吐くようにして小さく笑いながら頭をかく。「 すまないね、勝手に感情移入ってやつさ。 」なんて一言謝れば彼の言葉をじっくりと脳内に染み込ませる。じわり、と染み込む感覚を味わいながらこれからの彼の発言を受け止める覚悟というものを再確認した。)   (7/6 22:56:39)
クロ:ガデューカ > そうか、そうかい。( うん、うん、と頷きながら相手の話を聞いていけば、_やはり、優しいんだねぇ_なんて思って。その悲しげな表情も。声色も。何もかもが毒蛇には幼子の様に見えて。_可哀想、の一言で済ませられるものだろうか。幼い頃から抱え込ませるような世界が憎いものさ。嗚呼、嗚呼。…鳥兜( アコナイト )でも食わせてやりたいね。__そんな事を思うだけ無駄なのはわかっている。けれども、やはり1度感情移入してしまうと世界さえも恨んでしまうものなのだ。だがそんな事をしなくても良い事を直ぐに理解する。彼の言葉を、聞くことによって。)   (7/6 22:56:40)
クロ:ガデューカ > そうだね。急いだって良い事は無いからね。ゆっくりと考えていこうじゃないか。( 先程までのジメジメとした空気が一気に入れ替わったような気がした。上手く、彼を導く事が出来た…そんな気がした。だからこそ、先の言葉を明るめの声色で、表情で。 まるで月夜がこの2人を包み込むかのように雲が全て晴れてきらきらと美しく光り輝き始める。その時であった。思ってもいない事が毒蛇を襲う。_誰がこの男性の理想像の様な人に抱きつかれると思ったか。状況を理解する事すら上手く出来なくて、息をひゅ、と小さく飲む事しか出来ないまま頭をフル回転させる。だが直ぐにソレを辞めて静かに受け入れた。香ばしい焼き魚の幸せな匂いが2人のことを囲んだ時に彼は離れて食べようと言った。毒蛇もそれに「 そうだね、食べようじゃないか。魚が焦げたら困るからね 」と返事をして焚き火の近くで腰を下ろした彼の近くに、彼女も静かに腰を下ろして魚が刺さっている串をひとつ取りオウガに差し出して「 宴といこうじゃないか。なぁ、鬼の子よ 」と悪戯な笑みを浮かべてながら舌をシュル、と出した。)   (7/6 22:56:51)


しぃずま@オウガ > 「泣くのはもうなしだ。笑っていこうぜ。(というと、頭を横に2、3度振って、先程の泣き顔からは想像できないほどに痛々しさが…そう、毒の抜けた笑顔が戻ってきた。太陽のように燦々と輝くその笑顔は、やはり泣いておくには勿体ない。暗い赤、錆色に囲まれたその豪胆な顔は、いつまでも泣いてはいられないと、変わらいつもと変わらない表情を取り戻した。体の傷は薬で癒せるが、心の傷というものは魔術という言葉の力にしか癒せない。どれだけ強い魔術師も、弱い魔術師もできうるが、たしかにその包帯を綺麗に巻くことができるかどうかは、その人間の度量が大きい。あなたはそれをやってくれた。さすが医者と言ったところだろうか、適切な治療薬をしっかりと踏んで。オウガのボロボロの心を、仮止め程度でも縫って、しっかり止血をしてくれたのだ。)」   (7/6 23:45:22)
しぃずま@オウガ > 「宴、いいねぇ。(はてさて酒よしんとはなくとも魚も「肴」もたくさんある。積もる話は月が輝く夜の闇が如く限りない。受け取った油の乗る焼けた魚に、持参した塩を振りかけて。ちびちびと食べながら、腹を割って話をしようか。)あんたもいるかい?(と、塩の入った瓶を少し前の方、魚の代わりにとでも言わんばかりに、あなたが取りやすい位置に差し出したのだった。)」   (7/6 23:45:59)


クロ:ガデューカ > そうだね、笑おうじゃないか。御前は太陽の様に明るくて、この炎の様に煌びやかな良い笑顔の持ち主さ。( 笑顔が戻ったのを確認して、毒蛇は安堵の一息を。_今宵の診察はこれぐらいにして、明日に備えて食事をしようじゃないか。_そんな事を呑気に考えれば、魚を1口。皮が綺麗に焼けており、パリッという音と共に香ばしい香りが漂う。まるで肉のようにジュワ、と油と身が口内で広がりそれはそれは、どの魚料理よりも美味しかった。彼の差し出してきた塩を「 おや、ありがとうね 」と軽く礼を言って受け取り、ぱらぱらと少しかけては、また1口。塩も加わり更に味が深みを増す。唇から垂れるその油を、長い舌でじゅる、と舐めれば、頬を少し赤らめて幸せそうな顔をした。   (7/7 00:03:31)
クロ:ガデューカ > 「 私は魚も好きなんだ。美味いねぇ、舞踏会の時の料理と同じぐらい、否それ以上に美味いのは、御前と食べる飯だからかね 」なんて言いながらムシャムシャと魚を1匹平らげる。 その時に、ふ、と何かを思ったのか夜空を見上げて一息吐いた。_美しい星空、夜空。明日は、七夕という祭りだったか。随分と昔に聞いた話だ。2人の男女が1度会える日、天の川という星の橋を渡って会える日…だったか。うろ覚えながらも、その星空と物語を勝手に隣に居る彼に重ねて、くすりと笑みを零した。_会えると良いな、御前等2人が。_幸せそうな時間を想い、願えばもう一本魚の串を手に取った。)   (7/7 00:03:33)
クロ:ガデューカ > そういえば、寝床はどうしようかね。( 不意に、これから寝る時の事を思い出して声を掛ける。「 一応、毛布は持ってきたから身体は冷えないが、ほら、私達はもう良い年だろ、腰とか痛めないかい?大丈夫かい? 」なんてかなり真面目な顔をして心配そうに聞く。森での野宿は危険がある。だがこの毒蛇は、既に自分の脳内では[ 毒蛇が夜の見張りをする ]予定らしい。見張りの番はどうするか、とは聞かずに体を痛めないように寝れるか、という訳の分からない心配事をする辺り、変人というか心配性というか、なんと言うか。)   (7/7 00:03:41)


しぃずま@オウガ > 「太陽、か。俺が太陽…あぁ、よく言われるよ、本当。全く、国を取り巻くほどのでかい信仰対称の太陽さまと俺を重ねたら、それこそ「神罰」が下るんじゃねえか。(なんて、謙遜の冗談を言い。)でもまぁ、言われて悪い気は、するわけがねぇんだけどな。するとしたら、それこそ太陽様に失礼ってもんだ。(微笑みながら、また少しだけ頬を赤くして。こんな俺でも、太陽のように笑うと言ってくれる皆が大好きでたまらないのを、炎の中に心が写し出されるように、はっきり思い出して。日常の中にあっただけのその言葉が、「太陽の笑顔」が、頭の中で優しく鈴の音のように響き渡っている。その中には、あの二人の記憶もある。花を育てる太陽であれたかな。灰を燃やす太陽であれたかな。そんな問いはやはり虚空の中に消えて、答えが帰ってこないのを知っているから、口にこそしないが、そんなことを考えながら。いや、そうあれたことを星に願いながら。がぶり、豪快に油を弾けさせて魚の肉を噛み千切った。)」   (7/7 17:52:59)
しぃずま@オウガ > 「ガハハ、なんだよ。嬉しいこと言ってくれるぜ。…しかし、舞踏会、か。…あいつももう、花も恥じらう19歳なんだな。きっと、いっぱしのレディーになって、アイツの手をとって踊ってるんだろうな。(まだまだ子供だと思っていたレフィーネがリードする様子は、なんというか滑稽に感じるけれど、でもアッシュがリードするところは想像もできない。あいつはそういう人間だ。まだ自分に自信があるのか。自身を持ったまま生きていけているだろうかと、そんなことを心配させる性格の男だ。でも、きっとそれでも大事なところはしっかりリードするだろう。…不器用だから、一人で突っ走るときもあるかもしれないけれど。)…っと。ガデューカはレフィーネとアッシュのこと、よく知らないんだったな。すまんすまん。(思い出に浸っているのが自分だけだと気付けば、手を後頭部に回して言った。がぶり、また魚をかじる…と、もう魚の身が無くなってしまった。さすがに口が大きい、物を食うのも早い…それがいまのオウガには恨めしく感じる。)」   (7/7 17:53:17)
しぃずま@オウガ > 「(星よ願いを聞きたもう。出逢うことを、笑顔で出逢うことを、許してはくださいませんか。いつかどこかで出逢わせてくださいませんか。遠くから眺めるだけでいいから。そして兄にも、逢わせてくださいませんか。少しでも言葉を交わさせてくださいませんか。あなたの見上げる空への目線を追って、輝く星々を見れば、多くの願いを込めた。強欲だ、でもだとしてもそうであってほしいと願う。だって、今はそれだけが生きる理由だから。)」   (7/7 17:53:37)
しぃずま@オウガ > 「で、寝床だったな。とりあえず今日は馬車で寝ようと思ってる。だから杭を載せられる荷車を持ってきたんだ。(親指を立てて、その白い布で幕が張られた大きな荷台を指す。)で、まぁ見張りだが…(あなたの心を見透かしたように、オウガは見張りについて話し始めた。)俺が罠を張っとこうと思ってる。踏めば脅しの炎が現れる仕組みだ。(獣というものは、本能的に炎が嫌いだ。それを利用する。その説明がないのは、たぶんあなたがそれを知っている、と思ったからだ。まぁ、なぜと問われれば答えられるし、どちらにせよ必要ないだろうが。)腰?なんでまたそんな…まぁ…そうだな、あんまり痛きゃ膝枕でもしてやろうか、ガハハ。(冗談混じりに言えば、ふざけて小さく笑う。そういう事は女の仕事だと、小説なんかじゃ決まってるようなものだというに。もう一本、地面に突き刺した魚の串を引っこ抜きながら。)」   (7/7 17:54:03)


クロ:ガデューカ > 明るくて情熱的で、美しい笑顔。( 指を折り、その笑顔についての良さを数えてから、けらけらと笑った。「 神罰だなんて、そんな 」と一言呟きた時だった。ざわり、と心がザワついた。だが直ぐにざわめきが収まった事により、特に気にせずに会話を続けながら魚をもぐもぐと頬張った。2本目を食べ終わると、口を軽く右手の甲で拭いて、手元に残った串を焚き火の炎の中に投げ込んだ。)   (7/7 19:07:56)
クロ:ガデューカ > おや、照れてるのかい?なんてね。( 軽口を叩けば、相手の話をじっと聞く。_そういえば、あの娘は未だ未成年ときいていたが、19なのか。凄いねぇ、恋する乙女、か_ふふ、と微笑みながらそんな事を思えば不意に思い出す昔の自分の事。嫌な事を思い出した事により、うげ、と苦々しげな顔をほんのり見せた。だが直ぐに元に戻して「 いや、大丈夫だよ。面白そうな2人だねぇ、今度もっと教えておくれ、何せ私は職業柄相手から来ないと中々会話する機会が無いからね 」と笑顔で、知らない事をこれからもっと沢山教えて欲しい、そういう意図を含めて相手に伝えた。 相手が後頭部に手を回したのを見て、つい毒蛇も自身の髪の毛に触れる。ほんの少しベタついた髪に気が付いて、この辺一帯の地形を思い出しては_明日水浴びしようかね_と、考えた。水浴びの事を伝えようとして隣に座る彼横顔をちらり、と見れば少々物足りなさげな顔をしていて。「 その巨体だと苦労するね 」と慰めの言葉と共に背中をポン、と叩いたのだった )   (7/7 19:08:07)
クロ:ガデューカ > お、そうかい。( ふむふむ、と相手の話を聞いてみれば、見張りは要らない、と云う事を察した。思考を巡らせて毒蛇の出した答えは_仕方ないねぇ、" 寝るまで "大人しくしていようかね…_と云うものだった。 どうにも、この毒蛇は鬼が眠りについている間に何かの行動をしているようだ。 だがそれを出来る限り悟られない様にしてみせる。「 私は固いところで寝ると腰とか痛めちまうよ…歳だからね。おいこら、オウガ。私は仮にも毒蛇…じゃなかった、女だよ。膝枕するなら私の方だろうに 」と、冗談交じりのツッコミを入れてみせる。…いや、毒蛇の部分は多分冗談ではないが。 何にせよ、取り敢えず魚を2匹食べ終わった彼女は立ち上がり「 残りの魚は食べて良いよ。私は昔っから少食でね、腹いっぱいさ。寝る前の薬と朝の薬を作ってくるよ、ゆっくりとお食べ 」と一言声をかけて馬車に乗せてある荷物の所でガチャガチャと薬の調合を始めたのだった。)   (7/7 19:08:17)


しぃずま@オウガ > 「…そんなにいいかね、俺の笑顔ってのは。(目を伏せて地面と足を眺めては、かさかさ、と後ろに回していた手でさらに頭をかく。やはり、面と向かって誉められると照れくさいのだ。しかしまぁなんというか、あなたの言葉を借りるなら、こいつは実に面白い男だろう。恥じらいと言うものは存在するのに、膝枕がどうとか、抱き締めたりとか、そういうことは簡単に言うしする。それは、あなたを恋愛対称として見ていないからだろう。邪な気持ちがないと思えば、そういう冗談も行動も、汚いものには見えない。そこがオウガのいいところで、逆に恋をしない理由なのだろう。あなたはどうなのかわからないが―――だって、同じ行動をしてしまうなんて―――いや、悪い冗談だ。軽口でも返そうかと思っては、口をつぐんだ。)」   (7/8 06:17:44)
しぃずま@オウガ > 「ま、照れてるっていやぁ、照れてるのかもしれねぇけど…(不貞腐れるような、不満そうな顔を横に背けて、照れているのを言葉以上に行動で示してしまう。感情は露にするものだ。オウガは頭こそいいが、前述の通り嘘をつけるほど器用な人間ではない。声に出さずとも行動に、行動に出さずとも顔に、顔に出さずとも声に。下らなくて面白い三竦みが出来上がってしまうくらいは、嘘偽りとは真にかけ離れた人間だ。可愛らしいとは思わないか。二つの意味で、こんなに大きい存在なのに。しかし、まぁ。)」   (7/8 06:18:03)
しぃずま@オウガ > 「デカけりゃいいってもんでもねぇな。(とは言えるのだが。)扉はくぐらなきゃあ通れねぇし、体は重いし。肩が凝るぜ。(勢いよく肩を回し、2、3度こきと音を鳴らす。それはもちろん、体の大きさだのではなく、彼が仕事人だからなのであるが。はて、だとすればそれは肩を凝らすには「まだ足りない」、と思っているということなのだろうか。そうであれば恐ろしいものだ。今でさえ半日は剣を振るうというに、それ以上?そんなことをしてしまえば本当に過労死する。それがあなたに伝わるかどうかはわからないが、伝われば恐ろしさでたぶんきっと、あなたは慌てふためいて止めるだろう。それがオウガの耳に届くかどうかは別として。)二人の話、か。そうだな…(月の中天へ登り終わったのを見て、時間を察する。)っと、今は話す時間ももうなさそうだ。また今度な。」   (7/8 06:18:35)
しぃずま@オウガ > 「さてま、そりゃそうだ。ガッハハ、でも俺の筋肉は柔らかいぜ?毒蛇サンよ。(ふに、ふにと自分の足に触って。オウガとてただひたすらに剣を振り続けている訳ではない。休憩しつつ、時間をかけて剣を振るのだ。だからこのような良質な筋肉が生まれる。腕や足など、極上のぷにぷに具合であろう。触ったことのある人間からは、女性よりも触っていて心地がいいのではないかという噂もあるという。)…?(不自然な場所で思案するあなたを不思議そうに見つめた(風読みも万能ではないので思案の意味はわからなかった)が、まぁいいかと頭を振り、)おぉ、いいのか!(あからさまに嬉しそうな反応をする。2本目の魚を食べ終わり、串を燃やしたあと、またすぐに遠慮ない様子でまた1本取り上げた。…その際に、こんな言葉をまた漏らす。)本当、いつも、ありがとな。(何にと言わないのは、きっとあなたの全てに感謝しているから。)」   (7/8 06:18:52)


クロ:ガデューカ > そうだねぇ、まるで…そうだね、あんたのソレは幼子の笑顔さ。( 幼子の笑顔。幼子が笑うと周りの人達も笑顔になる、と云う事をしっているだろうか。勿論子供が嫌いな人や苦手な人には分からない気持ちだがべそべそ泣いていた可愛らしい小さな子がまんまるな目を閉じてキャッキャと笑う姿を見ると心が和む。まるでその子の存在は太陽の様。つまりこの毒蛇は貴方の笑顔は誰に対しても万人受けのする太陽のような笑顔だと言っているのだ。相手が先の言葉をどう受け取るのかは分からない。わざとこんな言い方をしてはケラケラと笑うだなんて、この蛇かなりの毒持ちだ。)   (7/17 22:08:01)
クロ:ガデューカ > あんたって男は、本当に嘘が吐けない真っ直ぐな奴だね…?私は心配だよ、あんた真っ直ぐ過ぎて変な奴に襲われそうだもの( 貴方のその行動を見れば素直に自分が思いついた事を口に出す。嘘が吐けない素直な人と言うのは好かれるのだがその分損する事も多い。何より真っ直ぐ過ぎて変な輩に襲われるんじゃないかと心配になる時もある。まぁ…_御前の身体なら大丈夫か_ふへっと息を吐くように心で呟けば続きの言葉を聞いて思わず吹き出してしまうという何とも面白い光景が見えるであろう。)   (7/17 22:08:03)
クロ:ガデューカ > そうかい、そりゃ大変なこった。ふはっ、あんた気を抜いてたら額をぶつけまくってそうだね、( 必死に笑いを堪えながら応えるのだが、どうにもこの顔つきも良ければ身体付きも良い大男がまるでドジ娘の様に額をぶつけて涙目になるシーンを勝手に想像してしまいどうにも上手く我慢ができない。笑い声を抑えることにより若干声が震えるし、ニヤケが止まらなかった。だが直ぐに頭を軽く振ってその思考を放り出しては「 次の時に楽しみに待ってるよ、2人の話。 」ひらり、と軽く手を空で振った。)   (7/17 22:08:12)
クロ:ガデューカ > こんなに大きな抱き枕ってのは少々荷が重いよ、というかさっさと食べなさいな、そして早寝だよ。今日は酷く疲れたろう?( 足の肉を触っては呟く彼の言葉を聞いては先の言葉を述べる。柔らかいのかもしれないが、寝転がった時に上に来られたら潰されそうだな…なんてかなり失礼な事を考えつつも薬の支度を着々とすませる。といっても、夜に出す薬はとあるお茶なのだけれども。手を素早く、だが丁寧に細かく間違えないように繊細な動きで茶の支度を。そして貴方が食事を終える頃に、毒蛇は貴方の側へと歩み寄り背後から薄黄緑色の液体が入っている木製の小さなコップを1つ差し出した。もう1つは自分用でまだ左手に持っているのだが。その小さなコップからは、ほんのりと優しいカモミールの香りが漂い貴方を包み込むであろう。そして先程のふざけたような笑みとは真逆の、そして微かに頬を桃色に染めては普段よりも大人びた笑みで言葉を貴方に。「 有難う、は此方の台詞だね。疲れが取れるハーブティーさ、これ飲んで寝る支度をしようじゃないか 」 _嗚呼、なんて心地よいのだろうか。)   (7/17 22:08:46)


しぃずま > 「幼子。幼子、か。あの人達はたぶん、俺の笑顔じゃ笑わなかったろうな…(うつむいて、想像される朦朧な記憶。深く深く潜り込んだ先にも、全く存在しないと言っても過言ではないほどに朦朧なそれだが、そこにあるものを想起するのは、簡単だった。ただ冷酷で、ただ残酷で、ただ「鬼」を育てるためだけに、オウガを見ている。否、鬼を見ている。)いや、(だがこの雰囲気はいけない、と「いや」の一言で話を切れば、なにもない地面に向けていた顔を上へ持ち上げ、ちりちりと消え行く炎を見、反射する真っ黒な角で、暗闇を振り払った。)ガハハ、面白いな、おっさんの笑顔が幼子の?髭ぼうぼうのチビなんて見てえかよ、ガッハハハ。(牙を口の隙間からぎらりと見せて、膝を叩きながら笑って言った。どんな毒も今では笑い話のその種だ。)」   (7/17 23:06:58)
しぃずま > 「なん、な、俺は嘘なんてついてねえよ。(笑顔を焦り顔に変えて、あからさまに冷や汗を流しながら赤い顔に浮かぶ黒い双眸を、白い海の中で泳がせた。嘘をつけない、本当に。その「強さ」があるからこそ、今までその部分が見いだされることはあまりなかったが、こうして普通に会話しているとどうだろう。威圧感が無い分、嘘をついていることが浮き彫りになっていく。つけばつくほど嘘の根本が細くなり、いつかどこかに嘘というものが吹っ飛んでいきそうなほどに根幹は弱くなっていく。なぜ喋り動くだけでこうなるのか?それはやはりオウガが不器用な人間だから。)『変なやつに襲われる』…あながち間違いじゃねえのかもな。3年前に俺が幽閉されたのも、ある意味で襲われたというのは理由の一つだ。(しかし不用心ではないつもりだ。だとすればその時には死んでいるだろうから。それは、笑い話では済まないのではないか?と思うほどに重い事実。本人は笑いながら言うが、貴女にとってはちょっとした心労になるかと思われる。やはり、不器用。罪なものだ。)」   (7/17 23:07:42)
しぃずま > 「最近は、気張っててあんまりねぇがな。(炎に見つめられていたその瞳を、すっと静かに上げられた手の方へと目を逸らした。)今ぶつけたら壁に穴あけちまうだろうしな、ガッハッハ!(その目線もまた中空へと放り出されれば、笑う瞼に遮られ。また開くときには、目の前に貴女がいた。「2人の話」を求める貴女が。今日はもう夜が深い。明日の馬車行ででも、少しになるだろうが話そうか。話の種を蒔いていった。)」   (7/17 23:08:02)
しぃずま > 「おう。んじゃ、お言葉に甘えさせてもらうとするか。お前さんも早く寝るんだぞ。(がぶり、と一口、二口で脂の滴る魚を噛み千切り、骨を吐き、咀嚼し、飲み込めば、手癖で最後の一本の串をぐるぐると羽ペンでも回すように手の中で機動的に動かす。最後に人差し指と中指で挟めば、炎を串で撃ち抜いた。不器用なのは、情緒だけのようだ。なかなかどうして手先は器用。炎はその風に煽られ大きく燃えて、木の皮を勢いよく燃やしていっている。このままいけば、30分程度で消えるだろう。それはたぶん、眠りの支度も終わる頃。やはりこと炎の扱いに関してオウガは卓越した物を持っているようだ。受け取ったハーブティーをゆっくり味わいながら飲み込み、ふぅと息を吐けば、微笑みで礼を言う。)」   (7/17 23:08:21)
しぃずま > 「(さて、眠る支度を済ませれば、オウガは馬車の中で毛布を被ってすぐに寝てしまった。)」   (7/17 23:08:45)


クロ:ガデューカ > ( 俯いた貴方にかける言葉は、出てこなかった、というのが正しいだろうか。下手に口出しするよりも、静かに聞いている方が正しい行為であると無理にでも信じて正当化しながら貴方の話を聞く。しかし、気を遣ったのか気が遣える程まで回復したのかは分からないが空気を変えようと口を開き言葉を発したのを感じればすぐさま貴方の言葉に答えてみせる。ケラケラと笑って貴方の変えた空気に乗っかり、「 私から見りゃアンタなんて子供さ、ても流石に髭の生えた子供はちょっとアレだね、驚いちまうねぇ 」と。)   (7/22 23:19:59)
クロ:ガデューカ > あっはは、それで嘘吐きじゃない、は厳しい所があるよ( げらげら、けらけら。あからさまに冷や汗をかきそっぽを向いたりする表情や身体に出やすい貴方は面白くてたまらない。けれどもその笑みも次の言葉で一瞬凍りついてしまうのだが。__それは笑い事じゃないだろうに、_へらっとしたまま固まり、ほんの少し凍りついたような空気が出掛けてしまう。白湯が一瞬にして氷水になったようにヒヤッとした空気を出してしまいそうになる。_けれどそれを真に受けてはいけない。む、としかめっ面をしては貴方に「 危機感を持って行動、何かあったなら連絡。いいかい、今じゃ笑い話だが当時は凄かったのさ 」とまるで親が子を叱るようにして言う。が、直ぐに大人っぽい笑顔に戻っては「 まぁ、無事でよかったけどね 」と呟いた。)   (7/22 23:20:10)
クロ:ガデューカ > はいはい、言われなくても毒蛇の睡眠時間はキチンと確保するさ。( 貴方との楽しい会話もここで終わり。さぁ、寝ようか。あまり大きな音を立てないようにして寝るばっかりの支度を済ませれば貴方が目を閉じ寝たのを確認してこっそり森へと出る。夜目がかなり効き、自然と触れ合ってきた回数が誰よりも多いと想われるこの毒蛇は屈伸運動をしたり首や手をぐるり、と回したりリラックスしたりして明日の朝ごはんの獲物を取りに行く準備を始めた。勿論危険なのは分かっているがこの寝ている大きな彼の体力をきちん戻す為には食事が必要だと考えたからである。「 ま、行動範囲は狭い方がいいね 」なんて自分に言い聞かせては自身の持ってきた小さなランタンと袋を手に持ってガサガサと草を踏みしめる音を奏でながら夜の森へと入っていくのだった。_後に残ったのは、彼女からよく匂う優しいハーブの香りのみ_。)   (7/22 23:20:21)
クロ:ガデューカ > _次の日_ ( 小鳥が囀り、そよそよと涼しくて柔らかい風が寝床へと入り込む。日が昇り時刻は大体午前7時半過ぎ頃だろうか。布を畳んで厚くした上にゴロン、とだらしなく寝転がる気の抜けた毒蛇の姿が1つ。いつもは縛っている髪の毛も解いてあり独特なグラデーションの髪の毛がカーテンのように広がっている。近くには膨らんだ袋が置いてある。残念な事に肉は手に入れられず果物を多く取ってきたそうだ。自然豊かなこの地では、形は歪かもしれないが立派な果物が幾つか育っている。鳥や動物が沢山生息しているのであろう。この地には無花果や小さめの西瓜等が育っておりそれを無事に持ってかえってきたのだ。 「 ぅ ~ … 」と呻き声のような寝言をむにゃむにゃと言っては寝返りをうつ。普段なら起きても良い時間なのだが夜更けに食材確保に向かっていたせいで睡眠不足なのだろう。慣れない地への旅の疲れもあるだろう。少し開いた口から見える尖った歯と2つに裂けた舌さえ見えなければまだ女性らしいと思えるような朝。貴方は何時にどう迎えるのでしょう )   (7/22 23:21:11)


しぃずま > 「…ん、ん…(そんな心地のよい朝ではあるのだが、オウガにとってはそうでもなかった。今晩はしっかり、眠れなかったから。夢を見たからだ。)」   (7/23 10:44:03)
しぃずま > 「(不思議な夢だった。暗闇の中で、幾千もの腕がその底から弾き出そうとするのだ。それでもオウガは進まねばならないという使命感に駆られ、沈むことで進んでいく。不思議だった。その暗闇は、底へ沈むほど深い夜のように真っ黒で、進もうとすればするほど腕がなかったかのようにずぶずぶ底のない底へと沈んでいく。所々から差していた光もとうになくなったところで、暗闇は崩壊し、消え去って、目が覚めたのだった。)」   (7/23 10:44:22)
しぃずま > 「ふ、うう…(息を吐きながら、ぐ、とその巨体を持ち上げた。かささ、という布が体を沿って落ちる音と同時に、少し馬車が揺れるが、深く眠るあなたはまだ起きないだろう。さて、感覚の鋭い鼻が夏の香りを吸い取れば、まぁあなたのしていたことは大体予想がつく。はぁ、とため息をつけば、)やれやれ全く。人の話を聞かないなんて、お前さんのがよっぽど子供じゃねえか。(後頭部を人差し指でちょちょいと掻いて、仕方ないやつだと優しい目で、それこそ子供のように少し口を開いて寝るあなたを見た。)さて、後は俺の仕事かね。(まず、馬車の隅においてある無花果を使う料理だ。)」   (7/23 10:44:43)
しぃずま > 「(大きい巾着袋を持って外に出れば、そこから鍋を取りだし、)吹き抜ける風よ、運べや運べ、飄々と。流れ流れて、ひゅうひゅうと。風の力は巨人が如く、人をも持ち上げびゅうびゅうと。運びの風の名の下に。(魔術を発動して浮き上がらせる。次に、)炎よ、我が心に応えよ。太陽の名の下に。(炎を生み出し、鍋を火にかけ、水筒に入れた川の水を入れ、沸騰させる。最後に)吹き抜ける風刃よ、切りきり舞えよ、我が掌に導かれ、曲がることなく豪胆に。飛び行け、切り裂け、ごうごうと。刃の鋭さは刀のごとく、人をも切り裂き恐々と。鼬(イタチ)の風の名の下に。(と唱えたあと、無花果を空中に放れば、タイミングを見計らい手刀を振るう。すると、そこから現れた風刃が、少し歪ながらも全てが同じ方向を向いたそれも、全てのヘタを切り飛ばす…ここまでは下準備だ。)」   (7/23 10:45:38)
しぃずま > 「(横へ薙ぐような動きで無花果をその大きい手に掴み、ばらばらと鍋の中に入れ、蓋を閉めた。2分ほど風で鍋を揺らしながら茹で、そして次にそこへ砂糖を混ぜる。本来ならばざるにいれ、別の鍋に移しかえて砂糖にレモン汁、という流れなのだが、今は素材も器具も足りないので、これで済ませておく。砂糖が溶ければ蓋をして、火を弱め、一時間待つだけだ。馬車に背を預けて座り、それを時たま上下ひっくり返しながら…スイカは途中で昼飯にでも食べようか、と、馬車の中に置いておいてある。朝からあの酸味はあまり合わない。かといって昼「飯」と呼べるのかどうかは難しいところだが、まぁ朝食べるよりかはましだろう。なんてことを考えながらも、ふぁ~あと眠たげにあくびを出す。)」   (7/23 10:45:56)
しぃずま > 「(さて、そろそろ一時間経つ。あなたもたぶん、起きてくることだろう。)」   (7/23 10:46:25)


クロ:ガデューカ > ( まるで不思議なふわふわのマシュマロのように柔らかい甘くて優しい香りのする雲の上で飛び跳ねている夢を見た。その時、ふ、と下を見てみるとそこに地は無く、背筋が凍るほどの暗闇が拡がっていた。びくり、と身体が跳ねた瞬間、雲が泡のように溶けていき毒蛇はその真っ暗闇へと落ちていき___ )   (7/25 18:08:35)
クロ:ガデューカ > ッ_!!!( ガバッと起き上がる。髪の毛がバサッと音を立てて静かに肩へと舞い降りる。_嗚呼、不吉な嫌な夢を見た__左手で顔を覆い静かに深呼吸をすれば隣に居たはずの貴方の姿が見当たらない。ハッとして髪の毛を適当に縛り貴方を探そうと寝床から少し離れて辺りを見渡してみれば貴方の姿はすぐに見つかった。何やら料理をしているその姿を見れば毒蛇は直ぐに寝床に戻って荷物を確認する。_やってしまった。大きく溜息を吐いて自身の仕出かしたことを心の中で反省する。勘のいい貴方は目を覚ました時に果物の入った袋を見つけ、毒蛇が食材確保に行ったのを理解しただろう。いいや、絶対理解して笑ったかもしれないし呆れたかもしれない。何にせよバレる前に支度をしたかったのだが、今回は失敗のようだ。渋々、気を取り直してはシワの出来た服を無意味なのは理解しつつも数回軽くパンっと叩いて伸ばす。そして貴方の元へと歩いていき軽く右手を挙げながら「 おはよう、オウガ。すまないね、もっと早く起きるつもりだったんだが 」と苦笑いをしつつ挨拶をした。)   (7/25 18:08:45)
クロ:ガデューカ > ( ふ、と。貴方の顔を見た瞬間今日の夢の事を鮮明に思い出す。先程まで夢だと分かるほどあやふやなものだったのに、今は現実のように思えてくる。夢_暗闇_落ちる………まさか、まさか。__まさか、な。ふふ、とわざと笑顔を見せれば「 何を作ったんだ? 」と口を開いて言葉を発し、今日の予定を話し合う。 ……その時、涼し気な風がヒュウと吹いた。それがどうにも、恐ろしくて堪らなかった。)   (7/25 18:08:55)


しぃずま > 「ん。(なにやら騒がしい音が馬車から聞こえたので、肩越しに背後の馬車を見てみれば、慌ただしく揺れている。そこから考えられることは、1つしかない。お寝坊のあなたの起床だ。)やぁっとこさ起きたか、ガデューカ。(その少し遠くの方へ見える冷や汗を垂らす顔と目を見れば、はぁ、とため息をついた。あなたと共に。あなたが近づいてくると、開口一番。)だから言ったんだ、お前も早く寝ろよって。お前が寝てる間に、こんなもんができちまった。(叱るように言った。そして、何を作ったのかという問いに、無花果の甘露煮もどきを、自分のものとあなたのもの2つの木の皮に取り分けて渡す。)甘ったるいが、とりあえずこれで済ませる。簡易でも糖分は取らなきゃな、そうだろ、主治医さん。(と、言えば、無花果を1つ口の中に入れて噛み砕き、「甘、甘いなこれ…」なんて呟いて飲み込む。種をぷっと地面に吐き出せば、冷たい風に拐われて、少し遠くの方へ飛んでいってしまう。それは、偶然か暗示か。今までの道程の方へと転がっていった。)」   (7/25 19:43:40)
しぃずま > 「(それが不思議と目に焼きついたのは、なぜだろうか…いや、今考えていてもどうしようもないし果てしない話だ。この先の話に集中しよう…)さぁ、これを食ったらすぐに出発だ。今日中には辿り着いときたい、今日は飛ばすぜ。ちと喋れない時もあるかもしれん。(時間はあまり残されていない。なんなら、7時起きでも遅いくらいだ。オウガは自分の分を全部一気に口のなかに突っ込めば、器用に無花果の身だけをしっかりと剥がして食べ、種をまた一気に地面へと連続で射出されていく。そうすれば、馬車の杭を抜いて御者台へと駆け込み、自信満々で調子のよさげな顔をした馬と少し触れあえば、あなたへと呼び掛ける。)さ、そろそろ行くぞ。それは乗りながらでも食いな。(と言えば、オウガは何も厭わずに進もうとする。でも。馬の向く位置は。)」   (7/25 19:44:05)
しぃずま > 「(確かそちらには、廃村があったはずだ。)」   (7/25 19:44:45)


クロ:ガデューカ > ご、ごめんよ( へら、と申し訳なさそうに、照れくさそうに笑って羞恥心を誤魔化す。こんな歳にもなって恥ずかしい、なんて思いつつも口は閉じること無く貴方の注意を耳に入れつつ右の人差し指で頬を掻きつつ「 やっぱりバレてる…よねぇ、ああもう恥ずかしい。悪かったと思ってるよ。にしてもオウガ、あんた料理上手だね 」なんて早口で云う。しかも器用な事に最後には料理を褒めつつ話をそらす。そして貴方から受け取った食事を見詰めれば先程の夢で出てきた優しい甘い香りはコレだったのかもしれない、なんて思った。_嗚呼でもあの" 暗闇に落ちる "夢だなんて不吉なものだな、_1口小さく口を開けばその甘くて美味しい甘露煮を食べる。食べつつ「 糖分は大切だよ、って、おいおい、主治医だなんてよしとくれよ 」なんて苦笑いしつつも貴方の言葉に返事を返せば食べかけではあるが、器を持って零さないように気をつけながら支度を始める。)   (7/27 21:54:48)
クロ:ガデューカ > わかったよ、すまないねぇ( 完全に寝坊したのは毒蛇故に少し申し訳無さに沈められるのだがそれについての謝罪は後できちんとするとしようか。何せ出発せねばまた野宿になってしまう。テキパキと支度を終え、忘れ物等が無いのを確認すれば毒蛇は「 よいしょ 」とババアみたいな声を出しつつ馬車へと乗り込む。そしてゆっくりと動き出したかと思えばガタガタと揺れながら少しずつ速度を上げて行くのを感じつつ朝ごはんを1口、また1口と丁寧に食べていけば5分程度で食べ終えた。両手を合わせてご馳走様、と言えば貴方にもキチンとご馳走様を伝えようとしたのだが貴方の姿を見た途端にそれを諦めた。何せ酷く集中している。ふう、と息を吐いて皿を片付けたり種をこっそり外に捨てようとして、馬車からほんの少し顔と手を出せば違和感を感じた。_どうして此方に向かっている?_その気持ちがぶわっと湧き上がった途端、冷や汗と気持ち悪さが心を頭を支配する。彼が道を間違えるなんて可笑しい。不安で焦りつつ「 オウガッッ… 」咄嗟に貴方の方を振り向き声を上げるが貴方には届いていないだろう。)   (7/27 21:54:59)
クロ:ガデューカ > (仕方がなかった。もしかしたら此方の勘違いかもしれない。どうしたらいいのか。信じた方がいいのか。信じようか。大丈夫だ、大丈夫。_がたん、がたんと馬車と共に揺れ動く身体が、今の心のようで少し嫌な気持ちになったけれど、何も言わずに何もせずに身を任せたのだった。)   (7/27 21:55:09)


しぃずま@オウガ > 「(流れとは残酷だ。一度落ちれば、そこから抜け出せなくなる。川の流れも、世間の流れも、そして、「誰かの行動」という流れも。あなたは、流れに嵌まってしまった。それが正解かはたまた不正解かは、誰にも言い様の無い、答えなき「道徳の問い」だ。…答えがあるというならば、言うも言わずも結果は同じだということくらいか。しかしそれでも、いつか訪れるそれを遠ざけたくなるのは、人の性だ。)」   (7/28 20:17:01)
しぃずま@オウガ > 「ん…(整備された道が、草に覆われていくのが見えたのは、斜陽の眩しいころ。寝不足のあなたは、がたごとと馬車に揺られながら眠っているだろうか。それとも、恐怖心と疑念で目を閉じたくても閉じられないだろうか。どちらにせよ、依然廃村へと続く道を通るオウガにだけは、何の声も聞こえず、疑いもなかったが。しかしそこに「手抜き」があったとするならば、話は別だ。)なんだ…?(馬車をその場で一旦止めた。降りて確かめようとすれば、そこには確かに、人の手の加えられていない草が、ぼうぼうと、周りの草よりも若いが生えていた。そして、そこには新しい足跡が2、3人ほどの数ある。もしかすると、先程通った旅人だろうか…だが彼らは、観光や商売に来るにはあまりに多い荷物を持っていた。まるで、そこで野宿をするためのような。)」   (7/28 20:17:19)
しぃずま@オウガ > 「…何も、言わないでくれ…(もうすぐ村に着く。建物の姿は森の影に隠れて見えないが、ゆっくりと馬車を動かしていく。何があるか確認するように、馬が操り手のその感情を読み取り、ゆっくりと一歩づつ歩いていく。村まであと、半分。生き物たちが犇めき合う夏の森林から吹く、獣臭を纏う悶々とした風が肌を鋭く切り裂く。それは、人間味を感じない熱さ。焼き刃に裂かれるどんよりとした痛みが頬を走っていく。流れる血のような汗が顔を伝っていく。)頼む、何も、何も言うな…!(引き釣った顔をして、それでも、ゆっくり、ゆっくりと、近づいていく。それを受け入れることができない。気のせいだと信じたくて止まない。あってほしいものが、あってほしいと願いたい。…今日は、七夕だというに。雲が逢瀬を阻むというのか。)」   (7/28 20:17:37)


クロ:ガデューカ > ( この世は残酷だ。世界とは残酷だ。神様とは残酷だ。言葉も流れも関係も。全てが今は残酷なのだ。嗚呼、人々を困らせてしまうだなんて、何でそんなことをしてしまうのか。無性に問いただしたくなる。どうして" 彼 "がここまで酷い目に合わなければならないのか。どうしてだろうか。 何処かで聞いた事のある、[ この世に産まれるのは何かしらの役目がある ]という言葉が本当ならば目の前に居る彼の役目というのは苦しむ事なのだろうか。それとも、人を助ける為なのか。人を助けた分苦しまなければならないのか。それともタダの悪戯なのか、意地悪なのか。何かを見つけさせる為の試練なのか。 _嗚呼、どれにしたってあまりにも酷過ぎる…__そう思えて仕方がなかった。)   (7/30 19:00:40)
クロ:ガデューカ > ( 日が傾き辺りが先程よりも暗くなる。疲労の貴方を心から心配している毒蛇は、馬車の揺れに身を任せて少し休んでいた。が、突然馬車が止まった事に驚き、数回頭を振って思考回路を覚醒させる。そして静かに馬車から降りて辺りをじっと見詰めれば「 懐かしい 」と一言ぽつりと呟いた。そして貴方の姿を見ようとしたが、馬車に乗る音が聞こえてきた為に急いで此方も馬車へと帰る。 _どうして彼はこんな所に来たんだろうか…_たった一つの純粋な疑問が毒蛇の脳内を埋め尽くす。何せ此処は以前薬草やハーブを取りに来た場所の近く。懐かしいのは、久しぶりに此処に来れたから嬉しくて呟いたもので。それでもやはり、不思議で堪らない。だって貴方は_ )   (7/30 19:00:42)
クロ:ガデューカ > 御前は、オウガは、村に連れて行ってくれるんだろう?( 聞こえないのは重々承知でまるで風に乗せるかのようにして声を掛ける。やはり貴方からの返答はなく、少し何かを呟いている様な音と馬の足音、馬車の揺れ動く音が聞こえてくるだけ。貴方の呟きは、毒蛇にはあまり聞こえなくて1度近くに寄ろうとしたのだが馬車に明かりがまだ付いて居ないのと、ガタガタと大きめな揺れのせいで上手く近寄れない。勿論仕方の無い事なのだが毒蛇からしてみると、まるで - 彼に近寄るな - そう言われているみたいで気味が悪かった。だからこれは仕方が無い。仕方が無いから再び身を任せた。ほんのりと自身から香るアロマの爽やかな匂いが辺りを彩る。それに反して外は夢で見たような闇ばかり広がる。「 ああいやだ、夢のお告げよお黙りなさいな 」嫌そうな、苦々しい表情をしつつ自分に声を発して言い聞かせれば目を閉じて闇から全てを遠ざける。これからの事を考えてみようか。__嗚呼、もしも貴方が良ければ後で薬草を採りに行かないか、誘ってみようか。もしも貴方が連れていってくれる村に林檎が沢山あるのなら、一緒に料理をしないか誘ってみようか。_ )   (7/30 19:00:51)


しぃずま@オウガ > 「(聞こえないはずが、なかった。近寄ってほしいはずが、なかった。聞きたいはずも、なかった。そこが中継地点となるならば、あなたにとってもオウガにとっても、どれだけ救いになっただろうか。残念ながらその願いは叶いそうもない。いっそ誰かが記憶をねじ曲げてくれれば、気持ちは楽なのだが。中身のない、オウガの空気を肺から出しただけのような一息の「ハッ」という笑いが、夜の闇に広がっていく。その角の根元には、磨り減らされた精神のようにがさがさと粗の目立つ肌が出来上がっていた。…ぴし、と音を立てて、割れ目ができ…)あ、あぁ…?(目に赤黒いものが映る。…血だ。これは、不安定な精神による、角の反応。)お、俺はまだ…!(右手でその傷口を覆い、できるだけあなたに見えないように隠して、歩き続ける…村まで、あと数歩。あってほしいものはまだあるのだと、諦めずに前を向けば…真っ赤な視点で見えたのは。)」   (7/30 19:38:21)
しぃずま@オウガ > 「(あってほしいもののない世界だった。)」   (7/30 19:38:41)
しぃずま@オウガ > 「(兄から聞いた、人々が遠くから来た物好き達を迎え入れる暖かさなどとうに無く。その人々が住んでいた、昔通りの石造りの家々はとうに崩れ。そこにあるのは、深い暗闇と羣雲に食われた月、そして兎や猪などの獣たちだった。それらは馬と人間二人を目にしては、すぐに逃げてしまった…人馴れしていない証拠だ。)兄貴は、兄貴は…!(馬車から降りて、杭に止め、村、いや。村だったものの土の上を歩き出す。…ぴし、と、そこを歩く度に、ガラスに亀裂が入るような音がしているような気がする。…その破片が語るのは、かつてあった村だ。嬉々として兄が語ったその明るい村だ。だが。その目に映るのは、赤黒い血のような、暗き廃村であった。)」   (7/30 19:38:58)
しぃずま@オウガ > 「(進む度に、笑う焼き刃の痛みがじりじりと頭を焼き、切ってくる。痛みが冷静さを切り取っていく。進む度に、笑う獣たちの臭いがけらけらと鼻をつき、嘲笑ってくる。呆れが冷静さを刈り取っていく。苦味が、喉の奥から顔を覗かせた。)…っはぁ、う"…っ…(その喉が飲み込む。現実感が押し出す。喉奥と口内を右往左往する苦い液は、心を揺さぶった。…俺はそんなことは信じないぞ、と。その思考を、体が否定している…まただ。俺と俺とを繋ぐものがなくなっていく…俺の体と、精神が、思いが、乖離している…どうしてだ。俺は、俺だと、信じることさえも、否定されている気がする。だめだ、だめだ…繋がっていく。否定が連鎖する。もはや、苦いものでさえももう出ないほどに、苦しみが深い。それでも進まねばならない。はぁ、はぁ、と、息が荒れる。どろり、どろり、と、血が流れる。ぴし、ぴし、と。ガラスが割れる音がする。ガラスの割れる音がする。)」   (7/30 19:39:37)
しぃずま@オウガ > 「(ガラスの、割れる音がする。)」   (7/30 19:39:51)


クロ:ガデューカ > ( 勿論悪気なんてなかった。正直仕方なかったとしか言えない。毒蛇ですら思いもよらなかったのだから。馬車から降りて急いで貴方の元へと駆け寄るのだが貴方の隣、前には行けなかった。数歩後ろから貴方の姿を見詰めつつ辺りを見渡す。そして口を開いて貴方のその背中に言葉を掛けた。否、口から出てしまったのだ。 )   (7/31 00:08:22)
クロ:ガデューカ > …本当に、本当に_此処が、あんたの家なのかい?( 絶望に打ちひしがれ、驚きと恐怖と不安の声を漏らす" 鬼の人 ''を横目に、静かに問いただす。 …此処はとある村。昔は、それはそれは栄えたであろう村。今やもう草木が茂り、薬草やハーブがそれはそれは生えるこの村_否、この[ 廃れた村 ]に来た理由。それは_ それは、此処が貴方の言っている、連れていってくれる[ 村 だった場所 ]だから。どうしてこんな事になってしまったの?そんな事を聞いても誰も答えてはくれない。動物たちが奥深くへと帰っていき、人の気配なんて全くしないこの空間で静かにゆっくりと貴方の顔を不安げに見ようとしたのだがそこにあったのは右手で必死に抑えている血に塗れた顔。ギョッと驚いて貴方の左腕を縋るようにして掴めば「 オウガ、オウガ!! 」とまるで呼び戻すかのように叫ぶ。大声をあげる…_ )   (7/31 00:08:24)
クロ:ガデューカ > ( 息を荒らげる貴方を呼び戻すにはこんな声掛けではいけないのは分かっていた。先程の言葉がトドメを刺してしまったのかもしれないのも分かっていた。でも呼びかける事しか出来なかった。稀に見る毒蛇の表情は蛇目を見開いて冷や汗をつぅ_と頬から流し必死に呼びかけるモノだった。__嗚呼どうしてこんな事になってしまったの、治癒魔術は上手くいけないけれども使うしかない。心を落ち着けされる為にする行為はただ一つ。言葉を紡ぐ事のみだ。   (7/31 00:08:35)
クロ:ガデューカ > _静かに、だが叫ぶようにして口を開けば貴方に向かって言葉を投げかけた。「 森羅万象、蛇神の雫。鬼の子、鬼神を人に戻し、心を落ち着けさせるべく、カモミールの花を貴方へ、届けよ言葉よ謳えよ笑え、縋れよ救えよ生命を、血と花交わり元に戻れよ、… 」一つ一つ、絞り出すようにして貴方の左腕を掴み悲しげな表情をしつつ貴方の顔を見つめながら必死に言葉を紡いで魔術を貴方へ。   (7/31 00:08:47)


しぃずま@オウガ > 「(その声は、絶望は、吐き出す胃物のように。)」   (7/31 01:12:43)
しぃずま@オウガ > 「(痛みなど感じてはいない。だから、治ろうとも気づきはしなかった。いまだに押さえられる額には、傷が止められたとはいえ血が滲み、赤く染まっている。視界も、顔も、世界も、心の中でさえも。溢れた鬼の血に侵され、真っ赤に染まっている。…その建築物は、とても古ぼけていて。)…違う、きっと、違うはずだ…(気づけば足は、その古い領域へと向いていた。…その先にあるのは、終わりのない暗闇のように見えた。その先に進んでしまえば、オウガはもう帰ってこないような気がしてしまうほど…しかし。言葉など耳には届かない。痛みなど肉には届かない。止められることなど、ありはしないのだ。そうだ、ここから先は地獄…否、否である。そこは、現実。)」   (7/31 01:13:05)
しぃずま@オウガ > 「(玄関ホールは絨毯の上にシャンデリアが落下し、その奥の階段には落ちる音が聞こえてくるように無様に落下した絵画があった。そこにもちろん、人気などを感じることはなく、あったのはその物質のみだった。屋敷の中は真っ暗で、ほとんどなにも見れないような状態だ。それでも、記憶を頼りに部屋をなぞって入っていく。そこでわかった情報は…やはり、兄が確実にここには「存在しない」ことだ。)どうして、どこに!(声を荒げて、恐怖を隠せない様子。やはり、ずいぶんと取り乱しているようだ…がしゃ、がしゃと何度も扉を開け放ち、その度、現実感が、生活感の「無さ」が、オウガの肺の中を煙のように犯していく。)くそ、どうして、こんな…!」   (7/31 01:13:24)
しぃずま@オウガ > 「(ふと、閃光が目の前を走る。…頭の中がぐちゃぐちゃと掻き乱される感覚がする…ぐちゃぐちゃになったように感じる脳みそに、誰かはこう語りかけてきた。「来てはいけない」「来るな」「見てはならない」「帰ってくれ」「あそこだけは」「そのままでいい」…その言葉に反して。「来てはいけない」場所へと、歩を進める…恐る恐る、少しずつ庭の方へと向かっていく。ざく、ざくと土の上を足で探れば…あった。不自然に土が硬い…まるで、硬いものの上に置いたような…いや。全くその通りなのだ。…オウガは、唱えた。)」   (7/31 01:13:50)
しぃずま@オウガ > 「覇道、立ち塞がるものなかれ。霧中にて力を宿し、光と共に道を切り開き爆発せよ。さぁ燃えろ、彼奴らに爆熱を浴びせてやれ。太陽の名の下に。」   (7/31 01:15:00)
しぃずま@オウガ > 「(地面が、爆発する。土が塵となって吹き上げ、それが薄れてきて見えたのは…分厚い板のような、焦げた平べったい岩…そうだ。「あの部屋」の、「儀式の部屋」入り口への、扉だ。)」   (7/31 01:15:37)


クロ:ガデューカ > 酷い、有様だね…_( ゆっくりとオウガの後を付けてその[ 家だったもの ]の中に入ればそこは酷い惨状だった。月日が流れに流れたのがよく分かるその部屋の中をゆっくりと歩いて見回る。貴方の事を気にかけつつ、此方も静かに色んな所を見渡しては人気を探し求める。しかしそこに人の気配も生命の気配も何も無い。ただただ、気味の悪い空気と吐き気を催す程の嫌悪感が蔓延っている。朽ちた部屋に錆びた匂い。1歩踏み込めば埃が舞い上がり喉に肺に侵入してくる。「 げほっ 」と咳き込んで口元を左袖で抑えてゆっくりと布越しに呼吸を始める。_此処には、私には生命がある__自己暗示を部屋を見て歩く度に何度も繰り返してこの気が狂いそうになる場所で心を、平常心を保つ。 その内慣れるだろう、この異臭にも異様な感覚にも埃っぽい部屋にも。   (8/2 00:04:21)
クロ:ガデューカ > _しかしそんな上手くいかないのがこの世界の理でありご愛嬌。砕け崩れたものが直らない様に希望もくそも此処には無い。毒の蛇が牙を折られたように、何も出来ずにのたうち回り嘆く姿を見る事になるかもしれないのも、全てが全て茶番劇。ひっくり返した盆の水。欠けたピ - スでジグソ - パズル。何はともあれ世界は非情。それが理、そう言っただろう? )   (8/2 00:04:29)
クロ:ガデューカ > いいや、そんな事ないね。あんたの[ 言葉 ]にゃ負けないよ。黙ってお帰り、いいや失せろ。( けっと嫌そうな顔をしてド啖呵を切れば、口元を覆っていた袖を取って「 んべっ 」と自慢の舌を出してみせる。先程の[ 弱気な独り言 ]に対してのこの言葉。自問自答を繰り返すのはよくある事で、これをすると少しばかり余裕が持てるのだ。兎にも角にも取り敢えず焦らず早めに部屋を全て調べようか。ふむ、と顎に手を当てて棚を漁る。勿論ちゃんと小さく「 失礼するよ 」と挨拶して。)   (8/2 00:04:37)
クロ:ガデューカ > ( 数十分経っただろうか。何やら大きな爆発音のようなものと共に揺れを感じで髪の毛を逆立てて驚く。「 な、なっっ!?!!?何事だ!?!?一体なにが、?あ、あっ!オウガ、オウガ、!! 」何かあったのか。古い家だから崩れ落ちたのか。それとも敵襲?何でもいから早く探さなきゃいけない。しゃがみこんで色々と漁っていた毒蛇は、急いで立ち上がり服に付いた汚れも取らずにオウガの姿を探し始めた。「 オウガ、オウガ!大丈夫かい!?居たら返事をしておくれ! 」大きく叫び駆け回る。駆け回る。扉を開けたり必死に走って走って。世界が回るように、いいや世界の回転とは逆。つまり逆走をしてきる気分だ。何かに抗っている、そんな感じだ。)   (8/2 00:04:47)
クロ:ガデューカ > ( __ねぇ、私はさ。あんたみたいに力が強くなければ人望も良くない。我慢強くも無い。溜め込む物すら、何も無いんだよ。でも。でもさ、私はさ。アンタの、オウガの主治医ってやつだからさ。先生ってやつだからさ。せめて、ちゃんと救ってやりたいんだよ。だからこれは試練なんだなって。そう思うんだ。崩れ落ちたのを直すのが難しいのは分かってる、だけど、だけどさ。 何とか、また笑顔が戻るようにしてやりたいんだよ ____だからさ。頼むよ、何も起こらないでおくれよ。な、頼むよ、蛇神様、神様_ )   (8/2 00:05:00)


しぃずま@オウガ > 「(試練などという、生易しいものでは済まない光景が、その石板の下には存在してしまった。折れた毒牙は、踏みつけて突き刺さった。茶の間を湧かす寸劇は、あまりに見苦しかった。盆に返らぬ覆水は、それはそれは高価な蒸留水であった。完成しないパズルのピースは、全てが歪み壊れていた。)」 「(自らを呼ぶ声ですらも、けたたましいこの鼓動で聞こえない。…心臓が、撫でられるように感じ、ざわめいている。例えるならば、鼓の音だ。目の前に映る光景は、それほどまでに心に響き、痛みを走らせた。…時間が経って、骨の見える腐った肉塊になってしまった3つの死骸と、壊れた十字架。2つの大きい死体は十字架に向けて対面にあり、1つの小さい死体は一番奥の方に置かれていた。父と、母と、少年。…この光景こそ、自分に絶望を与えた記憶の場所だ。…魂の中に、禁術の濁りを感じた。小さい魂が、自分の中で蠢いている…しかし。ゆっくりと、慈しむように、哀れむように、その「少年」の死体へ、触れてしまったとき。)」   (8/2 07:34:24)
しぃずま@オウガ > 「(小さな魂は、突然消滅した。)」   (8/2 07:34:41)
しぃずま@オウガ > 「(…治った額が、また割れる。しかし、そんな傷などちゃちなものだ。脳みそに、ばかっと引きちぎられるような頭痛が走る。記憶の閃光が、無理矢理頭の中に入ろうとしている。…駄目だ。そんなことをされてしまっては。これ以上何があるというのだ?これ以上何で痛め付けるというのだ。…気づいてはいけない。触れてはいけなかった。…遂に亀裂は目の上にまで達し、血が溢れて止まらなくなっていた。小さな部屋の床は、壁は、小さな体の頬は、骨は、血を浴びて朱に染まっていく。あまりの痛みに、オウガは口からも血を吐き、鼻血もドロリと垂れてくる…血が溢れて止まらない。忌々しくて堪らない。痛い、痛い、痛い…)」   (8/2 07:34:59)
しぃずま@オウガ > 「(知りたくもないのに。見れば見る度に、それはよくわかった。その死体は、確かに。)」   (8/2 07:35:14)
しぃずま@オウガ > 「(「兄」であった。)」   (8/2 07:35:48)
しぃずま@オウガ > 「なんッで…!なんでだよ…!死ん、っで…!(涙などでは表せないほどの、絶望。ぷつ、ぷつと、血涙まで流れてきた。…生きていると思っていたのに。…ならば、あれは。あのとき、別れの時泣いていた兄の姿は、どこへ。…記憶の奥へと潜っていく。その先が、底のない絶望だと知っていても、抗おうとも沈んでしまうのだ。潜って、潜って、潜り続けて。…虚像は消え去った。あのとき、兄は生きておらず、オウガは虚空に向かい挨拶をしていたのだ。…額の痛みが、だんだんと込み上がってくる。)…っぁ、か…(小さい糸のような、か細い声が部屋の中に響く。…あなたの望みは、届かなかったよ。)」   (8/2 07:36:05)
しぃずま@オウガ > 「(だが。その絶望は、また別の恐怖で塗り替えられた。)…なぜ、だ。(呟く。…なぜ。その言葉に込められた意味は、なんだろうか。兄が死んでいる理由?村が滅びた理由?否。そんな軽いことではない。…「真名」だ。兄がいないのならば、あの間。ハーメルンに、それを教えるまでに。自らの真名を知るものがいただろうか?否。戦友は皆死に、もはや我が真名を知るのは家族のみだとそう思っていた。その家族が、全員死んでいるだと?あり得ない。ならばどうして、オウガは魔術を使うことができたのだ。ホヅミを打倒せしめたのだ…心当たりが、ない。…あぁいや、1つだけ、あった。)」   (8/2 07:36:38)
しぃずま@オウガ > 「(あの、笑顔の姿が思い出される。)」   (8/2 07:36:57)
しぃずま@オウガ > 「(あれは、オウガの初恋の人だった。だから、真名を捧げるのも当然だろう?…半年だ。半年で、彼女…いや、彼に真名を捧げたのだ。…相手には、真名など存在しなかったが、自らのものを差し出すだけで満足だった。しかし。今ではもう、その行動や心理が全くといっていいほど、いや全くわからない。どうしてだ、どうしてあんなやつに真名を。)あ…っあ、あぁ…!どうして、どうして、どうしてっ…!(しゃがれた叫び声が上がる。…あんな奴に、魔術師としての心を掴まれていたなんて…どうにか、なってしまいそうだ。深い絶望と恐怖の底へ。引きずり込まれ続けて、抜け出すことは、もうできない。)」   (8/2 07:37:17)
しぃずま@オウガ > 「(ぐちゃ。…若いリンゴが、1つ地に堕ちた。)」   (8/2 07:37:34)
しぃずま@オウガ > 「(あぁ、だれか。)」   (8/2 07:37:48)
しぃずま@オウガ > 「(たすけて、ください。)」   (8/2 07:38:01)
しぃずま@オウガ > 【失楽園】〆   (8/2 07:38:14)