この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

祠ストーリー説明です。
・祠の前で成って頂いて構いません!シチュエーションはどんなものでも大丈夫です。
 ・ソロルでの参加も可能ですが、二人以上でなりきりを始めた場合は最低どちらかが去る形で〆てください!
 ・いつでも誰でも参加できるなりきりにしたいので、なるべく置きに持ち込まないようにお願いします。   (7/4 13:14:58)

運営 > 王国のとある場所、村や街より離れ、人の目より遠ざけられた場所に建てられた小さな祠があった。扉はなく、石柱によって支えられているのみの、どちらかと言えば洞窟に近い造り。周りには草木が伸びて、中には食べられそうなベリーや美しい花もあった。涼しい風が吹き渡り、近くに沢もあるのか、チョロチョロと水音が響いている。それなのに、それ程にも居心地の良さそうな場所であるのにも関わらず、人気はほとんどなく静かであった。単に街から外れているからなのだろうけれど、それでも保たれた美しさからは、この祠に集まる信仰の強さを伺わせた。大きな神殿ではないけれど、ここは確実に――愛されているのだろうと。 また、祠の入口には立て看板があった。『ここにあるお供え物を持って帰る場合は、新しいお供え物を置いて行ってください。』 大きい神殿と違い、決まった司祭もいないこの祠の美観を保つため、訪れた人達で供物を処理し合う文化が生まれたのだろう。しかし、その慣習にはとある民間信仰が存在した。『何かをこの祭壇へ供物として捧げると、太陽神の導きによって相応しいものに届くらしい』といったものである。   (7/4 13:14:10)
運営 > 二畳程の広さがある内部にある、これまと 石造りの祭壇には、最早何時から置かれているかも分からない金貨がぽつんと輝いていた。   (7/4 13:14:12)


グレー/Nova兄弟 ◆ > 「ここらしいな…祠があるらしい所は。」『それにしてもお前ほんとにデカくなったな……あっという間に兄ちゃんに迫るまでに高身長に……』「もう誰にもチビとは言わせるものか!と食べまくったらいつの間にかこうなってた……」(と、他愛のない会話をしながら祠の前にたどり着いた2人。この2人は今回、街の外にあるという祠に本人たちの興味本位で訪れていた。ここの祠の噂は既に2人は聞きつけていたため、とりあえず行ってみよう!と考えたのだ。そして、2人が今回持ってきたのは…………兄弟の合作のオブジェであった。草木と空を思い描けるようなオブジェを作って持ってきたのだ。)   (7/4 13:39:24)
グレー/Nova兄弟 ◆ > 「んじゃ、入るかな……」『だな。……ん?なんか書いてあるぞ?』(と、アレイスは縦看板を読み上げる……)『【ここにあるお供え物を持って帰る場合は、新しいお供え物を置いて行ってください。】……か。なるほど、噂通りだな。……何だかわらしべ長者みたいだよな。俺達が置いたものが次来た人達の物になるかもしれないからな。』「確かに!とりあえず入ろうぜ!」(そして、2人は金貨を取り、代わりにオブジェを置く。ご丁寧に台座のところには雷鏡と、アレイスの名前が掘ってある……)「これでいいのかな。」『多分な。それじゃあ、帰ろうぜ!』(そして、2人はその祠を後にした……この後、先程お供えしたオブジェが誰の手に渡るのか。それは2人には知る由もなかった……)   (7/4 13:39:44)
グレー/Nova兄弟 ◆ > ((金貨→合作オブジェ   (7/4 13:40:24)


シロー/アスラン > 「⋯⋯なんだこれ。⋯⋯⋯⋯っ」((王国のとある場所。偶然見つけた人気の無い場所に建てられた小さな祠の前で、アスランは祭壇に置かれた謎のオブジェ?のような置物を見下ろしていた。祠の入口にあった立て看板を見に戻っても、そこにはやはり『ここにあるお供え物を持って帰る場合は、新しいお供え物を置いて行ってください。』 と書いてあるのみ。まさかこれがお供え物...?片手で無造作にそのオブジェを掴んだ所で、はっ、と瞳を見開いたアスランは、ある憶測に辿り着いて一度手にしたオブジェをすぐに祭壇へと戻した。)   (7/4 16:15:52)
シロー/アスラン > 「⋯⋯ここの祠の御神体か何かか。⋯⋯はぁー⋯⋯」((己の掌を見詰めて、深い溜息を吐く。御神体を片手で鷲掴みして持ち上げたとあればどんな神罰が下ってもおかしくない、人気が無いとは言え、こんなに綺麗だということは定期的に清掃されているのだろう。......こんなヘンテコな御神体が置いてあるから悪いんだろうが、と毒づきたい気持ちを何とか抑えながら、渋々服のポケットから小さな小銭入れを取り出すと。心底嫌そうな表情でまさぐってから、鈍い輝きを放つ金貨を祭壇へと置いた。)「どうかこれでお怒りをお鎮め下さい、星神よ私をお導き下さい。」((瞳を閉じて、何の神が祀ってあるかも知らないままに許しを乞い、ついでとばかりに星神に祈りを捧げてから、静かに祠を後にするアスランだった。オブジェ︎→オブジェ&金貨   (7/4 16:15:54)


山葵/フギンムニン > (静かな石造りの祠。優しく響く水の流れの音を掻き消すように、ごうっ、と風を切り裂く音が響く。……やれやれ。…すっかり変わっちまったよ、何処も彼処も。(とす、と苔むした地面に降り立つ鳥人…ではなく、ペストマスクを被り羽毛の縫われた分厚いマントを靡かせる男。マスクの下では、どうにもハッキリしないはにかみ笑いを浮かべていた。)…キッチリ二年後、この祠の前に…。……と、ちょっとだけ…(蝋封された封筒を太陽に透かし、 中身を見る。押し花と、一枚の写真のようだ。)何だこれ?……誰かの写真か…??よく分かんねぇけど……、あぁ、良い顔してんじゃねーか。(んー、と声を漏らしながら興味深そうに眺めるが直ぐに観察をやめると、祠の土台部分にそ、と封筒を乗せて。)…お、良いもん見っけ。貰っちまえ。(ふと目をやると、祠には一枚の金貨が置かれていた。鈍い金色の輝きを放つその金貨を手に握り締めてマントを翻す。)   (7/4 16:19:00)
山葵/フギンムニン > ……依頼完了、確かに代金は頂いたぜ。(ざぁ、と強い風が吹き全てを拐う。それはその場に居た男さえも拐い……真っ白な封筒だけがその場に残っていた。)   (7/4 16:19:03)

by 山葵様

マリア/火津彌 > 「ふぅ……騒がしいな、王国は……。」祠の前に降り立った狐面の軍服姿の男がひとり。ようやく解放されたというような雰囲気で、周りに人がいないのを確認してからゆっくりと面を外した。火傷に覆われたその顔は、尊華帝国軍少将、鬼灯 火津彌。イモータルの研究の結果を王国に要求するなどの目的で慣れない列車に乗ってここまでやってきたが、どうにも狐面が蒸れて。一刻も早く人気のない所へいきたいと歩を進めていくうちに、この祠へたどり着いたというわけであった。)「供物を持って帰る場合は、新しい供物を……ほう……。」(立て看板をちらと見た後、涼むために洞窟のような祠の内部へ入ってゆく。供物がどうなどと自分には関係ないと思っていた火津彌であったが、祭壇の上に置いてあるものをみてはたと立ち止まった。)「手紙?」   (7/4 16:20:53)
マリア/火津彌 > (御神体の様な不思議な像の近くにあるそれを手に取ると、はっと息を呑む。蝋をとかして紋章を押し固める事で未開封の証となる封蝋。その紋章が『ウェンディア聖騎士団』の太陽の紋章であると解ったからだ。民間人ならいざ知らず、火津彌がたまたま軍関係者であった為に。 紋章の部分は半円状に凹んでいて、シーリングスタンプにしては不思議な形状にも思えた。)「……あ……」(ふと、自分の着ている、黒い軍服を見た。尊華の象徴である花紋章の釦が鈍く光る。)「……釦か?」(非常に謎めいたこの手紙に火津彌は興味をそそられた。中を見れば暇つぶしにはなるかもしれんな、などと考えながら、鞄の中に忍ばせていた魔術書の間に栞のように挟んでその『供物』をいただいた。)「あぁ、新しい供物を置かんとならんのやったか。……とは言っても……。」(ごそごそとポケットの中をさぐると、小さなマッチ箱がひとつ出てきた。馴染みの煙草屋がもうすぐ店じまいをするからと、煙管の刻み葉を買う時におまけしてもらったものだが、狐火の魔術師である自分には必要のないものだ。)   (7/4 16:21:13)
マリア/火津彌 > 「こんなものでも宜しいか?王国の神さん。……ま、宜しく頼みます。」(彼岸花の絵が描かれた可愛らしいマッチ箱を祭壇に置くと、折り目正しく軍帽を脱いだ。尊華は八百万の神を信仰する多神教だ。考え方によっては、王国の神も「八百万」のうちの一つに入るだろう。これからのつかの間の王国滞在が良いものになりますようにと祈りながら、火津彌はくるりと踵を返す。さぁ、休憩はおしまいだ。)「あ〜、煙草屋、探さなあかんなぁ。」   (7/4 16:21:30)
マリア/火津彌 > 手紙&ご神体→マッチ箱&ご神体   (7/4 16:21:41)


ひよ。@ドクター > 「生憎、私は特定の信仰を持ちませんですけど。“行ってみたらどうだ”なんて言われたら、いやあさらに、“面白いものが見れる”なんて言われたら、行きたくなってたまらなぁいのが科学者ってものですよ」日が傾き、空が茜色に染まり出す頃合いに、私は斜陽を背に揺らめく白衣を纏って、そこにあった。王都を離れて暫し、歩いた先にあると言われる祠は確かに、それを観測できた。なんでも、お供え物などと呼ばれるものを、参拝に来た者が取っ替えるのだという。ここ数日、実しやかに囁かれていた噂に流され、なればこそ事実を突き詰めることが科学者の務めにして誉れであると、整備士にして学者、騎士団では“ドクター”の通称で知られる私自らやって来た次第だ。供物を持って帰る場合は、新しい供物を置いていってください。そう書かれた立て看板が、どうにもちんけというか、胡散臭いというか、そういった雰囲気を醸し出していて、だが、不思議と興味をそそる。気が付いたときには、もうすでに足を踏み入れていた。若干、外の赤い光が差し込む祠には、所謂御神体だとか、そう言われるような像と、すぐそばに祭壇のようなものがあり、なるほど。   (7/7 13:22:23)
ひよ。@リック > 「ですです。これが噂の、ですかぁ。ただの像なんですが、これを神に見立てて信仰するのかしら、それはもしかせずとも、私が科学や機械を愛してやまないのと、同じなのですかね。そうしてお供え物はぁ〜なんでしょうかねえ……? ──おっとと、これは」御神体から視線を下ろすと、そこにはマッチ箱ひとつ。彼岸花の燻んだ色合いのイラストは、どこか尊華の文化を思わせる。「なるほどマッチですか……ふぅむ、そぉいえば、そろそろ部屋で使う蝋燭に火を灯すマッチ、切れるんでしたっけ。です」この際だ、貰っていこうか。……ああ、新しい供え物を置くのだったかしら、何か、丁度良いものはないかと、屋敷を探して持って来ていたことを、思わず、忘れてしまっていた。私は、腰に下げた工具ポーチ片手でがさごそと漁り、そうして取り出したのは、……。万年筆。どこか高価そうなもの。キャップ見れば、小さなアクセントとして、エクサンティア家の紋章が彫られている。きっと恐らく、まだ書くことはできるだろうけれど、だが、万年筆よりかは、鉛筆の類の方がずっと私に向いているし、何より、この程度の品は家にいくらでもあるのだから。   (7/7 13:22:49)
ひよ。@リック > ──万年筆を祭壇にそっと乗せた私は、暫しの間、片手に持っていたマッチの箱を見た。そうして蓋を開け、一本取り出し箱の横で擦ってみせる。しゅぽっと快い音とともに、祠の内部が小さく明るくなった気がした。「うーん……ありがたく使わせていただきますかね……あちっ」ふと、飛んだ火花が首元を掠めた。思わずびくりとし、“やれやれ”と溜息を吐いては、火のついたマッチを振るって消し、そうして工具ポーチに箱ごと仕舞い込んだ。「ま、誰かがあのペンで学問に努めてくれると、学者としては嬉しいですけど」   (7/7 13:23:01) マッチ箱&ご神体→万年筆&ご神体


骨牌/エヴリカ > はい、こっちむいて一枚。(パシャリ、静寂が支配する神聖な社に機械音が鳴り響いた。カメラを片手に洞窟の入り口に立つ女は、日焼けした肌のうえに色濃い隈を浮かべ疲れを滲ませながらもギラギラとした飢えた獣さながらの瞳で貴女を見詰める。ここに来たのは取材だ、訪れた者が供物を交換していく神殿があると聞いたのは確か、北へ向かう前だった筈だ。その帰り道此方へと足を運べばどうやら先客がいたらしい、実際に現場に訪れている人物が映っていた方が被写体はより映えるだろうと先方の許可もなく大袋を構えたその姿を写真に収めれば、ジーと硬い音を立ててまだ何が映っているのかも分からない写真がカメラから一枚排出されて)今のお供え物は、……御神体と万年筆? 貴女はどちらを貰うのかしら。ところで参考までに聞きたいんだけど貴女の名前は、あと年齢、どこでこの祠の情報を、貴女は何を置いていくのかしら?あぁ、名前は出さないわ、イニシャルで載せるから。私は新聞記者のエヴリカ・アゾット、新聞っていうのはね……あっ!   (7/13 01:48:58)
骨牌/エヴリカ > (貴女の生業など知らない女は排出された写真をカメラを持っていない方の手で軽く振って乾かしながらよく回る舌でべらべらと一方的に捲し立てるように話を続けるが、その時、びゅうっと夜風が背後から吹き寄せて女の手から写真を奪い、はらりと御神体が置いてあった場所へと落した)   (7/13 01:49:08)


極かき氷/サーマキス > 「んぉ...随分な美女から撮られちまった。Wピースでもしときゃ良かったか?それとも一緒にやる?(随分躾のなってない女だ、許可もなく盗撮とは、次あったら監禁してして仕事中なら今頃お前の首はオレがペロペロしてたんだが...見ての通り暇潰しの旅行気分って訳さ。今日のとこはこの写真で良しとするぜ。残念だがオレもあんたも運が良かった。しかし悲しいかな、折角撮った写真がパーだ。どうしても人を画角に納めたかったら、自撮りでもするといい。それができるならな。...あぁ、名前、良い忘れてた。ザムザってんだ。次あったら拷問してやるよ、エロチックにな。...冗談だよ、それじゃあ...なッ!!!!(ニマニマした笑みを浮かべて、カフカ...サーマキスはこの場を去った。例えるなら忍者のように、その足元に土煙を起こして。とても騎士がやるような行為ではなかった。)   (7/13 02:34:15)


骨牌/エヴリカ > ……なにこいつ。(思わず口をついて出た言葉がそれだった。写真を拾い上げた女、そう女は、一瞬理解を拒む言葉を吐くだけ吐いて嵐のように去っていった。後に残されたのは大きな袋、これが彼女が祠に残した供物だろうか。なんとなく首筋に薄ら寒いもの感じて首筋を片手で撫でながら奥へと歩み寄ると袋へと手を伸ばそうとして、すぐに思い直してカメラを構え一枚を写真に収めた。パシャリ――仕事中、一体なんの仕事なのだろう、強烈な印象を残して消えた女の容姿を思い出そうとするが霧を掴むように思い出せない。彼女は本当に女だったのだろうか。)   (7/13 02:49:06)
骨牌/エヴリカ > 魔術師、ザムザ。(ぽつりと彼女が残した名前が零れ落ち、荒れた指先が無意識にルージュの剥がれた唇を撫でた。探ってみる必要がありそうだ、この名前を知る者は誰がいるだろう、軍人。軍関係者がいいだろうか、カメラが吐き出した写真を受け取って袋を拾い上げるとエヴリカは祠を睨み付ける。信仰なんて糞喰らえ、そう思ってやまないが今日の出会いは交換の供物としては得難いものだった。この場所には感謝していい記事を書いてやろう。数日後、王国で流行りはじめた新聞記事の隅に、月光に映える神秘的なご神体の姿と地面に落ちた袋の写真が掲載されるのだった。匿名希望Sさんの「次はダブルピースで撮ってくださいね!」という好意的な証言と共に)〆   (7/13 02:49:15)