この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

コーフ&ヨハン

寒空の下

グレー/コーフ ◆ > ヨハンサーん!ヨハンサーん!(と、彼女は夜のウェンディアの王都を走り抜ける……自分の発言、元い失言に気づき……謝罪をするために、先程出ていったヨハンを探していた。もっと別の話すこともあったはずだ。なのに、あんな差別的な発言をしてしまうのは、どう考えても私自身が悪いと言うことを考えながら…息が白くなる……冬の王都はよく冷える……)   (12/19 00:32:22)


マリア/ヨハン > (こんな時、家の爺やなら追いかけてきてくれたのに……。ヨハンは勢いのあまり飛び出したことを後悔して涙を零していた。この数ヶ月、色んな家を渡り歩いてほとんど施しで生きてきたようなもので、こんな寒い日に野宿なんて出来る装備はないし。……またこれを売らなきゃ行けない時がきたのかな、と短剣についた飾り宝石を見つめると、どこからが声がした。自分を呼ぶ声……)「……あの子の声じゃねえか。」(振り返り、戻りたくなる気持ちを振り払うようにふるふると頭をふった。今更どんな面下げて会えばいいんだ。あそこまで啖呵を切ったからには、自分からなんて行けない。……そう思いながらも、見つけて欲しいと言わんばかりに足はその場から動かなかった。)   (12/19 00:38:26)


グレー/コーフ ◆ > はぁ……はぁ……一体どこに居るんだろう……(と、白い息を出しながら、辺りをキョロキョロと見回した……そうすると、先程見た姿が……)はっ!ヨハンさん!(と、走っていくが、勢いを殺しきれなかったからか、思いっきり後ろから抱きついてしまう形になる……)……あの時は……本当に申し訳ありませんでした…(と、涙を流しながら……恐らく走っている途中を涙を流していたのだろう。目が少し赤くなりながらも、相手に謝罪の言葉を述べる……)私の失言で、ヨハンさんを傷つけてしまって……   (12/19 00:43:46)


マリア/ヨハン > 「……なんで追いかけてき、」「……うわっ!?」(ふい、と背を向けた瞬間、その背中に触れた人肌に驚いて声を漏らした。暖かくて、柔らかくて、咄嗟に強がる言葉を失って何も言えなくなる。)「………。」(震える声が背中に伝わり、啜り泣くのが聞こえた。初めて会った俺みたいな奴の為に、どうして泣いたり出来るんだ?どうかしてる……本当に、どうかしてる。)「……べつに……」(それっきり、何も言えなくて、だけど背中に伝わる暖かさを振りほどく事もできないまま、少し顔を赤らめて俯いた。女の子に密着されたことより何より、今はガキ臭い自分自身が恥ずかしくて。)「……もういいよ、俺も、カッとなったし……店、戻ったら。」   (12/19 00:59:44)


グレー/コーフ ◆ > わた゛しが……なっどぐでぎないがら゛ですよぉ……(と、彼女は少し呂律が回ってない状態でそう続ける。)グスッ……私のせいで……私の……(と、余程反省しているからか、それとも自分の発言に罪悪感を感じているからか……その涙はなかなか止まらない……)   (12/19 01:04:59)


マリア/ヨハン > 「……も、もういいってば。泣くなよ。」(どうしてこんなに泣くのだろう。あの時カッとなって聴き逃そうとしたけれど、そういえば言ってたっけ。〝師匠もそうだから〟……って。あの雷鏡って男は、ヨズア人なのか……。そっか、だからか。)「……」(一旦落ち着くと、今度は気まずさが流れる。飛び出してきたこっちが慰める立場になるなんて、ちょっと不思議な感じだし。)「……そろそろ離れてくんないかな、胸、当たってるけど……」(ふう、と白い息を吐き、手を額に当て、困ったような、ちょっとからかうような、やれやれと言った口調でそう言った。)   (12/19 01:22:45)


グレー/コーフ ◆ > うっ……うっ……(と、彼から離れて、その涙を拭った。しかし顔は少し赤いままだ。)なんかすみません……急に抱きついたりなんかして……その、色々と……あと……(と、彼女はモゴモゴし続ける……どうやら色々とまだ整理がついていないようだった……)   (12/19 23:11:39)


マリア/ヨハン > 「……何度も謝んなくていいよ、大丈夫だから、もうっ……調子狂うなぁっ……」(頭をぽりぽりと掻いて、ため息を零す。店に戻ったら?と言ったけれど聞いてくれないし……)   (12/19 23:17:47)


グレー/コーフ ◆ > それじゃあ、帰りますか?一緒に師匠の所に。(と、彼女はその手を差し出す。もうさっきのことは振り切ったようで、今はいつもの元気な彼女が戻ってきた……しかし、少しだけ。少しだけ成長した彼女がやってきたのも事実だ。)多分師匠の事だから心配してますよ?私たち、いきなりお店を出ちゃったし……(と、苦笑いしながらもそう言う。)   (12/19 23:19:55)


マリア/ヨハン > 「……ん、」(鼻をすん、と鳴らして彼女の手をおずおずととる。なんか気の利いた事言わなきゃ、と思うけれど張った意地が邪魔してヨハンはうつむいたままだった。)「………えと……その……いいのかよ?俺、一文無しだしさ。アンタにとってなんにも良いことなんかないぜ。」   (12/19 23:23:30)


グレー/コーフ ◆ > いいですよ!せっかく師匠が泊めてくれるって言ってるんですから!そのついでに師匠に色々聞いちゃってくださいよ!(と、彼女は笑顔になりながら、そう話す。それに……)もしあれだったら私に甘えてもらっても大丈夫ですよ?(と、少し顔を赤くしながら少し恥ずかしそうにそういう……)   (12/19 23:32:59)


マリア/ヨハン > 「……ほんと、あんたといると調子狂うなあ。……俺をどうしようってんだよ。全く。」(にへ、と笑ってヨハンは彼女に付き従うように、あるき出した。)「……この事……アイツには内緒だぞっ……!」(大見得を切って飛び出したのに、のこのこ戻るなんて知られたらいよいよどうしようもない。だけどなんだかんだやっぱり女の子には弱いし、冬の寒さにも耐えられそうもないヨハンであった。)   (12/19 23:43:59)