この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

コーフ&ヨハン

旅は憂いもの辛いもの

グレー/コーフ ◆ > ただいま帰りましたー!(と、彼女は声を出しながらその扉を開ける……そうすると、彼女は奥に師匠とは違う男性がいることを確認するだろう。師匠よりも少し身長の小さい、自分よりも恐らく年上かと思われる男性だ。)こんばんは!もしかして宿泊される方ですか?(と、傍によって質問してみようか。その様子は16のあどけなさがかなり出ていた……)   (12/16 21:34:24)


マリア/ヨハン > (洗い物が一段落して、椅子にふんぞり返っていると入り口の扉が開く。かわいらしい声と共にあどけない少女が入ってきた。)「……おあっ?」(これが雷鏡の言っていた弟子とやらだろうか。まさか女の子だとは思わなかったヨハンはびっくりして目をぱちくりさせた。)「あ、ああまあね。ヨハンってんだ、しばらくの間厄介んなるよ。きみはあの、雷鏡ってヤツの弟子?」   (12/16 21:38:59)


グレー/コーフ ◆ > ヨハンさんですか…はい!私は雷鏡師匠の弟子のコーフです!……まぁ、信仰の対象は違いますがね……(と、苦笑すると、奥の洗い物に目をやると……)え…?ちょ……汚っ!?(と、即座にその場に着く。普段からその担当をしているからか、手際よく、そして美しく洗っていく……そうして、その器をしっかりと片付ける……そうしてから、ついでと言わんばかりに魔術で氷を生成してから冷蔵庫の氷入れの中に入れる……どうやら彼女の力に寄って冷蔵庫は機能しているようだ。)まさか、今の洗い物あなたが?(と、聞いてみようか……その顔は少し怒りを感じるが、しかし可愛い。)   (12/16 21:45:56)


マリア/ヨハン > 「あ~……そうだけど?」(まさかあなたが?と聞かれれば、手を後ろにやってぽりぽりとかいた。ヨハンなりにやってやったつもりだが、目の前でやり直されるなんて露骨にケチをつけられているんじゃないかといやでも察しがつく。精魂込めてやったとはとても言えないが、それでも彼なりにこなしたつもりだ。ただ、皿の裏まで洗わず汚れを水で流しただけというのがよくなかったのだろう。怒られ慣れていないヨハンはわかりやすく不貞腐れて、話しを逸らそうとした。)「ところで、さっき魔術を使ってたよな?アンタ魔術師なんだ……。」(まさか騎士団の人間じゃあるまいな、自分はヨズア人だぞ、と少し警戒した様子で聞いてみようか。)   (12/16 21:51:04)


グレー/コーフ ◆ > はい!師匠を超えるべく、仕事の合間でも、鍛錬は欠かせませんね!(と、彼女は自慢げにそう語る……そうした後に)多分ヨズアの方ですかね…?まぁでも、お客さんを追い出すようなマネはしませんよ。(と、彼女は首をこてんと傾ける)   (12/16 21:57:44)


マリア/ヨハン > 「………」(彼女の最後の一言は聞き捨てならなかった。当たり前だろ、ヨズア人ってだけで追い出されちゃたまったもんじゃない。この女も可愛い顔して、差別が根付いているんだなと軽蔑の目を向けるが、口には出さなかった。今日ばかりは居候の身だ。すぐに出ていってやるけどな。)「……ま、なんでもいいや!女の子が居ると華やぐね。客室用の部屋は知ってんだろ?夜寂しかったら会いに来たって構わないぜ、な~んてな、ははっ!」(と、軽口でからかいつつ椅子から立ち上がった。)   (12/16 22:03:24)


グレー/コーフ ◆ > まぁ、ヨズアの方だからといって私は何も言いませんよ?……まぁ、師匠が実際そうだから、多分あんなふうに優しい方が多くいらっしゃるのかなぁ……なんて思ってますがね……(と、コーフは「お腹すいちゃった……」と言って、買ってきた食材で適当に何かを作り始める。見たところ唐揚げでも上げているようで……)もう少ししたら出来上がるかな♪(と、楽しそうにそれを作っている様子だ…そうした後に、彼女は机の前に移動して食べ始める……)   (12/16 22:07:31)


マリア/ヨハン > 「……当たり前だろ?」(彼女の言葉に、ヨハンはもうイラつきを隠せなかった。低い声でそう言うと、ばん!と大きな音を立てて机を叩く。)「アンタ、考えてもみなよ!『ウェンディア人だからと言って追い出さない』とか、『ウェンディア人だからといって何も言いませんよ』とか言われたらどんな気持ちだ!?そうやって、理解があるとかなんとかいって近づいてくるヤツのうさんくささには反吐が出るね!そんなふうに言われる筋合いすらないんだ、わかんねェだろうなぁ!なんにも言わねェってのはな、雷鏡みたいな奴の事言うんだよ。クソ女、出てってやるよ、こんな所!」(呑気に唐揚げを食べ始めたコーフを尻目に、荷物をひっつかんだ。やっぱり王都に来たのなんか間違いだったんだ。俺の居場所はヨズアにしかない。店を飛び出してしばらく走った後、振り返ると、後ろにはもう誰も居なかった。こういう時、実家ならば爺やが追いかけて来てくれたりしたのに。王都の冬は厳しくて、慣れない孤独にぽろりと涙を零した。)〆【旅は憂いもの辛いもの】   (12/16 22:46:22)