この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

雷鏡

新たなる居候と、家主の悩み

グレー/雷鏡 ◆ > はぁ……(と、万事屋の主、雷鏡は悩んでいた。というのも、彼が以前招き入れたヨズアの旅人、ヨハンについてだ。彼に色々と頼んでは見るものの……皿を表せたらさらに汚くなって帰ってくるし、薬作りのアシスタントを頼んでみたら、指示した調合量と逆の量を入れたりと、何かとミスを頻発しており、更に、自分の弟子であるコーフにもちょくちょくちょっかいをかけているそうだ。これほ家主としては放っておけない事情だ。しかし……)まずひとつ気になるのが……あいつ本当に旅人だよな…?それにしては野草の知識も少ないし、(雷鏡が多いだけの可能性も無きにしも非ず)サバイバルの知識を問うてみてもあまり知らないらしいし……(と、彼はそもそもの話、ヨハンが本当に旅人なのかどうかという点において疑問点を感じていた。旅をしているのならば、それなりに体力だったりとか、知識だったりとかが身についているはず。しかし、必要最低限の知識もないまま旅人をやっているとするならば………?本人にとっても危険極まりないのだ。)   (12/16 00:53:10)
グレー/雷鏡 ◆ > とりあえずは……っと。(と、丸太を前に刀を抜き払い……木の彫刻を一瞬で完成させる……彼にとっては、この芸術と言える仕事はストレス発散に役立っているらしい。本人も最近になってようやく気づいたのだ。良くも悪くも、あの旅人は自分の見えなかった点に目を向けるきっかけとなったような気がする。)まずはあいつとさらにしっかりと話をつけておかないとな……サバイバル講義もしかり、一般常識もしかり……色々教えてやらねぇとな。(と、彼はそう考える。それから、彼は彫刻品を作りながら、どのようなことを教えるか……ということを考えながら、その作業に没頭していく……) 【新たなる居候と、家主の悩み】   (12/16 00:53:23)