この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

狐意に恋せよ乙女

ゑゐりあん/董 > (悪酔い親父からのプロポーズモドキを受けた董は)あぁぁぁっっっ!!!バカバカバカバカバカァァァ!!!!(自室の布団に顔をうずめ悶えていた。渾身の蹴りを避けられ、しばし茫然としていた董だったが、周囲の野次馬女性兵士や同行した糸依に愛の告白モドキを聞かれた羞恥心が徐々にこみあげてきて、再び全速力で自室へと逃走。部屋に着くなり玉響を放り出してベットにダイブしたのだ)っっっぁあああ!!くそっ!くそっ!くそぉっ!!!頭から離れないぃぃっ!!!(布団に顔をぐりぐりと押し付け、脳裏に浮かぶ火津彌の顔と声をかき消そうとするが、消えるどころかむしろこびりついて離れそうにもない)うぅ~~~~……っっっ!!!(顔を真っ赤にしてうめき声をあげる董)あ…あんなの…ずるいじゃん…ッ(彼のことはそんな視線で見ているつもりは、少なくとも董の中ではなかった。しかし、彼の言葉を聞いてそんな考えは一気にひっくり返されることとなった)   (10/7 20:19:42)
ゑゐりあん/董 > 酔ったノリで言ったに決まってるじゃん…そうに決まってるじゃん…ッ(それは間違いない。実際、董もそれは確信していた。…が)決まってるのに…なんでなのぉ…ッ(それでも頭の中から火津彌が消えることはなかった。その理由は、董も理解していた。嫌だが、理解していた。嫌というほど理解していた。確信はないが、理解はしていた)私…あいつのことが…好き…なのかなぁ…(ポツリと結論を漏らす董)…なわけ。ないじゃん(そして、その結論を鼻で笑った。私があのバカのことが好きだって?それこそ)バカだよ。ばーか(そう言って董は眠ることにした。恋だとか、忠誠だとか、憧れだとか、嫌悪とか、好意とか)好きとか。…どーでもいいや。私バカだもん。そんなの、わかんないや(もし、その気持ちに気付くときが来たのなら、その時の判断はその時の自分に任せよう。今の自分にできることは、ただあいつに付いて行くことだけである。そして董は無理やり思考を中断し、布団にくるまって眠ることにした。今まで全く芽を出さなかった彼女の部屋の小さな植木鉢に、可愛らしい芽が出たのは、きっと関係ないだろう)   (10/7 20:19:45)
ゑゐりあん/董 > 【狐意に恋せよ乙女】   (10/7 20:22:35)