この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

ローザン

枯れ落ちた言葉

木場田/ ローザン > (産まれ。)(落ち。)(この世に。)(再び───) (硝煙。)(言の葉は、紡がれる。)(神を宿す、強い言葉。) 「ビ────────ナ………………………………。」 「エフ─────タ……………………。」 (もはや、顔すら思い出せない。しかし、愛しく脳漿に滲んだ、字を、囈言のように垂れ零す。) (その声を、聞く者など、いない。) (復活したイモータルの言葉に、神は最早、宿っていなかった。) 「これが─────」「神罰か───────」 (ナニカ、自分とは、違う意識が混じる。) (そして、それもいいと思う。) (神の) (御心の儘に────) 【神罰を下せ】 「フフ─────」 「 最早  言 の 葉 は 枯 れ 落 ち た 。 」 (神罰の代行者が、また一つ、戻ってきた。) 『枯れ落ちた言葉』 〆   (10/7 11:32:19)