この世界では、
”言葉”が魔力を持っていた。

董&竜灯

デフォルト

ゑゐりあん/董 > だーかーらー!馬鹿火津彌の昔を知ってるんでしょ?それを私に教えて欲しいって言ってんの!(帝都にある居酒屋。そこでとある男女が何やら話し込んでいた。ざわざわと騒がしい店内に負けないくらいの声量で声を荒げる女。帝國軍兵士であり、少将火津彌の部下、董だ。彼女は同僚であり先輩でもある竜灯を食事に誘った。とある条件付きで。その条件とは「火津彌がどんな人物かを教える」という内容である。董が火津彌の部下になったのはつい最近のこと。そして宵宮でのとある一件で董は彼自身について強く興味を抱き、彼と親しい竜灯に話を聞くことにしたのだ)馬鹿火津彌と昔からの顔なじみなんでしょ?竜灯先輩は。だから色々と教えてよ。あいつの過去をさ(とは董の談である。そんなわけで二人はこんな居酒屋で食事をしているのである)   (9/15 23:50:35)


シロー/竜灯 > 「まあまあそう焦らんでも、董さん。ほれ、刺身が来たぜよ!ここの刺身は絶品じゃ。そうそう、火津彌さんとも此処で酒を呑んだ事があるぜ────っぷはぁ!まったく!最高ぜよ!」((既にある程度お酒が入っているのか、それ以上にこの「空気感」というものに、そして酒を飲んでいるという事実が酔いとは別に竜灯の気持ちを昂らせ、普段より幾らか声のトーンを高めさせていた。だが負けず劣らず、ぐいぐいと声を張る貴女に態とらしく肩を竦めると、運ばれていた大皿の白身魚の刺身に視線を落とし、机を挟んで貴女に向けていた視線を机へと落とすと、山葵が溶かされて緑がかった醤油をくぐらせて、口へと放り込んで数秒。掻っ込むように尊華酒を流し込んで熱い息を吐き出した。最早、貴女の気を引く為に「火津彌とここで呑んだことがある」という思い出話を口にした事すら忘れているのか、首を傾けて目を細めると、深く頬杖をついて貴女を見つめた。)   (9/16 00:20:04)
シロー/竜灯 > 「先輩と呼ばれるのは初めてじゃの、⋯⋯いや、そんな事よりなんぜ、董さん。そうまでして火津彌さんの事が知りたいがか?アレか?アレなのか?董さん?ん?」(大方、上司である火津彌の過去が気になるだけだろう。そう踏んでいるからこそ、冗談交じりに口元をにやぁ、といやらしく緩ませて、頬杖をついてない方の手で小指を立ててみせたのだった。   (9/16 00:20:15)


ゑゐりあん/董 > わ…わかったよ…(否定したら逆に怪しまれると言われ渋々了解する董。こういうのは初めてだから加減がわからない。それに、あいつのことは別に好きじゃないのだ。ただ、常に頭の中であいつのことがちらついて気になるだけで、別に好きなわけでは…。そういえば、と。ふと竜灯との出会いを思い出す。そう言えば彼と初めて会ったのは火津彌と出会った時と同じであった。自分を捕縛しようとした彼の足を思いっきり踏んづけて逃走したのだ。軍に所属して彼がいた時は随分とバツが悪く謝罪もしたが、彼は笑って許してくれた。器の大きい男である)丸くなったほうなの…?あれで?(火津彌が丸くなったと聞くと、きょとんとした顔で返す董。あれで丸くなったというのならば、昔はどれだけの人物だったというのだろうか)…戦争をほぼ無断で仕掛けたって…。…見かけによらず良い根性してるんだなぁ…(緑茶を呑みながら苦笑する董。確かにそれだといくばくか丸くなった。…のかもしれない)…先輩と馬鹿火津彌って、付き合いはどのくらいなの?(ふと気になって聞いてみた。もし彼と同期なのだとすれば、随分とその差は開いてしまっているが)   (9/16 00:47:03)


シロー/竜灯 > 「うん。まあ、俺らは軍人やきの、戦争してる時と平和な時で違いがあるくらい、普通やとも思うがの。もしまた戦争になったら、火津彌さんの活躍が見れるかも知れんぜよ。」((「勿論俺が一番だけど」と付け足すのを忘れてしまって、間も悪いしとしぶしぶ出かけたのを飲み込んだ。よくよく考えれば、戦争が仕事の軍人が、平和な時と戦争の時でがらりと性格が変わること位珍しくない。国を背負っているのだし、何より自分の命が掛かっているのだ。過度なストレスの中で普段通り過ごせる人間の方が珍しいだろう。そう思うと、本当に今の平和な時間がとても大事だと思った。素晴らしい事だと思う竜灯だった。)「⋯⋯言われてみれば。いつからかの、ひい、ふう、みい⋯⋯俺が15ん時に軍人になって、そん時にはもう...そうぜ、そん時には既に俺の上におったちや。佐官といって、俺達兵の上の役職ぜ、今は無いけどの。⋯⋯⋯ほうか、もう、そんなに経ったか⋯⋯。ほうか⋯⋯。」((両腕を体の少し後ろについて、体重を後ろに預け、天井を見上げるようにして呟いた。電球の眩しさに瞳を細め、明かりがじわりと滲むのを感じながら、昔の思い出につい浸ってしまった。   (9/16 01:06:57)


ゑゐりあん/董 > …ふぅん。戦争のときに…ねぇ(自分だって仕事の時とプライベートの時とではガラリと性格が変わると自負している。戦時中と平時中で性格が変わるのも珍しくはないだろう。しかし、戦争が起きると彼の活躍が見られるのか。…しかし、どうしてだろう。彼が戦争に行ってほしくないという思いがある。彼に、死んでほしくないのだろうか?)へぇ。そんなに早いんだ。えっと…確か六歳差だっけ?ってことは…えー…(と、計算を始める董。頭を使うのは少々苦手故時間がかかってしまう)21歳!21歳で並の兵士よりも上だったんだ…すごい…(21と言えば自分とあまり変わらない年齢だ。しかし彼はその年齢ですでに頭角を現していたのだ)…適わないなぁ(やはり彼はすごい。自分のことでもないのに、何故だか嬉しくなって笑みを浮かべる)   (9/16 01:17:25)


シロー/竜灯 > 「お、おう。そうぜよ。多分、たしかそうだった筈ぜ。うん」(竜灯の悪い所が出た瞬間であった。腕を組んで、誤魔化しの為か、それとも必死で思い出そうとしてか天井を見上げ。うんうん、と諦めたのか何度か頷いた。⋯⋯⋯⋯実の所、竜灯は言うほど火津彌との関係が長い訳ではなかった。当時、誰が佐官だったのかなんて全く記憶にないし、無論他の上官の記憶すらも曖昧であった。自分より上の彼等に強く興味を持っていなかったし、自分が追い越す相手でしかないと本気で思っていたが故のことであった。しかし貴女と話している内につい、出てしまった虚偽の馴れ初めに今更否定することも出来ず、そういうことにしておいた。気付いた時には佐官であった、というのが答えである。正直冷や汗ものではあるが、まあ、董さんが相手でよかった、などと侮辱ともとられない事を考えていた竜灯の耳は、静かに響いた貴女の呟きを拾っていた。『敵わない』。その言葉への返答に、竜灯は腕を組んでいた腕を恐ろしく静かに下ろすことで示した。)   (9/25 17:31:06)
シロー/竜灯 > 「何を鼻から。全くおまんは。⋯⋯なぜ笑っちょるがか」(言葉から一瞬感じた「諦め」の感情に、ほんの少し真面目な表情を浮かべかけた竜灯だが、貴女の顔に浮かぶ笑みを見て、毒気を抜かれたか困ったように口角を上げた。胡座をかいた膝の上に下ろしていた腕を再度上げ、机に頬杖をつくと竜灯は続けていく。)「まぁ兎角、敵わないと言っちょったら一生敵わんままじゃ。いいか?おまんはもう立派な軍人ぜ。やけんど、おまんの言葉に宿るのは責任だけじゃない、全てじゃ。」(ぱぁ、と両腕を広げると身を乗り出すように体を前倒しに。じい、と澄んだ黒瞳で貴女を射抜くと、目を見開いて力強く語った。)「結果の前に行動、行動の前に意思、ほいで意志を支えるのはおまんの言葉ぜよ。」(とん、と己の左胸を拳で叩く仕草の後に、握り拳を解いてお猪口を手に取った。)「無理だと言われても思っても、何があっても、ぜよ。さあ、今ここで、言っとうせ───火津彌さんを越える!と、さあ!」(ゆらゆらと八分目程まで尊華酒が注がれたお猪口を手で揺らしながら、急かすように捲し立てた。声高な宣言で飲む酒は美味そうだ。   (9/25 17:31:19)


ゑゐりあん/董 > (若干様子のおかしい竜灯だったが、董は気づくことがなく、彼の言っていることが虚偽の話であると気付くことはなかった。すると、何故笑っているのか?と言われきょとんとした表情を浮かべる)わ…笑うって…私笑ってた…?(どうやら無意識だったようだ。どうして笑ったのか、笑った事実すら覚えていない董にその答えを解き明かすことはできなかった。何が何だかよくわからずにいると、彼が何かアドバイスらしきことを言い出してきた)言葉に宿るのは責任だけじゃ…ない(彼にじっと見つめられ言われた言葉を繰り返す。一体何を言っているのだろうか?と思ったが、もしかして彼は“もっと火津彌と親密になれ”とでも言っているのではないだろうか?彼ともっと親密になれば彼のことを知れるではないか、竜灯はそう言っているのではないのだろうか?今までだったら彼に近づくことは無理だが、今は彼と同じ軍人という立場にいる。だから近寄ることができるだろう?彼は、そう言っているのか?)   (9/26 13:33:10)
ゑゐりあん/董 > 意思を支えるのは…私の…言葉…!(彼の言葉を反芻し、そしてお猪口を取る。そうか、そう言う事か。彼を越える。つまりは彼の持つ高い高い心の壁を越えるという事か!それはつまり彼と親密になれという事!)私は!馬鹿火津彌(の心の壁)を越える!(声高々に宣言し、酒を一気に飲み干す董)きゅぅ(が、元々酒を飲むような性格ではないのもあってか、彼女に一気飲みは無理だったようで、一気に顔を真っ赤にして後ろに倒れ込む董)うへへ~(何とも幸せそうな顔をして目をぐるぐると回し天井を見つめる董。ダウンである)ほじゅみぃ~…ぜったいこえりゅかりゃにゃ~(回らぬ呂律を必死に回し、宣言を繰り返す董。二人の間で、認識の齟齬が行われていたとはつゆ知らず)   (9/26 13:33:14)


シロー/竜灯 > (何度か反芻するように自分の放った言葉を繰り返す貴女を視界に収めながら、竜灯は相槌の代わりに首を上下させるに留めた。段々顔つきは良いものになっていく。揺れるような瞳に、きっ、といつしかのような強さが垣間見えたよな気がして、それに呼応して竜灯の顔付きも勝気な笑顔に変わっていく。)「おう!その意気ぜよ!守山に負けぬくらい、天を衝くくらいの意気で往くちや!⋯⋯おうい!すまんのー!尊華酒をもう一杯じゃ!」   (9/29 12:49:39)
シロー/竜灯 > ((徳利を掴んで、高々と掲げたものの軽すぎる感覚にもう酒が無いことを察し。大きな声で部屋の外へと呼び掛けた。持ち上げた空の徳利を机の上に戻すと、さっきまであった貴女の姿が無いではないか。少しだけ腰を持ち上げれば...成程、大の字になっていた。やれやれと言いたげに肩を竦めると、特に声を掛ける事もなく、僅かにお酒の残った自分のおちょこを手に持った。)「面白い女ぜよ────」(火津彌さんにしては、中々面白い女を捕まえたと思った。だけど、正直)「若いの。」(軍人としても人としてもまだまだ白紙に見えた。故に)「楽しみぜよ。」(多分、董さんがどうなるかは、火津彌さん、きっとおまんに掛かっちょるぜよ。育児放棄は良くないちや。⋯⋯そのまま一人飲み明かし、膨れ上がった食事代はそのまま、期限のない口約束の借りとなった。)【デフォルト】   (9/29 12:49:46)